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かなり前からシーバスを
やっています。

 

ですが、未だに一匹も
釣れた事がありません。

 

すごく大きな河川で釣っています。

アタリは今までに2回あり、
バイブレーションもミノーも
ペンシルもダメ。

常夜灯も潮目も橋脚周りも
全然ダメで心が折れそうです。

 

ロッドもシーバスロッドですし
リールも中級品、ラインはPE、
ルアーも釣れるとうわさのものを
揃えています。

どうすれば、釣れますか?
 

よろしくお願いします。
 
 
 

と、言うのが今回の【Q&A】
 
 
 

私はよく、いろんなところから
いろんな相談や質問を頂きます。
 

よくある質問や
緊急性の高い質問など
当ブログの記事で
お答えしていきます。

 
 

あなたもお気軽に問い合わせて
頂けるとうれしいです。
 
 
 

よろしくお願いします。
 
 
 
 

大河川に固執しない

こんにちは、しんです。
 

なるほど、質問の文面から
察するにかなりの知識を
お持ちのようですね。
 

シーバス歴はたぶん
1年を超えているでしょうね。
 

どんな専門用語を出しても
意味が通じそうな感じが
文面からにじみ出ています。
 
 

かなり熱心に勉強された
ようですね。
 

大丈夫です。

そのガッツがあれば、シーバスは
簡単に釣れるようになります。
 
 

早速ですが、

私が少しマズいなと思ったところを
いろいろと解説させてください。

 

では、いきましょう。
 
 
 

一ヶ月、二ヶ月程度しか
やってないのなら、一箇所の
ホームフィールドに通いつめても
問題ないし、それが正解です。
 

ですが、年間で考えれば
シーバスはかなり移動します。
 
 

河川で釣られているのなら
河口でも釣られていますよね?

でも、河川や河口だけでは
ちょっと苦しいです。
 
 

シーバス歴が長いのなら
ホームフィールドをもう一つ
くらい追加してください。

 

もし、近くに港湾部があるなら
そういう場所がオススメです。
 
 

大河川が絡むフィールドは
淡水の影響が強く出ます。
 

どういう事かというと、
淡水の影響をあまり受けない
フィールドに比べて水温変化
激しいんです。

そして、平均的に低い水温で
推移しています。
 
 

ですから、それとは反対
淡水の影響を受けにくく、
水深がある港湾部などを
もう一つのフィールドにする。

そうすると、天候や季節などの
状況によって効果的にフィールドを
変えられるわけです。
 
 

そして、一番の理由は
釣れないフィールドに固執するのを
防ぐためです。

 

まだ、一匹も釣られていないなら
どこが釣れてどこが釣れないかが
分からないはずですよね?
 

釣れるフィールドで固執するのは
いいことですが、釣れないという事は
そのフィールドが間違っているか、

又はあなたのスタイルや
性格にそのフィールドが
合っていないと思うんです。
 

ですから、あまり長いこと
釣れていないのなら、思い切って
フィールドを変えてみてください。
 
 
 
 

何かがズレている

さて、フィールドを変える
以外にも変えてみた方が
いい事があります。
 

ちゃんとしたタックルや装備で
ずぅ~と釣れてないという
事は何かがズレています。
 

ここからはズレてる可能性が
あるものについて、
お話させてください。
 
 
 

まず、あなたのホームフィールド
ですが、場所を変えずに時間を
変えてみるのもアリです。

 

多分あなたは
潮の満ち引きの時間や
暗いか明るいかの時間を、
あなたの知識で選んで
釣行されてますよね?
 

それでも釣れないなら今度は
あなたが絶対に選ばない時間や
潮のタイミングでフィールドに
出かけてみてください。
 
 

運が良ければあっさりと
釣れると思います。
 

釣れないまでも、いつもとは
まるで違ったいろんな事が
見えてくると思います。
 
 
 

そして、ルアーですが
こちらもズレている可能性が
あります。

 

実はルアーはどんなに凄い
ルアーやよく釣れると言われる
ものを持っていたとしても
使いこなせていないと釣れません。
 

いろんなルアーを所持して
その個性を掴み、フィールドの
状況に応じて的確にルアーを
選ぶ事が大切。
 

でも的確にルアーを選ぶには
まずそのルアーが持つ特有の個性を
知らなければならないんです。
 
 

ですから、あなたがよく使う
ルアーを昼間の明るい時間に
キャストして練習してください。
 

どのくらいのスピードで
リトリーブしたら魚っぽく
見えるのか?

狙ったレンジでルアーを引くには
どのくらいのロッド角度で
どのくらいのスピードなのか?

ストップや加速、減速を
した時にどんな動きを見せるのか?

トゥイッチやジャークで
どんな動きをして、どっちが
有効なのか?

 

こういった事を徹底的に
分析して練習し、あなたの
身体に叩き込んでください。
 
 

これが見えていないと
狙って釣ることは出来ません。
 

そして何より、

ルアーの個性を掴み、フィールドの
状況に応じて的確にルアーを選ぶ、
これがルアーフィッシング
というものです。
 

実はシーバスフィッシングは
釣れないとか釣れたとか言う
釣りではないんです。

完全に狙って釣る釣りです。
 

ゲームはあなたが組み立てます。

エサのように魚から寄ってくる
釣りとはちょっと違います。
 
 
 

常夜灯や潮目、橋脚ですが
いわゆるポイントというヤツですね。

 

こちら、今までとは攻め方
変えてください。
 

これは例えば、

少し離れたところから狙って
みるとか、キャストの角度を
変えてみるとか。
 
 

常夜灯にありがちなのが
釣り人が常夜灯に近づき過ぎている
というパターン。

この時シーバスはを見ています。
 

・・・、
 

なぜ近づいたらダメなのか
もう分かりましたね?
 
 

さらにあなたはベイトの
頭の向きを意識した事が
ありますか?
 

少しでも流れがあるフィールド
ならベイトの頭の向きは
だいたい同じです。
 

そのため、変な方向へ頭を
向けているルアーには
シーバスは違和感を覚えます。
 

ほんの些細な違いに
敏感に反応する、スレるという
ことですね。
 

「おかしいな」と感じたら、
ルアーの泳ぐ向きを変えてみて
ください。
 

これは立ち位置を変えて
キャストの角度を変えるという
ことです。
 
 
 

さて、タックルですが
ルアーと同じように
タックルにも個性があります。

 

これは分かりますね?
 

シーバスロッドにPEラインと
言ってもロッドによって
釣り方がまったく変わります。
 

例えば、今はソリッドティップの
シーバスロッドなんかもありますね。

バチ抜けなどに使われる、
ほぼ向こう合わせ的なタックルです。
 

でも、先調子でハリがある
こちらからガンガン合わせて
いくようなロッドもあります。
 
 

極端なものを2つ挙げましたが、
あなたのタックルがこの2つの
間のどの辺にあるのか?
 

これによって、釣りのタイプ、
合わせ方、ルアーのアクションの
付け方や付き方。

こういったいろんなものが
全て変わってきます。
 

これも昼間の明るい時間帯に
ルアーの練習をしなければ
ならない理由の一つです。
 
 
 
 

まとめますと、

シーバス歴が長いなら、一つの
フィールドに固執するのは
良くないという事。

 

釣れていないのなら、思い切って
フィールドを変えて気分を
変えるのもアリだという事です。

 
 

そして、釣れないという事は
何かがズレているというのを
疑ったほうがいいです。

 

それは例えば、

フィールドであったり、
潮のタイミングであったり、
時間であったり、
ルアーであったり、
ルアーのアクションであったり、
リトリーブスピードであったり、
ポイントの狙い方であったり、
ルアーの頭の向きであったり、
タックルの得意不得意であったり、

と、まあいろいろです。
 
 

まずは、ルアーを使いこなす
ために昼間の練習をしてください。

 

それが出来たら、上記のズレてる
可能性があるものを必ず一つずつ
変えて試してみてください。

 

同時に2つとか3つとか
変えてはダメです。
 

それをやってしまうと、何が
ダメだったのかが分からなくなって
さらに迷宮入りします。
 

ですから、必ず1つずつ
試してください。

これ、重要です。
 

必ず一つづつ、試してくださいね。
 
 
 

ごめんなさい。

もしかしたら、少し気分を
悪くさせたかもしれないですね。
 
 

今回、かなり厳しい指摘
したと思います。
 

ですが、私はあなたに釣って欲しい。
 

私に相談して頂いた事を
無駄にしてほしくないんです。
 
 

当たり障りのないように
お話しても相談の意味が無いし、
あなたにも釣れるようになって
頂けない可能性が高いです。
 

ですから、けっこう辛口
お話しました。
 
 
 

やることは多いですが、
がんばってくださいね。
 
 

あなたなら、釣れますよ。
 
 
 
 

それでは、また。