WS000303


いつもブログを拝見させて
いただいて参考にしてます。

質問させていただきます。
 

いつも通っている場所は外洋が
近い港湾部で水深はわりとある
場所なんですけど、

先先週ぐらいの大潮満潮時に
シーバス釣りを始めて、
初めてバチパターンで結構釣れました。

 

同じポイントで長潮、若潮みたいな
潮が動いていない時、

明らかに雰囲気は違うんですけど
ナイトゲームでどういう風に
攻めればいいか分かりません。

 

ボラの跳ねる音や魚の捕食音?は
結構聞こえるので魚がいることは
間違いないと思います。

しんさんなら、
どういう風にせめますか?

 

この時期に使うルアーなんかも
教えて欲しいです。

 

よろしくお願いします。
 
 
 

と、言うのが今回の【Q&A】
 
 
 

私はよく、いろんなところから
いろんな相談や質問を頂きます。
 

よくある質問や
緊急性の高い質問など
当ブログの記事で
お答えしていきます。

 
 

あなたもお気軽に問い合わせて
頂けるとうれしいです。
 
 
 

よろしくお願いします。
 
 
 
 

状況を分析してみよう

こんにちは、しんです。
 

お問い合わせ、
ありがとうございます!

私のブログへ遊びに来て頂いて
超うれしいです。
 

バチパターン、初シーバス、
おめでとうございます!
 
 

長潮、若潮まわりの港湾部ですか。
 

なるほど、難易度はけっこう
高めですね。
 

でも、大丈夫です。
 

いくつかのポイントを押さえれば
シーバスを釣るのは可能です。

 

大爆釣とはいかないですが。
 
 

では、順を追って
見ていきましょう。
 
 
 

バチパターンで釣れたんですから
バチ抜けがいい感じで始まって
いると思います。
 

バチ抜けは一般的には大潮の
満潮時の夕方に起こります。
 

ですが、あなたもお気づきのように
中潮まわりや小潮まわりでも
バチが水面を泳いでいる事が
ありますよね?
 

大潮以外の時にバチ抜けしているかは
ハッキリとは言えませんが。
 
 

でも、バチはベイトとして
確かに存在しています。
 
 

ただ、注意しなければいけないのは
今の時期のベイトがバチだけでは
ないという事ですね。

 

実はこの時期のベイトには
アミや魚系マイクロベイトも
混じってきます。
 

いずれも相当やっかい
ベイトパターンで簡単には
いきません。
 

アミとはごく小さい3センチくらい
までの小エビの事です。
 

魚系マイクロベイトとは、
5センチ以下の魚類のベイトで
ボラの子供や稚鮎、メバルの
子供などの小さな魚たちです。
 
 

いずれも小さすぎてシーバスルアーで
表現しにくいベイトたち。
 

そして、これらのベイトを
シーバスが偏食するので、
その時シーバスがどのベイトを
捕食しているかを知るのが大切です。
 
 
 

回の状況から見てみると、
長潮若潮は大潮の時からだいぶ
経っているので、バチの数は
けっこう少なかったはずです。
 

でも、数匹は居たでしょう。
 
 

は、アミは?

あなたは捕食音?が聞こえると
教えてくれました。
 

アミの捕食音は非常に小さく、
チュポッ、チュポッと吸い込む
感じの音で、経験していないと
気づくのは難しいです。
 

ですから、これは無いと思います。
 
 

そして、捕食音が聞こえるという
事はシーバスが水面に出ている
という事なので、魚系マイクロベイト
パターンの可能性があります。
 

単純に見れば、潮まわりの関係で
バチは少なく、魚系マイクロベイト
の方が多いという状況が
出来上がっていたはずなんです。
 

でも、シーバスは確実に数が
多い方のベイトを狙うわけでは
ありません。

 

というわけで、魚系マイクロベイトか
バチかは分かりません。
 

だから、両方のパターンを
試す必要があるんです。
 
 
 
 

長潮、若潮時の特徴

次はいよいよ気になる潮まわりの
攻め方について見ていきましょう。
 

潮があまり動かないとシーバスの
活性が下がるんですが、この時
何が起こっているかというと、

まず、シーバスのレンジが
下がります。
 

そして、ベイトを追う距離が
活性の高い時に比べて
かなり短くなります。
 

そして、シーバスのテンションが
下がります。
 

ですから、ボトムやストラクチャーに
張り付いて動かなくなってしまいます。
 
 

ですが、捕食をやめる
わけではありません。
 

だから、ベイトが集まる
流れを探してください。
 

潮まわりが悪くても水域変動や
滞留があるので必ずどこかに
流れが出来るタイミングがあります。

 

流れが出来ればそこには
ベイトが集まりますから、その位置と
タイミング
を探してみてください。
 
 
 

他にはストラクチャーを徹底的に
丁寧に攻めたおす
という方法が
かなり有効です。
 

これは、よりタイトであれば
あるほどシーバスがバイトして
くる可能性が高いです。
 
 
 

そして、ボトム付近もアツいです。

こちらもストラクチャーと
似たようなもので、丁寧に探れば
探るほどいいです。
 
 

岸壁際もストラクチャーの部類
入るので忘れずに探ってくださいね。
 
 
 
 

私が使いたいと思ったルアー

使用ルアーですが、バチの時期
なのでバチとマイクロベイトの
両方に対応出来るルアーを
使うのが簡単です。
 
 

捕食音が極端に少ない時は
レンジを下げられるように
しておいた方がいいです。
 

だから、ワンダーやカームが
オススメ
です。
 

これらなら、底バチにも対応
出来ますから持っていると便利ですね。
 

バチは抜けているけど表層に
それらしい気配が無いという
底バチパターンと呼ばれる
パターンもあります。
 
 

これは、バチが抜けるフィールドの
ボトムにシーバスの群れが待ち構えて
いて、バチが地面から抜けた瞬間に
シーバスに食われる、というパターン。
 

このパターンを釣るには、
ワンダーなどのシンペンを底まで
沈めてから、ゆっくり巻き上げる
というのを繰り返します。
 
 
 

表層から少しレンジを下げたい
時にも、この手のシンペンは
役に立ちます。

 

そして、表層付近を丁寧に
探るには、ベイルーフ・マニックの
小さいヤツがオススメ
です。
 

これは、バチとマイクロベイトの
両方に対応出来るので、とても
おいしいルアーですね。
 
 
 

また、マイクロベイトパターンも
考えられるので、パワーブレードや
クルクルリベンジなどの
ブレード系のルアーも欠かせません。

 

このクルクル回るブレード
マイクロベイトとしてシーバスの
反射喰いを誘います。
 

もちろん、ストラクチャーの
際をタイトに通すのにも
ベストマッチします。
 
 
 

うひとつ、オススメが。
 

ラパラCD7かCD9です。

 
これは岸壁を探る時に凄く
使えるルアーです。
 
 

着水したらカウントダウンを
始めて、ルアーがボトムに
着くのを待ちます。
 

そして、そのボトムに着くまでの
時間をカウントしておいて、
次からはボトムの少し上のレンジを
引いてくるといい感じです。
 

ラパラCDはこうやって
レンジを調整するミノーです。
 

もちろん、上からレンジを刻んで
いくのもオススメです。
 
 
 

以上がこの時期、あると助かる
ルアーたちですね。
 

ですが、ルアーというのは
使いこなして初めてその効果を
発揮できます。
 

だから、もしあなたが
ほぼ完全に使いこなせるお気に入りの
ルアーでもあれば、それを使って
パターンに近付けて行った方が釣れます。
 
 

使いこなしていないルアーは
場合によってはシーバスから見たら、
ただ浮遊しているゴミ同然ですから。

 
 

これ、かなり大事です。

あなたが得意としている
ルアーがあるなら、それを使って
どうやったらパターンに近付けられるか
を考えて攻めた方がよっぽど釣れます。
 
 
 
 

まとめますと、

長潮若潮などの潮があまり
動かない時は、シーバスが
かなりおとなしくなるという事。

 
 

そして、これに対応するには
出来る限りピンポイントで
シーバスの目の前にルアーを
運んであげる必要があるという事。

 
 

だから、それをやるためには
いちばん簡単な方法として、いい流れを
見つけたり、ストラクチャー打ちに
徹するのが効果的だという事。

 
 

さらにこの時期に強いルアーは
いろいろあるけど、あなたが
得意なルアーにはとうてい
及ばないという事ですね。

 
 
 

て、いかがだったでしょうか。
 

今回、かなり長いお話に
付き合って頂きありがとうございます。
 

ベイルーフマニックやラパラを
昼間の明るい時間帯にひたすら
練習してみるのもいいですね。
 

要はある程度、使いこなす事が
出来ればいいわけですから。

 
 

うそう、ひとつ忘れていました。
 

この時期、ローリングベイトの
小さいヤツ
もかなり使えます。
 

ローリングベイトはイチオシ
なんで、買っておいても
問題ないと思います。
 

シーバスフィッシングを
やってれば、いずれは買う
ルアーになるので。
 
 
 

私の考えは大体こんな感じです。
 

もし良ければ、参考
してみてくださいね。
 
 
 
 
 

それでは、グッドラック!