「シーバスを始めて半年です。」
「ルアーのキャスティングに
ついてですが、どうも苦手なようで
今ひとつ、うまくキャスト出来ません。」
「まず、まっすぐ飛びません。」
「そしてフライになったりします。」
「どうやってキャストしたら
しんさんみたいにストラクチャーの
際10センチとかにキャスト
出来るようになりますか?」
「よろしくお願いします。」
と、言うのが今回の【Q&A】
私はよく、いろんなところから
いろんな相談や質問を頂きます。
よくある質問や
緊急性の高い質問など
当ブログの記事で
お答えしていきます。
あなたもお気軽に問い合わせて
頂けるとうれしいです。
よろしくお願いします。
オーバーハンドでステップアップ
こんにちは、しんです。
半年ですか・・・。
けっこう悩まれたようですね。
でも大丈夫。
押さえなければいけない
大事なポイントを知らないだけ。
すぐにまっすぐ投げれるように
なるので、気楽にいきましょう。
いろんな知識やうんちくは
たくさんあるんですが、
抽象的な回答ではおそらく無駄なので
具体的な上達法を解説させてください。
流れとしてはまず、
オーバーハンドキャストで
順番にステップアップ
していって頂きます。
では、いきましょう。
まずは準備してほしい
物があります。
それはフックを外したルアーです。
いわゆる練習用のルアーですね。
コレは例えばあなたが持っていて
ほとんど使っていないルアーとか、
どこかに当たって壊れてしまった
ルアーがいいです。
同じような重さのオモリとかでも
いいんですが、キャスト時の
空気抵抗などもあるので、出来れば
本物のルアーを準備してください。
フックを外すのは練習中に起こる、
水中のゴミなどが引っ掛かって来たり、
何かのストラクチャーなどにルアーが
引っ掛かってロストしてしまう。
こういった煩わしいトラブルを
出来る限り減らすためです。
この練習用ルアーが準備できたら
いよいよフィールドへ出かけます。
ですが、
このフィールドを選ぶときは
標的がある場所を選んでください。
それは例えば灯台であったり、
対岸の何かであったり、橋の橋脚
であったり、とにかく動かなくて
キャストが届かないものです。
この練習法では常にこの標的を
狙ってキャストして頂きます。
次はルアーの重さをあなたの
指で感じてください。
ルアーを付けた状態で人差し指に
ラインを掛けて、リールの
ベールを返します。
キャスト直前の状態ですね。
この状態を維持したまま、
ゆっくりとバックスイングをして
キャストするようにゆっくりと
竿を前へと振り戻します。
ラインは離しません。
ロッドを前に戻した時、ルアーが
竿先に絡まろうとするので、
竿先にルアーが当たらないように
加減してくださいね。
ルアーが竿先に当たらない程度の
スイングスピードで加減しながら
ゆっくりと何回かスイングしてみます。
この時、あなたは首を上下に
振りながら、ルアーと竿先の動きを
目で追ってください。
すると、後ろへ振りかぶって
前に戻す時に、竿先がルアーに
引っ張られて曲がっているのが
確認できると思います。
この曲がりがオーバーハンドで
キャストするときの飛距離に
影響する大切な部分になります。
そして、これらの一連の流れを
あなたの人差し指にルアーの重さを
感じた状態を維持して行います。
ロッドを前に戻した時以外に
指にラインテンションを感じなく
なったり、指からラインが外れて
しまってはダメです。
これはキャストする時でも
まったく同じ。
途中で人差し指にラインテンションを
感じなくなったら、たいていキャストは
失敗に終わります。
そして、このラインテンションを
あなたの指で感じて制御している
感覚こそが、実はキャストの
命中率に深く影響してきます。
なぜなら、
これが把握出来ていないと
ラインを離すタイミングが
正確に捉えられないから。
ですから、まずはあなたの人差し指が
ラインテンションを感じているのを
認識する事が大切です。
では、実際のキャストに
入っていきましょう。
まず、オーバーハンドキャストとは
あなたの頭の真上をポイントに
対して一直線上に振り抜く、狙いを
横に外さない事に特化したキャストです。
下の画像を見てください。
このようにオーバーハンドは
ポイントに対してまっすぐに立ち、
ポイントとあなたを結ぶ直線上でしか
アクションをしません。
そのため、ルアー、ロッド、
竿先の全てがあなたの頭の上を
通り、横から風が吹くなどの
力が掛からない限りは横に飛んで
行く事は理論的にありません。
ちょうど、剣道の面を打つ
時の感じを思い出して
頂ければいいです。
体育の授業でやりましたよね?
これを忠実に実践すれば
とりあえずルアーが横に飛ぶ
事はなくなるはずです。
さて、次はフライ対策。
コレはよく時計の何時の位置で
ラインを離せとか言われますが、
それはあくまで目安でしかないです。
このラインを離すタイミングは
感覚で読み取って頂く必要が
あるんです。
どうするかというと、
まずは軽くキャストしてください。
10メートルくらい先を狙う感じで。
フワッとキャストします。
この時大事なのは、必ずルアーを
着水させる位置を見ながら
キャストすることです。
そして、
「だいたい狙った位置に
着水させられたな」
と思ったら、そこから徐々に
15メートル、20メートル、
25メートルと少しづつ飛距離を
伸ばしていってください。
何十回、何百回とキャストを
繰り返します。
そして、
「これ以上、飛距離を伸ばすのは
もう無理だな」
と思った時にはあなたはもう
ラインを離すタイミングを
覚えています。
この練習法の注意点は
必ず狙って距離を出す事。
20メートルなら、あなたが
20メートルだと納得出来るまで
何度もキャストします。
そして狙い通りにいってからで
なければ、25メートルに
進んではいけません。
納得の20メートルに着水させられたら
同じように20メートルで数回
キャストして、それがマグレじゃない
事を確認しながら進むといいですね。
これを完全にやりきった時には
フライが出ないようになっています。
頑張ってください。
ココはつらいです。
きついところです。
必ず、筋肉痛になります。
でもここを超えて頂かないと
シーバスを狙って釣るのは
難しくなります。
なぜなら、マグレで釣れる時も
あるけど基本的にはシーバスは
狙って釣る魚だから。
つまり、極端に言えば
ここを超えないとシーバスは
釣れません。
な~に、キャスティングに
半年間悩み続けるあなたの
ガッツなら余裕ですよ。
こんなの。
キャストの型から離れる時
さて、長々とキャスティングの
マスター法についてお話してきましたが、
最終的にはオーバーハンドやサイド、
バックハンドなどの型を捨てる時が
やってきます。
釣りをしていれば、それはもう
いろんな状況にぶち当たります。
それは、強風だったり、キャスト
位置の地形だったり、または
最大飛距離が必要だったり。
これは例外なくといっても
いいでしょう。
ありえないフォームでキャスト
したり、飛距離のために
スリークォータースローを
使ったりとか。
こういったキャスト法は
コントロールが難しいです。
でも、これらのキャストを
してもコントロールを外さない
ためには、ある要素が必要に
なってきます。
一番最初にお話しました。
標的のあるフィールドを
選んでくださいと。
練習中はその標的をずぅ~と
狙い続けます。
コレはオーバーハンドの
直線を意識するために必要な
事ですが、実は本当の狙いは
そこではないんです。
フライ対策のところで
お話しました。
必ず、着水点を見ながら
キャストしてくださいと。
実は人間は例外なく
この感覚的能力を持っています。
狙いたい場所、その一点に
意識を集中する事と、キャストの
一部始終の動作をしている間、
ずぅ~とその一点を凝視する事。
これをする事によって
その一点に正確にキャスト出来る
感覚的能力。
そしてコレは、先ほど長々と
お話したオーバーハンドの技術と
経験に裏打ちされたものなんです。
この基本を押さえて
始めて可能になる
感覚的な技なんです。
ですから、キャストするときは
適当でもいいので、一点を決めて
そこを狙うイメージで投げてください。
「必ずあそこにぶち込む!」
という、明確で強い集中力と
キャストの基本で、どんな状況でも
狙ったポイントにルアーを
打ち込めるようになります。
もちろん、物理的に
不可能なものは別ですよ。(笑)
あなたなら必ずこの壁を
超えて頂けると私は信じています。
筋肉痛になるまで
キャストしてください。(笑)
それでは、また。
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