こんにちは、しんです。
このところ、天候にも助けられて
昼間は好調な釣りを楽しめていました。
でも、シーバスと言えば夜!
「今、夜の釣りは
どんな感じなんだろう?」
と思い立って、ちょうど次の日
釣友と朝マズメのフィールドで
会う約束をしていたので、その前に
ナイトゲームを絡めてみた。
当日は大潮の夜。
かなり期待しながら最近お世話に
なっているフィールドに立ってみた。
今回はその時のお話です。
初夏の昼間に好調なフィールドの夜
最近いい感じだった伊勢湾奥サーフ。
今回は夜に入ってみました。
天候は晴れ。
下げ潮の途中からフィールドに
入って、潮止まりの少し先まで
釣ってみました。
雰囲気はいい感じ。
ただ、左側の奥のほうに
二人の先行者の姿が。
これには驚きました。
まさか、夜にこのフィールドに
アングラーの方が入っているとは
思いませんでしたから。
かなり離れてはいますが、様子を
観察しながら実釣開始。
イナッコパターンが予想出来たので
最初のルアーはモルモ80をチョイス。
沖へ伸びるサンドバーのような
地形に対して、その右側の
カケアガリを探ってこれるように
沖へキャスト。
・・・、
反応はありません。
ですが、気配はあります。
続けて微妙にコースを変えて
何回かキャストしてみましたが、
何か違う気がします。
まず、トップに出てくる事が
全くありません。
そんなに水深のある場所を引いている
わけではないので、シーバスが水面に
出てきてもおかしくないというか、
浅すぎてバイトがあれば姿は
見られなくても水面に変化が
起こるはずなんです。
「やはりまだ、マイクロベイトか。」
今度はベイルーフマニックの
小さいヤツにチェンジ。
よくシーバスが付いている、同じ
ラインを引いてみる。
すると、その3投目。
マニックをさわるようなアタリが
出て、水面に少しだけ波紋が。
ルアーに接触してきたので、
スレないようにルアーチェンジ。
今度はカームの小さいヤツに
変えて水面直下を引いてみます。
どうやら渋く、警戒しているので
少し沖の方を通してきます。
・・・、
・・・、
コツッ!
静かに素早く合わせます。
「軽い・・・。」
綺麗なチーバスが上がってくる。
短い時間の釣行でしたが、
なんとか反応を得られました。
ひとつ、気が付いたのは潮の動き。
釣りをしている間、ほとんど
潮は動いていませんでした。
この時期の大潮の夜なんで
潮の動きは小さいんですが、
まさかここまでとは思いませんでした。
朝マズメの時間に約束をしていたので
フィールドを後にしましたが
出口でさらに別のアングラーと出会い、
立派なマゴチを手にされていました。
朝マズメの港湾部
さて、ところ変わって港湾部。
なんとか待ち合わせの朝マズメに
間に合ったようです。
私の友人はまだ来ていないのか、
それとももうどこかで始めているのか。
「まあ、移動しながら探っていけば、
どこかで遭遇するよね?」
と思い、さっそくフィールドの端から
順に探り始める。
なにせ、時間帯が時間帯なので
電話を掛けにくいんです。
もしかしたら、寝坊して気持ちよく
寝てるかもしれないし、
すでに釣りを始めていて、私が
電話を掛けたタイミングが魚との
ファイト中で、電話が原因で
バラしてしまうかもしれない。(笑)
どうやら、向こうも同じ考えのようで
やはり電話は掛かってこない。
「まあいいや、せっかくいい
時間帯だから手堅く一本捕っとくか。」
というわけで、常夜灯の影響がある
エリアをマイクロベイトパターンで
探っていきます。
すると、チーバスのようなアタリが。
合わせてもフッキングしない。
「多分、10センチくらいの新子だ。」
何回か、そんな反応がある。
だけど大きいのもライズしているので
居る事は間違いない。
あとは、どうやってあの子を
バイトさせるか?だけです。
そろそろ明るくなってくるので
勝負を決める必要が出てきました。
迷わずローリングベイトの
小さいヤツをチョイス。
ストラクチャーに当たるギリギリに
キャストして表層を引いてくる。
・・・、
コッ!、コッ!
「新子チーバスの反応だ。」
「これでもダメかぁ〜、
じゃあコレはどうかな?」
今度は同じところにキャストして
少し下のレンジをもっとゆっくり
リトリーブしてきます。
・・・、
ガツッ!!!
「ほい!」
フッキング成功。
一回の引き込みをかわして
慎重かつ迅速にランディング。
40センチくらいのシーバスです。
「ふぅ〜、これで多少マシな
釣果になったな。」
と、ひと安心。
そろそろ時合いが終わるので
あとは適当にながしていく。
すると、遠くの方に
見覚えのある人影が。
釣友登場のようです。
とぼとぼと歩いて行き、釣果を報告。
彼はまだ、反応を得ていない様子。
そこからは邪魔をしないように
後から付いていって釣りをします。
すっかり明るくなって、そろそろ
終わりかと思われたその時です。
彼にアタリが。
釣れています!
少し離れていたので、急いでルアーを
回収しランディングネットを持って
彼のところへ。
すると彼が、
「あっ!」
・・・、
先ほどまで素晴らしいシナリを
見せていたロッドが真っ直ぐに・・・。
どうやら、バラしてしまった様子。
ロッドのしなりから見て、
相当な大物でした。
アレは悔しかったと思います。
その後も続けていましたが、
そのまま反応を得られず、いいかげん
暑くなってきたので終了としました。
逃がした魚は大きいと良く言いますが、
アレは本当にいい魚でした。
残念です。
まとめますと、
夏場なんで、当たり前といえば
当たり前なんですが、大潮にも
関わらず夜の潮の動きはかなり悪く、
タイミングとフィーディングゾーンを
しっかりと把握しておさえなければ
釣果を出すのは難しいという事。
そして、潮の動きの状態によって
臨機応変にフィールドを変えて
狙いすました釣行が手堅くシーバスを
捕るために必要だという事。
さらに、やっぱり夏場は適切な
フィールドで朝マズメのトップゲームや
下げ潮を絡めたデイシーバスを
楽しむのがいい感じだという事ですね。
さて、彼は知っているかどうか
分かりませんが、今年も4月の下旬に
タイドリバースを終えて夏の潮に
変わっています。
あの時は何を言っても彼の釣果や
気分が変わるわけではないし、
逆にイヤな気分にさせる可能性も
ありました。
ですから、タイドリバースの事に
関しては話していません。
また、タイミングを改めて
「シーバスアングラーにとっての
重要な潮変わりっていうのが
あるんだよ。」
と、話そうと思います。
あなたは、なぜこの時期
デイシーバスがいいのか?というのは
もう大丈夫ですよね?
分からないというなら、面倒ですが
いちばん上のグローバルメニューの
“各種記事一覧”から入って、タイド
リバースの記事を読んでみてください。
そこに全てが書かれています。
この時期は魚もルアーも見える
デイシーバスが楽しめるシーバス
フィッシング上達において
重要な時期になります。
秋が来ればまた冬の潮に変わって
夜の方が釣れるようになります。
それまでにルアーも魚も見える
今の状況を最大限に使って
シーバスフィッシングの感覚を
ある程度掴んでおくといい感じ。
そうすれば、夜でもどんなふうに
どこをルアーが泳いでいるのか、
より鮮明に感じる事が出来るように
なるでしょう。
さあ、釣りに行こう!
それでは、また。