WS000303


「釣行頻度は少なめですが
チラホラとシーバスを
釣っています。」

 

「よく、ルアーをキャストして
リトリーブしてくると水中の
流れの変化が分かる、」

 

「オモリなどをキャストして
底をズル引きしてくると
地形などが分かると言われています。」

 

「ですが、私にはさっぱり
分かりませんし、まるで感じることが
できません。」

 
 

「そろそろ、シーバスにも
本腰を入れて行こうと思っていて
こういう事も知っておかなければと
最近感じています。」

「よろしくお願いします。」
 
 
 

と、言うのが今回の【Q&A】
 
 
 

私はよく、いろんなところから
いろんな相談や質問を頂きます。
 

よくある質問や
緊急性の高い質問など
当ブログの記事で
お答えしていきます。

 
 

あなたもお気軽に問い合わせて
頂けるとうれしいです。
 
 
 

よろしくお願いします。
 
 
 
 

しっかりとしたシーバスロッドを
お持ちですか?

こんにちは、しんです。
 

今回の質問は少し特殊です。
 
 

数は出ないがすでにシーバスは
ちらほら釣っている。
 

リトリーブしてくる時の
手に伝わる感覚で水流や地形の
変化をどうしても感じ取れない。
 

どうしらたいいか?
 
 

という事です。
 
 
 

かなり専門性の高いお話になります。
 
 

ロッドを選ぶ時に必要な
話になってくるので
しっかりと覚えておいてくださいね。

 
 
 
 

さて、いわゆるロッドの感度
関わる部分です。
 

あなたは、釣りをする上での
感度を重視したい場合、
どんな要素を考えますか?
 
 

・・・、
 
 
 

そうですね、
ロッド、ライン、リールです。
 
 

普通に釣りをしている人からみたら、

「えっ、何の話???
普通に魚が食ったら分かるじゃん?」

と思うでしょう。
 
 
 

ですが、今回のお話は
そういうレベルのものでは
ありません。
 
 

ロッドに伝わって来る感触で
魚が食ったのか、障害物に
あたっただけなのか?

ルアーやオモリがどこかに
あたっただけで、そのあたった物の
硬さが分かってしまう。

引いてくる途中で微妙に
水の流れが変わった。
 
 

などと言う、
少しハイレベルな内容です。
 
 
 

質問内容からみると
あなたは素人ではないので、たぶん
PEラインは使ってみたはず。

 

でも、実はコレはフロロカーボンの
ラインでも感じ取る事は出来ます。

流石にナイロンでは厳しいですが。
 
 

そして、リール。

これは巻取りが軽くて
なめらかに回転するムラのない
リールであれば大丈夫。
 
 

これらの最低条件を押さえて
いれば、あとはロッドの仕事です。
 
 
 

この感度に関わる部分、
PEラインを使えば分かるように
なると思っている人が多いです。
 

でも、実は一番関わってくる
要素はロッドです。
 
 

では、詳しく見ていきましょう。
 
 
 
 

よく、カーボンロッドは
感度がいいから、感度を
重視したいならカーボンの含有率
99%の物を選べとか言われます。
 

ですが、コレは大きな間違い。
 

含有率とは例えば
グラスとカーボンでロッドが
造られていた場合に、

グラスが10%でカーボンが90%
のロッドであるという話。
 
 
 

ですが、カーボン素材の中には
硬いか柔らかいかという違いが有り、
これを弾性率と呼び、t(トン)
という単位で表されます。
 

カーボンロッドは帯状の
カーボン素材を何重にも巻いて
造られています。
 

このカーボン素材の弾性率が
高いか低いかでロッドの
弾性が変わってきます。
 
 
 

一般的に、釣り竿には
20~40tくらいのカーボンが
使われていて、同じカーボンロッドでも
20tのカーボンが使われたロッドは
低弾性のロッドと言われています。
 

低弾性とは解りやすく言うと
張りがないという事です。
 

そう、つまり柔らかい竿です。
 
 
 

もう分かりましたね?

たとえカーボン含有率が90%でも
20tのカーボン素材が使われて
いれば、それは柔らかい竿なんです。
 

つまり、カーボン含有率は
ロッドの硬さや弾性には
関係しないという事です。

 
 
 
 

なぜ高弾性のロッドがいいのか?

一般的に高弾性であればあるほど
感度がいいと言われています。
 

では、高弾性とはどういう事か?
 

高弾性とは張りがある、つまり
硬いということが言えます。
 
 
 

極端な話をします。

ちょっと想像してみてください。
 

あなたは後ろから野球ボールを
ぶつけられた時と、同じ重さの
水風船をぶつけられた時とでは、
どっちが痛いですか?
 

・・・、
 
 

そうです。

同じ重さ、同じ力でぶつけられれば
硬いほうが痛いんです。
 

何故かと言うと衝撃が
ダイレクトに伝わるから。
 
 

硬いほうが衝撃が・・・。
 

高弾性の方が衝撃がダイレクトに。
 
 

もう分かりましたね?
 

これが高弾性のロッドの方が
感度がいい理由です。
 
 
 
 

つまり、

あなたはしっかりとした
シーバスロッドを使っていないんじゃ
無いでしょうか?

 
 

アホみたいに高いロッドを
買う必要はありません。
 
 

シーバス専用であって、
シーバスお手軽セットみたいのもので
無ければ大丈夫です。
 

15000円くらいの竿でも大丈夫です。
 
 

シーバス専用のロッドを
準備してください。

 
 
 

その中でも高弾性の物を
選んでください。
 

選び方は店頭でロッドを繋ぎます。
 

次に繋いだロッドの竿先で
お店のタナにかかっている
ルアーなどの商品を触ってみてください。

 

この時の感度でより良いものを
選んでいけば大丈夫です。
 

店頭のタナや金属の棒など、
硬いものにぶつけてはダメですよ。
 

ロッド、割れちゃいますから。
 
 
 

ですが、一つ注意点が。

高弾性のロッドには硬いがゆえの
欠点があります。
 

割れやすいという事と
値段が高い、そして魚を
バラしやすいと言うことです。
 
 

中でも一番痛いのが
扱いに慣れていない方に有りがちな
おろした初日に竿先を折ってしまう
という悲劇。
 
 

高弾性であればあるほど
割れやすくなるので扱いが
難しいです。
 

これだけは覚悟しておいて
くださいね。
 
 
 

扱いやすさとのバランスを取って
中程度の感度で妥協するのも有りです。
 
 

ですが、

それが嫌なら、2つ守ってほしい
事があります。
 
 
 

ひとつはキャスト時に
バックスイングを使わない事。

ルアーを後ろにぶら下げた
状態からキャストしてください。
 
 
 

もう一つは私のブログの記事の
「シーバスファイト、これから
始めるあなたへ贈るタックル性能の
引き出し方。」をしっかりと読んで
忠実に実行してください。
 

ココには高弾性のロッドを
扱うのに必要なファイト時の
ロッドとラインの角度が
書かれています。

WS000216
 
 
 

コレを守らないといきなり
ロッドが折れて、あなたの
心も折れるみたいな。
 

マジで、洒落になりませんから
後から目を通しておいてくださいね。
 

下にリンクを貼っておきます。
 
 
 
 

さて、いかがだったでしょうか?
 

ずいぶん、
長くなってしまいましたね。
 
 

これらをしっかりと勉強して
高弾性のロッドを使いこなせば
あなたにも一つ上の世界が
見えてくるでしょう。

 
 
 
 

頑張ってくださいね。

それでは、グッドラック!
 
 
 
 
 

ファイト時の注意点の記事は
下のリンクから飛んで
ごらんくださいね。
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