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こんにちは、しんです。
 

昼間の釣りはやっぱりいい感じ。

明るくて辺りの様子や流れの変化、
足元やルアーもよく見えて
安全で安心な釣行になります。
 
 

しか〜し!、

夜は見えないものが多いので
一見すると昼間よりも、釣りに必要な
情報量が少ないように思われる事も。
 

でもね、

逆に余計なものが見えずに気が
散らないし、ロッド、リール、
ライン、気配に敏感になれる。
 

だから場合によっては釣りに必要な
情報量が昼間の釣りよりも
多い時があると私は思うんです。
 
 

そう!、たまには自分の感覚を
磨くために夜釣りにも行かなくちゃ
いけないんだ!

 

という、私の妻からすれば
わけの分からない理論を唱えて
深夜徘徊を無理やり正当化
してみる。
 

ようは、釣りに行きたいだけ・・・。
 
 

というわけで、今回は夜釣りメインで
とある河口へ出掛けてみました。
 

さてさて、どうなることやら。
 
 
 
 

潮の変わり目でバイトを拾う

はい、今回は夜の河口。
 

規模は小規模河川ですが、
川幅が広く浅いフィールド。
 
 

の日のタイミングは大潮の後の
中潮まわり、三日目の夜です。
 

天候は晴れ時々曇り。

満潮=19:58
干潮=2:10

水温は25℃
 

南東の風、4〜5m/sで海側から
河川に向けて吹いていました。
 
 

19:00にフィールド入り。

満潮1時間前の上げ潮で河口上流部へ
ウェーディングで浸入。

 

満潮後の下げ潮とベイトを追いながら
下っていく釣行です。

 
 

釣りを開始した時はすでに
暗い状態でウェーディング出来るほど
浅いフィールドなので、水の中には
入らずに手前から打っていきます。
 

暗い時は浅くても以外に手前
あり得ないくらい浅い場所に
シーバスがさして来ている
可能性が高いので。
 
 

ベイトはどうやらイナッコ。

しかも、サイズはわりと大きめで
雑に観察しても10センチ以上あります。
 

よくあるイナッコパターン。

水面でチョンチョン頭を出しながら
全体的に散っている感じです。
 
 

水深が浅すぎるので、
迷わずモルモ80をチョイス。
 

クロスストリームでキャスト。
 

・・・、
 

反応なし。
 

ると、左ての方でシーバスらしき
魚が水面を割る。
 

「うん、居るな。」
 
 

今度は先ほど出たシーバスとは
反対のダウンストリームの方向へ
キャスト。

私はひねくれ者なのである。(笑)
 

・・・、
 

反応なし。
 

「だよね〜。」
 
 

今度は左て、アップクロスの方向へ
キャストしてみる。
 

・・・、
 

クッ!
 

「・・・。」
 

どうやら、ベイトに当たった様子。
 

「う〜ん、難しいな。」
 
 

次はもう一度クロスストリームで。

実はこの前には、ブレイクとも
言えないような段差があるんです。
 

そのポイントを大きく越えてキャスト。
 

・・・、
 

・・・、
 

ガツッ!
 

「うっしぃ!」
 

フッキング。
 

「そんなに大きくないな。」
 

・・・、
 

「あっ!」
 

バラしてしまいました。

ちょうど潮が止まって
その直後のアタリでした。

 
 
 

そうなんです。
 

釣りの時の

「あっ!」

という呟きはろくなことがないんです。
 
 

まあ、さすがに
歯医者さんが治療中に呟く

「あっ!」

よりは、だいぶマシなんですが。
 
 
 

気を取り直してさらに丁寧に
探っていきますが、
その後はまったく反応なし。
 

少しまだ渋いようです。
 
 
 
 

下げ潮を追って

モルモ80は先ほどの一撃で
どうやらスレてしまったので
今度はマニックで探っていきます。

どうやら表層付近のベイトに
反応している感じなので。
 
 

少しだけ水位が下がります。
 

「下げ潮が動き出したな。」
 

アップにキャストしたマニックが
表層を流されていきます。
 

・・・、
 

反応なし。
 
 

チョットいじって
マニックフィッシュ。
 

・・・、
 

反応なし。
 
 

「ん〜、じゃコモⅡだ。」
 

・・・、
 

これも反応なし。
 
 

ポッキーに変えて
もう少しケツを振ってみる。
 

・・・、
 

これも反応なし。
 
 

「この感じ、もしかして
わりと毎日のようにシーバス
アングラーに叩かれているのかなぁ?」

 

とか考えて、今度は水面直下
狙いを変えてみる。
 

エリア10
クロスストリームでキャスト。
 

・・・、
 

クッ!
 

「まただ。」
 

ベイトに当たっている。
 
 

時々だけど補食音は聞こえる。

でも反応はない。
 
 

次はワンダー。

水深が浅いので、少し早巻きして
水面直下を泳がせてみる。
 

・・・、
 

反応なし。
 
 

今度はフィールに変えて
ダウンクロスでキャスト。
 

・・・、
 

「ん?」
 

何かがルアーの後ろをついてきた気配。
 

シーバスとは限りません。

よくボラもルアーの後ろを
ついてくる事があるので。
 
 

「もっとゆっくり、もっと水面直下か?」
 

と考えて、今度は私が作った
オリジナルのシンペンにチェンジ。
 

これは通常のシンペンよりも
動きをかなり抑えつつ、
かなりゆっくり引いても水面直下を
泳がせる事が出来るスグレモノ。
 

アップクロスでキャスト。
 

・・・、
 

・・・、
 

コツッ!
 

「あうっ!」
 

フッキング成功。
 

次の瞬間、水面からチーバスらしき
魚が元気に飛び出す。
 

「あっ!」
 

・・・、
 

またしてもバラし。
 
 

「それにしても小さかったなぁ。」
 

たぶん20センチくらいのチーバス。
 
 

けっこう河口部の下流まで
下げ潮を追って下ってきたけど、
一回バラすとやっぱり反応がなくなる。
 

「ここもハイプレッシャーフィールドか。」
 
 
 
 

漆黒の楽園

とうとう最下流部へとやって来ました。
 

ここは川幅が少し狭くなっている
いい感じのポイント。
 

最初に立ち込んだ場所や途中の
岸際のエリアとは違い、常夜灯の
灯りも街の明かりもまったく届かない
完全なる闇が支配するポイント。

 

ちょっと怖い場所である。
 
 

川の流れが集まってくる場所なので
今までのポイントに比べて
いちばん流れが強い。
 

ゆっくり近づいていくと、
なにやらシーバスの補食音
派手なヤツがたくさん聞こえて来る。
 

「やべぇ、ここは楽園か?」
 

完全に流されてくるベイトを
食べまくってる感じ。
 

さっそくルアーをモルモ80にチェンジ。
 

これは私が色を塗った
オリジナルカラー。

明るい夜でも暗い夜でも
どちらでも有効なように特殊な
カラーリングを施したルアーです。
 
 

ップクロスでキャスト。
 

流れが強いので、ロッドの立て具合を
細かく調整して水面直下をドリフト
流して来る。
 

・・・、
 

・・・、
 

ガツッ!
 

「よっしゃ!」
 

フッキング。
 

・・・、
 

「あっ!」
 

・・・、
 

「ま〜た〜かぁ〜。」
 

バラしです。
 
 

かさず、もう一度トライ。
 

・・・、
 

反応なし。
 
 

「だよね〜。」
 

その後は何を投げてもアタらない。
 
 

使うルアーに迷っていると、
ルアーboxのなかに
チヌ用のポッパーを発見。
 

しかも、かなりいい色をしています。
 

「そうそう、この色が欲しかったんだ。」
 

白いクリアカラーのポッパーです。
 
 

この日は新月の大潮の後の中潮まわり。
 

よくある通常のカラーでは
喰わせられないほどの暗闇
出来上がっていました。
 

「試してみるか・・・。」
 

ップクロスでキャスト。
 

さらにラインテンションに
気をつけて流して来る。

リールはほとんど巻かない。

ラインテンションを調整して
少し引くくらい。
 

・・・、
 

・・・、
 

反応なし。
 
 

「そういえば、
アレはまだ試していなかったなぁ。」

 

トップウォータースプラッシュ
ドリフト
の事です。
 

ラインテンションを微調整しながら
不規則なスプラッシュを入れながら
ドリフトさせる釣法です。
 
 

同じようにップクロスへキャスト。
 

・・・、
 

・・・、
 

ガツッ!!!
 

「ぬん!」
 

フッキング。
 

走る走る。
 

流れが強いので簡単に寄せられない。
 

なんとか岸際まで寄せると
最後の引き込みをみせる。
 

流れの弱いところへ誘導して
無事にランディング。
 

「あぶね〜。」
 

なんと、フック一本しか掛かってない。
 

にも助けられて上がった
50センチくらいのシーバスでした。

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その後も何度かバイトがありましたが
なかなかフッキングに持ち込めず。
 

干潮を知らせるアラームが
鳴り響いたので終了としました。
 
 
 
 

まとめますと、

新月寄りの夜のトップゲームは
いろんな条件をしっかり合わせて
あげないと、しっかりフッキング
させるのは難しいという事。

 
 

そして、状況次第で通常では
使えないようなトップウォーター
スプラッシュドリフトみたいな釣技が
有効になる場合もあるという事。

 
 

さらに、こういった少し変わった
フィールドで下げ潮と共にシーバスと
ベイトを追っていくのは、凄く高い
経験値を得られるという事ですね。

 
 
 

さて、いかがだったでしょうか?
 

今回はかなりワクワクして、いろんな
反応が体験出来る、非常に経験値の
高い素晴らしい釣行
になりました。
 

いずれ、すべてのチャンスを
ものに出来るようになるために
これからも楽しんで精進して
いきたいと思います。
 
 

いつも、私のブログに遊びに来て頂き
本当にありがとうございます。
 

改めまして、これからも
どうぞよろしくお願いいたします。
 
 

これから、いい時期です。

なたも安全に気を付けて
ガッツリと楽しんでくださいね。
 
 
 
 
 

それでは、グッドラック!