WS000522

先日、かねてから計画していた
とある場所の海洋調査のため、
気合いを入れて午前2時30分に起床。

 

速やかに準備をして軽快に
家を出発しました。

 
 

ですが、その日はせっかくの休みにも
かかわらず、前日くらいから異常な
集中豪雨が至るところで降っている
という、軽くヤバい状況。

 

表向きは海洋調査ですが、
なんの事はない、とある場所の
ハマチが釣れるかという調査でした。

 
 

とりあえず、運良くイケる可能性も
あったので釣り場に向かってみました。

 

しかし、なんといっても私です。

偶然天候が良くなるなぁ〜んて事が
あるのでしょうか・・・。

 
 

今回はそんな無謀な休日のお話。

さてさて、どうなることやら。
 
 
 
 

とりあえずフィールドへ行ってみた

途中、食料調達などのために
コンビニへ立ち寄って必要なものを
買い込んでフィールドへ向かいます。
 

「なんだ、この辺まったく雨
降ってないじゃん。
こりゃ、もしかしてイケるか?」

とか言いながら、急いで
フィールドへと車を走らせます。
 

ところが、フィールドへ近づき
あと10分くらいで着くというあたりで
雨が降ってきました。
 
 

なたはもしかしたら
知ってるかもしれません。

実は私は一部の人たちから、神とまで
崇められるほどの“雨男”で、ある
場所ではGODと呼ばれたこともある。
 
 
 

「う〜ん、さすが私!」(笑)
 

フィールドに着いた時には
視界すら効かない程の豪雨。
 

何も見えない窓の外が雷で
ビカビカと光っている状態。
 

近すぎて、どこで落ちてるかも
分からないほど。
 

「こりゃ、私の車に落ちるのも
時間の問題だな。」

「っていうか、マジでヤバい!」
 
 

そんなわけで、海面をのぞく事すら
しないで即撤収。
 

フィールドから数キロ離れた
コンビニに着くと雨が小降りに。
 
 

そこで、スマホを取り出して
高解像度ナウキャストという雨の
降り方や降っている場所がかなり
正確に分かるものを使ってチェック。
 

・・・、
 

「さすが私!」
 
 

んと、そのフィールドの周辺だけ
降っていて、しかも朝マズメの時間も
全て降り続けるという、
まさに神がかり的な予報。
 

「私の力もとうとうここまできたか。」

「さて、帰ろう・・・。」
 
 
 
 

ふらっとフィッシュ

とは言え、このまま家に帰るのも
寒すぎるので引き返しながら
河川をチェックしていきます。
 
 

でも全く知らない未知のフィールド
たちなので、適当に打っても
おそらくは釣れないはず。
 

という事で、狙いを河口部に絞って
良さそうなフィールドを探していく。
 
 

そうこうしていると、まあまあの
規模の漁港を発見しました。
 

そして、その脇には防波堤道路が。
 
 

「おっ、ここイケそう!」
 

と言って、その道路へ入り
いちばん奥までいってみる。
 

すると、そこには小規模な河口部
広がっていました。

WS000525
 

すでに明るくなっていたので
フィールドが良く見えます。
 

「おっ、ここはイケんじゃね?」

とか言ってみる。
 
 

名前も知らない小規模河川。

目に入るすべてが新鮮で未知な
フィールドでワクワクします。

 
 
 

さっそく準備して釣行開始。
 

候は晴れ。

潮まわりは小潮。

干潮=4:54
満潮=11:19

東の風、4m/s。
 

雨のせいもあってか、水温が25℃。
 

干潮から満潮へと上げる潮での
釣行になりました。
 
 
 

私がフィールドに入った時は
ちょうど上げ潮が効き始める
絶好のタイミング。
 

豪雨の影響で上流から茶色く濁った
水が流れて来ていて、手前の方を
上げ潮が上げてくることでナイスな
反転流が出来上がる直前の状態。
 

そして、その中をベイトが
遡上してきました。
 

イナッコです。

しかもサイズがわりと大きい。
 

「120ミリ投げても釣れそうだ。」
 
 

とりあえず、まだ水深が浅く
茶色の激濁りだったので、波動に
頼るつもりでレインを選択。
 

流芯部の奥へキャストして
少し流され気味に定速リトリーブ。
 

濁りが強くルアーが見えないと
思われるので、変なアクションは
入れずに引いてきます。
 

・・・、
 

モソォ〜!
 

「!!!っ」
 

フッキング成功。
 
 

「あれ、動かない・・・?」
 

・・・、
 

「根掛かりか?」
 

・・・、
 

「いや、確かに動いた。」
 

と思っていると、
かなり重いトルクで急に走りだす。
 
 

「・・・、エイだな。」
 

重たいのを我慢しながら
懸命に寄せてくる。
 

すると、エイがボトムに張り付く。

そして私が力づくで引き剥がす。
 

水深が浅いので、
これの繰り返しです。
 

なんとか、近くまで寄せてネットで
ランディングしようとしましたが、
ボトムに張り付いて難しい。
 

そうこうしている内にルアーが外れる。
 

「ふぅ、良かった、外れてくれたか。」

「ごめんよ。」
 

運良く、フックアウトで
オートリリース。
 

助かりました。
 
 

よく見ると、手前のほうにも
ステルス戦闘機みたいなのが
編隊を組んで遡上中。

 

「おいおい、こりゃウェーディング
出来ないレベルだな。」

 
 
 

気を取り直してモルモ80
ルアーをチェンジします。
 

「これなら大丈夫だろ?」
 

と言って、イナッコパターン狙いで
今度はかなり上流へ向けてキャスト。
 

反転流の中をゆっくりと引いてきます。
 

・・・、
 

・・・、
 

反応なしです。
 
 

面には時折イナッコがピチャピチャと
姿をあらわします。
 

今度はサイズアップしてアイマの
ポッキーを同じようにキャスト。
 

反転流の中をスプラッシュや
ドックウォークのパターンで
いろいろと試してみます。
 

ですが、反応はありません。
 

「おかしいな、間違いなく
シーバスは居ると思うんだけど。」

「私のドックウォークのアクションの
レベルでは喰わせられないか?」

 

もっと、トップウォーターの
アクションを磨かなければと
痛感させられる釣行になりました。
 
 
 

「じゃあ、水面直下だ。」
 

と、今度はフィールにチェンジ。
 

同じく反転流を探ってきます。
 

・・・、
 

・・・、
 

ガツッ!!!
 

「うおっ!」
 

しっかりとフッキング。
 

・・・、
 

「これもシーバスじゃないな。」
 

・・・、
 

上がってきたのは
それはもう大きなマゴチ。

WS000526
 

私のランディングネットのフレームの
縦の長さが55センチ。

それに少し斜めだけど、しっぽを
曲げた状態でおさまっています。
 

これで、大きさは想像出来ると思います。
 
 

まさかこの辺で陸っぱりから
これほどのサイズが釣れるとは
思ってなかったので、
ちょっとビックリ。
 
 

そうこうしていると水深が上げてきて
私の居るポイントでは気配が
なくなってきたので終了。
 
 

シーバスを釣れませんでしたが、
ちょっとオイシイ変わった
釣行で楽しませて頂きました。
 
 
 
 

まとめますと、

けっきょく私の神がかり的なパワー?で
海洋調査(ハマチ釣り)は出来ず
不発に終わったという事。

 
 

そして、こちらから積極的にルアーに
付けていくアクションについては
戦略も含めてまだまだ甘く、

私ももっともっと腕を磨く必要が
あるという事を痛感させられた
貴重で素晴らしい釣行だったという事。

 
 

さらに、しっかりと向き合えば
何らかのかたちで答えてくれる豊かで
素晴らしいフィールドを、これからも
私の出来る範囲で大切にしていこうと
再認識させて頂けた釣行でもありました。

 
 
 

さて、いかがだったでしょうか?
 

今回、通りすがりで出会った
フィールドはなかなかない素晴らしい
フィールドで驚きました。
 

シーバスフィッシングとしては
かなり課題の残る釣行になったので、
今度はついでではなくガッツリと準備
してリベンジしたいと考えています。

 
 

さあ、これからハイシーズンです。

あなたも安全に気を付けて
シーバスフィッシングを
ガッツリとたのしみましょう。
 
 
 
 
 

それでは、グッドラック!