WS000303


シーバスのルアー釣りを
始めたいです。

 

ですが、僕の家の近くには
サーフしかありません。

かなり遠くに河川があります。

それと小さすぎる漁港がひとつ。
 

今ひとつ、パッとしないので
近くのサーフをホームフィルドに
しようと思っています。

 

で、サーフでシーバスを釣るための
タックルがどんな感じなのかを
教えてほしいのです。

サーフでの装備なんかも
教えてください。

 

よろしくお願いします。
 
 
 

と、言うのが今回の【Q&A】
 
 
 

私はよく、いろんなところから
いろんな相談や質問を頂きます。
 

よくある質問や
緊急性の高い質問など
当ブログの記事で
お答えしていきます。

 
 

あなたもお気軽に問い合わせて
頂けるとうれしいです。
 
 
 

よろしくお願いします。
 
 
 
 

タックルについて

こんにちは、しんです。
 

なるほど、近くにサーフしか
ないんですね?
 

じゃあ、仕方ない。

サーフで始めましょう。(笑)
 

ただ、実は私は初心者の方に
サーフというフィールドを
オススメしていません。

 

これは何故かと言うと、

サーフという場所は穏やかに
見える時もあるけど、結構な
危険が伴うからです。
 

装備次第でより安全に釣りを
する事が出来ますが、かなり
お金がかかります。
 

そのため、必要最低限の
装備を持たずにサーフで釣りを
する初心者の方も見えます。

ですが、これはフィールドに
よっては凄く危険。
 
 

中級者くらいになると
この危険もよく理解しているし、
安全に対する意識も高いので
問題はなくなるわけです。

 
 

これが私が初心者の方に
サーフというフィールドを
勧めない理由です。
 

ですから、この意味を
理解して装備を充実させて
釣行して頂けたらと思います。
 
 

では、いきましょう。
 
 

まず、必要なタックルですが、

サーフというフィールドは
手前の波打ち際にはたまにしか
魚がいないため、基本的に
遠投が必要になります。

 

ですから、ルアーの飛距離を
稼ぐためにもロッドは9~13フィート
くらいの長さを選んでください。
 

ロッドのパワーはMLか
Mを選んでください。

MLはサーフではスタンダードで
最低ラインに近いです。

Mは少しパワーが強め。

これらはロッドの表記の
後ろの方に書いてあります。
 
 

そして、この9~13フィートの
中で、ある要素によってロッドの
長さが2つに分かれます。
 

それは、そのサーフが
遠浅であるか、そうでないかです。

 
 

遠浅のサーフである場合は
シーズンを通してそのフィールド
だけで釣り切るのは難しいです。
 

なぜなら、時期によっては
何も釣れなくなるから。
 

この場合は他のフィールド、
例えば遠くにある河川とかですね。
 

こちらの方へ釣りに行く
可能性を考えて9フィート
MLのロッドを選んでください。
 

これ以上ロッドが長くなると
他のフィールドへ釣りに行った時に
かなり釣りにくいです。
 

ですから、併用が効く
9フィートを選んでくださいね。
 
 

そして、9フィートのロッドを
選んだ場合、

リールはシマノなら3000番、
ダイワなら2500番をセットして
ください。
 

これは、タックルにはバランスという
ものがあって、ロッドの振りやすさ、
シーバスの釣りやすさを考えたら
このくらいのセットが良好だからです。
 
 

遠浅ではないドン深のサーフなら
サーフ一本である程度いけるので
10フィート以上のロッドでも
問題ないです。

リールの番数をワンランク
上げてください。
 

シマノなら3500番、ダイワなら
3000番といった感じです。
 

ロッドパワーはMLかM。
 
 

13フィートのロッドを
選んだら4000番くらいでも
いいですね。
 

ロッドパワーはMです。
 
 

このあたりの取り合わせは
購入される時に釣具店の
店員さんに聞いて頂ければ
教えてくれます。
 

例えば、

「9フィートのロッドでシーバスを
釣りたいんですが、リールは
どれがいいですか?」

などと聞いてみてください。
 

ただし、シーバスフィッシングを
している、又はシーバスフィッシングに
詳しい店員さんが居る時だけです。
 

シーバスフィッシングに
詳しくない店員さんには聞いても
わからないので聞かないでください。
 
 

ラインですが、PEラインの
0.8~1号をオススメします。

 

少し細めの設定ですが、
飛距離を出すためと感度の
ために必要になります。
 

そして、リールによっても
ラインの巻取り量が違いますから
リールのスプールの側面
確認してください。
 

そこに、ナイロンなら何号
何メートル、PEなら何号の何メートル
と、小さい字で書いてあります。
 
 

リーダーは20ポンドがオススメ。

リーダーとPEの太さに
けっこう差があるので、結束は
FGノットをマスターしてください。
 

こちら、YOU TUBEで
”FGノット”と検索をかければ
いくらでも出てきます。
 
 

さらに、ロッドはシーバスロッド
ですがリールは1万円前後の
ソルト対応のものを選んでください。

 

なぜならサーフ、特に外洋に
面したサーフは塩分濃度が非常に
濃く、安いリールを買うとすぐに
使えなくなるからです。
 

タックルについては
このくらいですね。
 
 
 
 

必要な装備

絶対に必要になるのが、

・ゲームベスト
・ウェーダー
・フィッシングクリップ
・携帯電話
・防水ケース

の5つですね。
 

ゲームベストとは、

いわゆるフローティングベストの
事でルアーフィッシングに特化した
浮力体入のポケットがたくさんある
ごついヤツの事。
 

浮力は8キロ前後。

ベストのポケットに入る
ルアーケースも一緒に買うと
後から無駄な買い物をしないで
済みます。
 
 

ウェーダーとは、

腰の丈くらいまである
長靴の事です。
 

安いのはナイロン製。

靴底は凡庸性を考えて
フェルトスパイクを
オススメします。
 
 

フィッシングクリップとは、

魚の口を掴む金属製の
大きなクリップの事。
 

サーフにおいては
ランディングツールとなります。

波を利用してシーバスを
砂浜へずり上げて、そこを
フィッシングクリップで
ランディングします。
 
 

携帯電話とは、

有事の際にすぐに助けを
呼ぶため。

そして、釣った魚の写メを
とって自慢するためのツール。(笑)
 
 

これを入れる為の
防水ケースも必要です。

この防水ケースがあれば
サーフで流されたりしても
流されながら助けを呼ぶ事が
可能です。
 
 

その他にあったほうがいい
アイテムは偏光グラスと
フルグローブ。
 

偏光グラスはたまに飛んでくる
砂から目を守ってくれます。
 

フルグローブは重いルアーを
フルキャストする時にあなたの
指を守ってくれますね。
 
 
 
 

おまけ

ルアーですが、ルアーの名前の
後にサーフと書かれたルアーが
たまにありますよね?
 

ああいうのはサーフで釣りを
するために考えて作られています。
 

いくつか持っておくと
いいかもしれません。
 
 

一般的には水噛みの良いルアーを
使うのが主流です。
 

サーフというのは波が寄せては
返すので、流れが前後に発生していて
うねりが強いです。
 

そのため、しっかりと水を噛む
ルアーでないとキッチリ泳いで
くれません。
 

これでシーバスのアタリを
結構逃していたりします。
 
 

ルアーサイズはわりと
大きめのものを揃えてください。
 

ベイトが大きい事が多いです。
 
 

ショアラインシャイナーシリーズ
なんかもオススメですね。
 
 

細身のシンペンを持っていると
飛距離を稼げるので便利です。
 
 

時々、美味しいゲストも
来ますので、メタルジグを
いくつか忍ばせておくと
おもしろいですよ。
 
 
 

あなたの場合はその小さすぎる
漁港が近くにあるなら、その漁港の
脇のサーフ
で釣りをすると
いいかもしれません。
 

サーフでの基本戦術は
水中の小さな地形変化などを
見逃さない事。
 

その漁港の影響でそこには
他とは違った流れが出来ている
はずです。

 

朝マズメと夕マズメの水面が
荒れ気味の時がチャンスですね。

 

夜なら、その漁港もポイントに
なると思います。
 
 
 

さて、先ほど冒頭で
サーフは危険だとお話しました。
 

特に遠浅ではない外洋に面した
サーフは何十回に一回くらいの
割合で大きなうねりが来て、予想外の
大波が押し寄せます。

 

まわりの状況を観察しながら
釣りをしていないと、これに
巻き込まれてしまいます。
 

すると、あっという間に
沖へ流されます。
 
 

さらにドン深のサーフは一度
足がつかない場所へ流されたら
その地形と波の影響で、自力で
再び上陸するのはほぼ不可能。

 
 

ですから、ゲームベストと
携帯電話と防水ケースは
絶対に必要です。
 

さらに、仲間と釣りに行くのが
一番ですが、一人で行く場合は
家族にどこへ釣りに行って
来るのかを告げるといいですね。

 

帰って来なかったら探してくれます。
 
 

安全に楽しんでくださいね。
 
 
 
 

それでは、また。