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シーバスを始めます。
 

先日、8000円くらいのロッドを
購入しました。

ですが、どうもリールが決まらずに
そのまま帰りました。

 

ロッドでけっこうお金を使って
しまって、あまり予算がありません。

店頭のカゴに入ってる安いリールを
買おうと考えているのですが、
やっぱりマズいでしょうか?

 

あまり知らないので、しんさんに
アドバイス頂きたいです。

よろしくお願いします。
 
 
 

と、言うのが今回の【Q&A】
 
 
 

私はよく、いろんなところから
いろんな相談や質問を頂きます。
 

よくある質問や
緊急性の高い質問など
当ブログの記事で
お答えしていきます。

 
 

あなたもお気軽に問い合わせて
頂けるとうれしいです。
 
 
 

よろしくお願いします。
 
 
 
 

ホームフィールドによる

こんにちは、しんです。
 

問い合わせ、
ありがとうございます。
 

なるほど、予算が少なく
あの店頭のカゴ入りのリールを
狙っているんですね。
 

分かりました。
 

では、リールを選ぶ基準というか
買う前に知っておいたほうが
いい事をお話します。

 

じゃ、さっそく。
 
 
 

まず、リールを選ぶ時に
考えなければならないのが
ホームフィールドです。
 

ホームフィールドとは、
あなたがこれからシーバス
フィッシングをする時に
最も多く通う釣り場の事。
 
 

例えば、あなたのホームが
湾奥の運河などがたくさんある
フィールドだったとすると、

この場合はカゴ売りの安い
リールでも、とりあえずは
問題ないと思います。
 
 

これは、どういう事かと
言いますと、フィールドの
塩分濃度が濃いか薄いか
です。
 
 

あなたは塩害というものを
知ってますよね?
 

海水の塩分濃度が濃いエリアでは
塩による影響が陸上にまで及びます。
 
 

私もいろんなところで釣りを
してきたんですが、湾奥などでは
釣りから帰ってきても普通
していられます。
 

ですが、塩分濃度が濃い
フィールドで釣りをした後は
髪の毛などが相当ベタついて
頭を洗わずにはいられません。
 

なにせ、釣り人は陸上では
最も塩害を受ける部類ですから。
 

近くにある建物や畑の
比ではありません。
 
 

そして、このベタベタの頭と
同じことがリールやロッドや
ラインにも起こっています。

 

ロッドはともかく、リールに
とっては大変な事です。
 

釣りを重ねるごとにリールの
内部に塩気が入ってどんどん
溜まっていきます。
 

こうなると、内部が錆びるし
すぐに壊れてしまいます。
 
 

ですから、あなたのホームが
外洋に近い場合はしっかりと
塩対策がされている高いリールを
選んだほうがいいでしょう。
 

その方がストレス無く
釣りができますからね。
 

湾奥ではなく外洋に近ければ
近いほど釣り場の塩分濃度も
高くなります。
 
 

ただ問題なのが、しっかりと
塩対策をされたリールは
かなり高額だという事です。
 
 
 
 

有名メーカーのものを使おう

さて、カゴ売りのリールについて
ですが、これ実は当たりハズレ
あるんです。
 

まあ、塩に関して言えば
関係ない事ですが、リールの
巻き心地や壊れやすさなどには
当たりハズレがあります。
 

カゴ売りのリールを買っても
安定した巻き心地の物もあれば
なんかどこかに引っかかるような
ぎこちないリールもあります。
 

そして、

すぐに壊れるリールもあれば
やけに長持ちするリールも
あるんです。
 
 

これらの命運を分けるのは
ズバリ、”あなたの運”です。
 

最悪、一回釣りに言って
数日放置しておいたら
まるで使えなくなるような
リールもあります。

外洋で釣りをした場合ですけど。
 
 
 

一方、安いと言っても
4000円くらいはするんですが
有名メーカーの名がついた物なら
性能が安定しています。

 

カゴ売りのリールのように
目に見えて個々の性能に差が
あるような事は少ないです。
 

この手のリールであれば
激しくハズレを引くことは
ないでしょう。
 
 
 

そして、基本的にはリールの
予算は1万円くらいを
考えておくといいです。

 

これならけっこうなスペックの
リールを買う事ができます。
 

当たりハズレはほぼありません。
 
 

ただし、塩による被害を
考えるとこの程度のリールでは
ハッキリ言ってあまいです。
 

あなたのホームが外洋に近いなら
この辺りの中途半端なリールが
一番タチが悪いです。
 

塩対策を売りにしている
有名メーカーの高いリールか、
逆に安い方へと転ぶのが
いいと思います。
 
 

ですが、中級品の中にも
錆びにくい部品で作られている
リールもあるので、購入の際
店員さんに聞いてみるといいですね。
 
 

そして、

高級リールを買わないのなら
リールのスプールがPE仕様に
なっていない普通のリールを
買ったほうがいいです。

 

PEラインは普通の釣り糸よりも
かなり細いため、PE仕様のリールの
スプールは極端に浅くなっています。

スプールとはラインを巻くところ。
 
 

普通のリールにした方がいい
理由は、あなたが先日
購入したロッド。
 

8000円くらいのロッドだと
ロッドに付いているガイドが
PE仕様になっていないものが
あります。
 

そういったロッドでPEラインを
使うとトラブルが多発します。
 

ですから、PEと普通のラインと
どちらでも移行出来るように
普通のリールを買っておいた
ほうが無難です。
 
 

そして、
リールを買うときに店員さんに

「PEラインを使いたいので
下巻きをお願いします」

と言えば、余分なラインを巻いて
スプールのかさ増しをしてくれます。
 

これ、やってくれるのは
大型のチェーン店の釣具屋だけ。

個人の小さなところは
やってくれないのでご注意を。
 
 
 
 

まとめますと、

もし、あなたが、

「俺は強運だ!」

と言うのなら、カゴ売りの
リールを買ってみる。
 
 

「いや、運は悪いな」

というのであれば、メーカーの
最安値のリールを買ってみる。
 
 

「俺は湾奥だ!」

と言うのなら、メーカー最安値か
1万円くらいのリールが無難。
 

イチかバチかでカゴ売りに
手を出してみるのもアリ。
 
 

「俺は外洋エリアだ!」

と言うのなら、メーカー最安値か
塩対策がされた高級リールが無難。
 
 

といった感じですね。
 
 
 

ただ、あくまでこれらは
私個人の考え方です。
 

これから始めるあなたがリールを
買うのに必要な知識は全て
お話させていただきました。
 

つまり、

これらを参考にあなたなりの
リールの選び方をして頂ければ
それでいいというわけです。

 
 

「でも、そんなのめんどくせー」

と言うのなら、上記のどれかから
選んでみるのもアリですね。(笑)
 
 
 
 

それでは、また。