さて、今日は
キャロット 72Sについて。
 

仕様

・ウエイト、4.4グラム
・全長、72ミリ
・アクション、スイング
・レンジ、0~10センチ
・対応ベイト、バチ

WS000125
 
 

(注)ニンジンではありません。

これまた大野ゆうき氏監修の
ダイワのバチルアーです。

コレに関しては完全に
バチ専用といってもいいでしょう。

しかも表層に的を絞っています。

これほどまでに専門分野に
的を絞って特化したルアーは
それほど多くはないでしょう。
 

少し形状が変わっていて
先端のアイの部分がプレート状に
なっています。

ここのポークビッツ(ウインナー)みたいな
穴にスナップを通して使います。

ラインを直結すると
アワセ切れを起こすと思うので
スナップが必要です。
 
 

このプレート、”ホーン”と
呼ばれていて上部が尖っています。

そしてこの尖った部分で
他のルアーには真似出来ない
繊細な引き波を出す事が可能です。
 

さらにこのプレートは
垂直尾翼的な役割を持っています。

キャスト時の飛行姿勢の安定。

水中ではスイングアクションを
出すための軸となります。

これとボディの水の受け方の
バランスによって、絶妙な
アクションを繰り出します。

リトリーブすると素早く
浮上して、水面直下10センチを
簡単にキープできます。
 
 
 

使用方法

では、具体的にどんな
使い方をするのか?。

表層系バチルアーはいくつか
ありますがキャロットは
さらに使用用途が細分化されます。

バチに種類があるためです。
 

あなたはトリッキーバチと呼ばれる
狭い範囲で素早く動き回る小さな
バチをご存知でしょうか?。

港湾部、バチ抜けになると
このトリッキーな動きをするバチが
現れます。

これが大量にいると
その動きの早さに影響されるのか
シーバスが積極的に自分から
バチを追うようになります。

ボイルに似た状態で
普段は待ちぶせ型の捕食を
行うシーバスが餌を追い回す
状態になります。

キャロットはわりと動くため
このパターンに強く、逆に普通の
バチしかいないような時はあまり
動かないルアーがハマったりします。
 
 

そして、もうひとつ。

水面が鏡みたいになってる
スーパーべた凪の時に
キャロットの繊細な引き波でしか
バイトを出せないことが多いです。
 

これら以外のパターンでは
同じ表層系バチルアーでも
実は以前紹介したアルデンテ95sの方が
強いみたいです。
 

ですが、キャロットでしか
拾えない日もあるので
手に入れて置いたほうが
いいかもしれませんよ。