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以前、普通のマナーについて
記事を書かせて頂きました。

今回は釣り人として、
シーバスアングラーとしての
マナーについて書かせてください。
 
 

釣り人には釣り人にしか
分からない釣り特有の
マナーがあります。

これから始められるあなたに
必ず知っておいて頂かなくては
ならない大切な事です。

 
 

内容に関しては少し特殊な
ものもありますが、基本的な
根っこになっているものは
普通のマナーと同じです。

それが何かは最後に
お話します。
 
 

是非、お付き合いくださいね。
 
 
 
 
 

釣りに限らず・・・。

先行者優先になっているものは
多いですね。

釣り場においてもそう、
先行者が優先です。
 
 
 

コレは人づてに聞いた話ですが

自分がポイントに向かって
歩いていたら、後ろから我先にと
走って追い抜いていった釣り人が
いたらしいです。

なんでもそこはあまり広い
フィールドでは無いらしく
先端には一人二人が限界という
釣り場だったようです。

走って追い越して行った
人もそのことを知っていたのでしょう。

でなければそんな不自然
行動はとりませんから。

案の定、先端は取られていたそうです。
 
 

確かに早いもの勝ちですが、
あなたはコレについて
どう思いますか?

もし、自分が同じ事をされたら?

流石に文句は言わないでしょうけど
複雑な気持ちになると思います。

追い越した人は相手の行き先が
予想できたから
追い越したわけですからね。
 
 
 

これ、間違ってはいないかも
しれないけど、かっこ悪くて
しかも大人げないです。

やってることは信号待ちしている
車の前に右折車線から割り込むのと
あまり変わりません。

行列の出来るラーメン屋で
足の遅い人を追い越して
走って並ぶ人と同じです。

あなたはクールにスマートに
いきましょうね。

 
 
 
 
 

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さて、

フィールドに着いた時に
もし先行者がいたら、その方の
邪魔にならないように
釣りをしなければなりません。

ですが、これに関しては
先行者の方がどんな釣りを
しているのかが大きく関わって来ます。

このあたりも知っておいたほうが
いいと思うんで簡単に説明します。
 
 
 
 

シーバスアングラー

まず、同じシーバスアングラー
なら離れていればいいのですが、

普通に喋って声が聴こえるような
距離にいる場合は一声かけて
了解を得てからキャストするのが
いいですね。

 
 

どんな釣り人でもそうなんですが
始める前に先行者がどんな動きを
しているか、様子を見て配慮して
あげると素晴らしいです。

見るポイントは狙っている魚と
狙っているエリアです。
 
 
 
 

クロダイ

狙っている魚で注意が必要なのは
クロダイを狙ってる人。

大きく分けると2種類の釣り人が
いて、移動式固定式です。
 
 
 

クロダイの場合は固定式の人は
完全に一箇所に腰を落ち着けて
椅子やクーラーBOXなどをそばに
置いて釣りをしています。

このタイプは静かに声をかけて
大丈夫なパターンですが、
近距離でのキャストはNGです。
 
 
 

何を釣っているかは聞けば
わかります。

クロダイであった場合は
基本的にはやめておいたほうが
いいですが、どうしても狙いたい
場所がある場合は50メートル以上
離れているのを確認して
了解を得てからキャストしてください。

 
 

あっ、この時50メートル以上
離れているというのは釣り人との
距離もそうなんですが、

その人が狙っているエリアからも
あなたの狙いたいポイントが
同じくらい離れているのを
確認してください。
 
 
 

なぜなら、クロダイという魚は
警戒心が強く、感覚が鋭いから。

少しでも違和感を感じると
エサを食べません。
 
 
 
 
 

移動式のクロダイ釣りの方は
”落とし込み”と呼ばれる釣り方で
ロッド、小物、エサ箱、タモを
全て自分の身体に装備して
歩きながら釣りをしています。
 
 

基本的に座らないし、
少しずつ横移動しながら、
足元を狙っているので、
しばらく観察していれば
すぐにそれと分かります。
 
 

このタイプの釣り人は
基本的に近づかないのが
いいですね。

近距離で釣りをするのは
諦めてください。

なぜなら、相手がクロダイで
しかも足元を狙っているために
魚との距離が近すぎるから。

基本的に気配を殺して釣っているので
後ろから声を掛けられるのは
もちろん、近距離でのキャストなど
もってのほかです。
 
 
 

どうしてもと言うのなら、
しばらく動きを観察してください。

そうすると狙っているエリアや
進行方向が分かってきます。

進行方向とは反対向き
50メートル以上離れたところで
キャストしてください。
 
 
 
 

投げ釣り

そして、次に注意するのが
投げ釣りの人。

長くて太い竿を竿立てに
置いて当たりがあるまで
じっくり待つスタイルの
方が多いですね。

全然、後ろから声を掛けても
問題ありません。

注意するのは竿先から出ている
ラインがどの方向に向いているか?
 
 
 

この釣りは射程範囲
圧倒的に長く、どこに仕掛けが
投入されているかを確認してから
でないと、その釣り人のラインを
ルアーで釣ってしまいます。

釣座から半径100メートルくらいは
余裕で狙えます。
 
 

基本的には迷惑なので横に
キャストする人は居ませんが
本人が知らない間に仕掛けが
横に流されている事もあります。

ですから、竿先から出ている
ラインがどの方向を向いているか
確認してからキャストしたほうが
いいです。

ラインが見えない時は
本人に確認してくださいね。

 
 
 
 

浮きの投げ釣り

後は浮きの投げ釣りをしてる人。

このタイプも50メートル以上
離れてください。
 
 

そして、あまり大きな声
近づかないように。

わりと近距離を狙ってる事が
多いです。

よく見かけるのは固定式の
シーバスアングラーですね。

といっても、もちろん
エサ釣りです。
 
 
 
 
 

特に注意が必要なのは
このくらいですね。

あとは普通に声を掛けても
まったく問題はないです。
 
 

どんな釣り人でもそうですが
普通に喋って声が完全に
聞き取れるくらいの距離で
釣りをする時は必ず声をかけて
了解を得てくださいね。

 
 
 
 

私達、ルアーアングラーは
エサ釣りの方たちから
結構嫌われている場合が
あります。
 

なぜなら、エサ釣りの人は
気配を殺して釣りをしている
パターンが多いから。

そんなところへ行って、隣で
プラスチックの塊
ビュンビュン投げられたら
そりゃ怒りますよ。

魚、逃げちゃいますから。
 
 
 
 

釣り場は基本、早い者勝ちですから
先行者を尊重してください。
 
 
 
 

人の思いを無視する行為です。

そして、コレも人づてに聞いた
話ですが、シーバスを狙って
いたら、いきなりすぐ隣で
ルアーをキャストしてきた
人がいたようです。
 
 

しかも話してくれた人の
ラインの上にかぶせるような
キャストで・・・。
 
 
 

さすがにイラッときたらしく、

「すいません、一声掛けてから
やってくれませんか?」

と言ったところ、
 
 

なんとその相手は

「うるせぇっ、殺すぞ、クソがっ!」

みたいな事を言ったらしいです。
 
 
 
 
 

私はその話を聞いた時、

「えええっ、マジでぇ~!?」

と、思わず言ってしまいました。
 
 
 

アレは人事ですが、
腹が立ちました。
 

あなたはどう思いますか?

・・・。
 
 
 

なんだか悲しくなりますね。
 

・・・、
 
 
 

「ありえねぇーーー!!!」

おっと、失礼しました。
 
 
 
 

さて、記事の冒頭で
根っこになっているものは
普通のマナーと同じと
お話しました。

以前、普通のマナーに関しても
記事を書かせて頂きました。

その時、私はこう説明しました。
 
 

いずれの事もそうですが、

自分がやられた時の事を
考えて下さいと。

 
 
 

そして、

”自分がされて嫌な事は人にはしない”

私はコレがマナーだと思うと。
 
 
 
 
 

では、その根っこになってるものは?

好きな人、小さな子供、かわいい動物、
かわいいおばあちゃん、大切な家族。

想像してみてください。

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わかりますよね?

人間の象徴でもある
思いやりという感情です。
 
 
 
 

あなたも今までにたくさんの
思いやりをいろんな人から
受けてきたはず。

あんなヒドいセリフを
放った人も受けてきたはずだし
持っているはず。
 
 
 

クールにいこうよ!
 
 
 
 
 

それでは、また。
 
 
 
 
 
 

以前、書かせて頂いた
普通のマナーの記事は
下のリンクから飛んで
御覧ください。↓↓↓↓↓↓↓↓↓
>>>釣り人うんぬんではなく
普通のマナー、クールに行こう!