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「シーバスフィッシングを始めて
一年ほど立ちます。」

 
 

「よくリフト&フォールと言うのを
聞くのですが、自分なりに
バイブレーションでやってみても
釣れませんし釣れる気もしません。」

 

「おそらく、やり方がマズいんだと
思います。」

 
 

「何か正しいやり方みたいなものが
あったら教えて下さい。」

 

「どんな感じでバイブレーションを
操作しているのか、具体的に
教えて頂けると助かります。」

 
 
 

と、言うのが今回の【Q&A】
 
 
 

私はよく、いろんなところから
いろんな相談や質問を頂きます。
 

よくある質問や
緊急性の高い質問など
当ブログの記事で
お答えしていきます。

 
 

あなたもお気軽に問い合わせて
頂けるとうれしいです。
 
 
 

よろしくお願いします。
 
 
 
 

リフト&フォールの正しいやり方?

こんにちは、しんです。
 

今回はこちらの質問、
 
 

自分なりにリフト&フォール
やってみたのですが釣れません。
 

正しいやり方を具体的に
教えて下さい。
 
 
 

という事です。
 
 
 
 

では、いきましょう。
 
 

コレについては実は私も
正しい方法は知りません。
 

実にいろんなパターンがあり
アングラーの個性によって
その姿を変えるので難しい質問です。
 

そんなわけで、今回
正しいリフト&フォールの方法について
考えてみました。
 
 

私の勝手な見解になるので
ご了承くださいね。
 
 
 

まず、いくつか押さえておきたい
ポイントがあります。
 

・だいたい後の方にやる。

・リフトは明確に。

・とりあえず、3パターン

・実はフォールが主役。
 
 

では、順番に見ていきましょう。
 
 
 
 

だいたい後の方にやる。

始めに使い所なんですが、
シーバスは基本タダ巻きです。
 

ですから、フィールドについて
いきなりリフト&フォールから
釣り始める事はほぼありません。

 
 

そうですね~、

いきなりやる時は
サーフでイワシが追いつめられて
ナブラが立っている時と、

ドシャローエリアでクロダイを
狙っている時くらいですね。
 
 
 

それ以外の時はだいたい
タダ巻きでは釣れないから
一通り上から探って底をタダ巻き
してきた後にやります。

 
 

そうです。

つまり、そんなに釣れる
パターンではないという事。
 
 
 

基本的にはあまり使わないんです。
 

なぜなら、リフト&フォールは
いきなりやると一発でポイントを
潰してしまう事があるから。
 
 
 

ルアーの泳ぐレンジから上の
層には常にラインが有ります。
 

そのため、いきなり底まで沈めて
ルアーをシャクると、底から表層までの
レンジでラインをシャクっているのと
同じことになってしまいます。

 
 
 

仮にシーバスからラインが
見えなかったとしても、水中で発生する
その違和感は感じ取れます。
 

ラインの近くを泳いでいた
全ての魚に「釣りをしていますよ」と
教えてあげているようなものです。
 
 

ですから、最後の一手になる
事が多いですね。
 
 
 
 

リフトは明確に。

では、やり方に入っていきます。
 

今回いちおう、底から
バイブレーションでリフト&フォール
するという仮定でお話します。

 
 

まず、バイブレーションを
キャストして、リールからのラインの
放出を抑制しながら着底させます。
 

そして、着底を確認したら
ベールを返してバイブレーションを
30~50センチ位のシャクり幅で
シャクり上げます。
 
 

このシャクり幅はあくまでも
基本的な話で、経験を積んでいって
あなたの好みのシャクり幅を
見つけて頂いてOKです。
 
 
 

さらに、この”リフト”ですが、
基本的にメリハリのある明確な
しっかりとしたシャクりを入れてください。
 

これが、最大のコツになります。
 
 

どのくらいかと言うと、

素人目に見てエギングか?と
思われるくらい明確にシャクります。
 
 
 
 

とりあえず、3パターン

バイブレーションをリフトしたら
この時、ラインはまっすぐになっています。

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リフトしたらそこでロッドを止めて
動かさずにバイブが着底するのを待ちます。
 

下の画像のように、気持ち
ラインがたるみます。

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これをカーブフォール、
又はテンションフォールといいますね。
 
 

そして、着底したら即、繰り返す。
 
 
 
 

つぎのパターンはこちら。

まずは、着底からリフト。

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そして、上記と同じように
フォールさせるのですが、

この時バイブがフォールする動きに
ロッドティップで少しだけ
ついていきます。
 

つまり、少しづつ竿先を下げながら
バイブをフォールさせます。

ラインテンションは先程よりも
もう少したるみます。

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このたるみをキープしながら
バイブをフォールさせます。
 
 

フリーフォールとカーブフォールの
中間ですね。
 
 
 
 

次はフリーフォール

同じくバイブをリフトします。

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そして今度はほとんど
ラインテンションがかからないくらい
ラインをたるませた状態でフォール。

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同じようにラインテンションの
たるみ率をキープしながら
バイブをフォールさせます。
 

竿先は同じようにバイブの
フォールに合わせて、
ラインテンションをキープ出来るように
下げていってください。
 
 
 
 

いずれもラインテンションの
曲線をしっかりとキープしないと
当たりが取れません。
 

バイブレーションのフォール中は
ラインテンションの曲線を
一定にキープ出来るように
竿先を操作してくださいね。
 
 
 
 

実はフォールが主役。

ごく、まれに、

バイブレーションをリフトしている
最中にバイトしてくる事があります。
 
 
 

ですが、

だいたいはリフトし終わって
フォールに入った時、

フォール中、

着底してまたリフトする瞬間に
バイトが有ります。
 
 

最後のリフトする瞬間のバイトは
フォール中の当たりに気づかなかった
時に起こることが多いですが。
 
 
 

あなたも知っていると思いますが
魚は基本的にこのフォール中に
バイトしてきます。

 

これは魚の本能に関する部分で
自然界の魚たちは落ちてくる物に
異常な関心を持ちます。
 

これは自然界ではエサが落ちてくる
パターンが多いから。
 
 
 

この特徴は特にクロダイという魚に
顕著に見られます。
 

なぜなら普段、岸壁沿いに居て
落ちてくるカラス貝やカニなどの
エサを日常的に食べているから。
 
 
 
 

昔話の船の上で飯を食べていて
スプーンを海に落としてしまったら
魚がそれをかっさらって行った
という話もまさにコレ。
 

この出来事からルアーのスプーンが
作られたというのはあなたも
ご存知の話ですね。
 
 
 
 

つまり、フォールで喰わせると
考えて頂いて間違いありません。

 

コレも大切な事なので
頭に置いておいてください。
 
 
 
 

以上がリフト&フォールの
詳しい解説でした。
 
 
 
 

ラインがよく見える昼間に
練習をすればするほど
上手くなります。

 

マスターしておいた方がいい
スキルなので是非、習得してください。
 
 
 
 

それでは、グッドラック!