WS000303


シーバス初心者です。
 

以前、

海は雨が降ると水潮になって
魚が釣れなくなると聞きました。

 

でも、釣り仲間に聞くと、

「いや、雨は釣れるよ。」

と、言うんです。
 

どっちが本当なんでしょうか?

教えて下さい。
 
 
 

と、言うのが今回の【Q&A】
 
 
 

私はよく、いろんなところから
いろんな相談や質問を頂きます。
 

よくある質問や
緊急性の高い質問など
当ブログの記事で
お答えしていきます。

 
 

あなたもお気軽に問い合わせて
頂けるとうれしいです。
 
 
 

よろしくお願いします。
 
 
 
 

水潮は釣れるのか?

こんにちは、しんです。
 

なんだか、私の住んでいる
周辺で強盗があったらしい。
 

私の妻が人から聞いて、
心配になって私に
教えてくれたんです。
 
 

いや~、物騒な世の中に
なったもんです。
 

昔は強盗などの凶悪事件は
大都会でしか起こらなかったのに
今ではどこでも起きますもんね。
 

いつも、私の記事を読んで頂き
ありがとうございます。

 

あなたも用心してくださいね。
 
 
 

さて、今回の質問はこちら、
 
 

シーバス初心者。
 

水潮は釣れないと聞いていた。

でも仲間に聞くと釣れるらしい。
 

どっちが正解?
 
 

という事です。
 
 
 

なるほど。

コレも結論からいきましょう。
 

どっちも正解です。
 
 

ですが、細かい説明が必要ですね。
 

まず水潮ですが、
確かに釣れません。
 

水潮とは、雨がたくさん降って
海水と淡水が混ざる事で
海水の塩分濃度が下がる事を言います。

 

ですが、コレには影響を
受けやすい魚とそうでない魚が
居るんです。
 
 

たとえば、メバルやカサゴ。
 

彼らは塩分濃度が普通な
海水を好み、水潮になって
塩分濃度が変わるとかなり
調子が悪くなるようです。
 
 

ですが、例えば汽水域を好む魚。

クロダイやシーバスなどは
水潮の影響を受けにくいと
聞きます。
 

確かに汽水域と海水を行き来して
いるので、塩分濃度変化の
適応力はありそうですね。
 
 
 

では、私個人の意見としては?
 

クロダイやシーバスも水潮の
影響を強く受けると思います。
 

ただし、コレは塩分濃度の影響を
受けているのではなく、雨が
降り続いた事による水温変化
大きく影響していると考えています。
 

大量の雨が降って水潮が起こるように
大量の雨が降ればそれだけその水域の
水温も大きく変化するからです。
 
 

私達は2~3度、気温が変わった程度では

「少し寒くなったな」

程度で済みます。
 
 

ですが、魚たちにとっては
2~3度の水温変化が急激に起こると
命に関わる事もあるようです。
 

ですから、

他の場所へ移動してしまうか
じっとして動かなくなってしまうかの
どちらかだと思います。
 

どちらにしてもシーバスが
ルアーに反応しなくなるには
十分すぎる理由ですね。

 

水温が下がれば慣れるまで
食わないし、居心地のいい場所へ
移動してしまえば魚がいなくなる
というわけです。
 
 

つまり、水潮は釣れません。
 
 
 
 

雨は釣れるのか?

もしかしたら、あなたはもう
気が付いたかもしれませんね。
 

釣れない水潮と釣り仲間の言う
”釣れる雨”の違いに。
 
 

そうです。

あなたの釣り仲間の言う
雨とは、雨が降り始めてから
水潮と呼ばれる状態になってしまう
までの雨の事なんです。

 
 

雨が降ってきてもすぐに
水潮になってしまうわけでは
ないんです。
 

なぜなら、淡水よりも
海水のほうが重いから。
 
 

雨が降りだしてしばらくすると
海水に濁りが入ります。
 

ですが、この濁りはあまり風が
吹いていない状態なら実は表層が
濁っているだけで、中層とボトムは
まだ濁っていません。
 

こうなるとオイシイ状態に
なり、フィーバーします。
 

運がいいと空前絶後の大爆釣
みたいになりますね。
 
 

ではこの時、水中で何が
起こっているのかを
解説させてください。

 
 
 

雨が降る前は気圧が下がります。

基本的には。
 

コレはあなたもご存知のとおり。
 
 

では気圧が下がると何が
起こるのか?
 

水圧が有利になります。

つまり、水位が上がるんです。
 

これだけでも活性は上がりますが、
実はただ単に水位が上がるだけでは
ありません。

 
 

水の量が増えて水位が上がった
時とは違って、水圧が有利になって
水位が上がると水中の
圧縮度が下がります。
 

なぜなら、水の量は変わってないのに
体積は大きくなるから。
 
 

あなたは低気圧が来ると
身体に不調を感じる事はないかな?
 

私は結構あります。

身体が重く感じるし、
ひどい時は頭や腰が痛くなる。
 
 

でも、高気圧が来ると
身体が軽くなり、快調になる。
 
 

原因は大気の圧縮度。

低気圧の時は水位が上がって
大気を圧縮するから身体が圧迫感を
感じていろんな不調を訴える。
 

逆に高気圧の時は水位が下がって
大気の体積が増えるから、
大気の圧縮度が下がって身体が
開放感を覚えます。
 

だから、調子が良く感じるし
身体も軽くなります。
 
 
 

そして、当然ですが
これと同じ事が水中でも
起こっているんです。

 

そうです。

水中ではまったく真逆。
 

私達が圧迫感を感じて
調子が悪い時には、
水中の魚たちは開放感を感じて
身体が軽くなっています。
 

反対に私達が調子のいい
高気圧の時は、水中の魚達が
不調を感じているというわけ。
 
 
 
 

まとめますと、

確かに水潮は釣れない。
 

でも、水潮の状態になる前の
雨や曇りは魚の活性が以上に
上がるという事。

 

そして、

雨による表層の濁りと音で
シーバスが陸上の気配を
感じられなくなります。

 

こうなるとオイシイ。
 

さらにコレに大潮の満潮が
重なると大フィーバー。

 
 

そして、雨が降り続いて
水温が下がってくると
シーバスが意気消沈して
釣れなくなるという事です。
 
 
 

つまり、水潮は釣れないが、
雨は降りすぎていなければ
爆釣要素になるという事。

 
 
 
 

これがシーバスにおける
雨と水潮の違いです。
 

ですが、気を付けてくださいね。
 
 

調子に乗って大潮の満潮時の
異常潮位に釣りに出かけると
運が悪ければ水難事故に会います。

 
 

しっかりと天気予報は把握して
おいてくださいね。

 
 
 
 

それでは、グッドラック!