さて、今日は
タイドミノースリム120について。
 

仕様

・ウエイト、13グラム
・全長、120ミリ
・アクション、ローリング
・レンジ、60~100センチ
・対応ベイト、イワシ サヨリ

WS000075
 
 

リリース当時、

その圧倒的なスリム感で
一斉を風靡したルアーです。

スリムミノーといえば”タイスリ”と
答える人も少なくはないでしょう。
 

しかしこのルアー、
ただのスリムミノーではありません。

 

ベストセラーになるようなルアーは
大きく分けて二種類あります。

ひとつは膨大な経験と知識から
何度も研究を重ね、技術の粋を集めて
作られたルアーです。

もうひとつはしっかりと考えられて
作られたが、偶然にも全く予期せぬ
ある性能にものすごく特化してしまった
ルアーです。
 

タイドミノースリムは十分な
飛距離を持ってます。

スリムミノーでありながら
シーバスのホットレンジを捉えています。

各リトリーブスピードに対応できて
強い流れの中でもその泳ぎは破綻しません。

浮力調整も絶妙で出来る限り違和感なく
シーバスをバイトに持ち込めます。

ジャークやトゥイッチも秀逸で
いろいろな場面でしっかりと魚を
連れてきてくれます。
 
 

しかし、弱点がふたつ。

ルアーの大きさに対して
重量が軽いため、キャスト時に
風の影響を強く受ける事。

そして、うねりや高波に弱く
荒れている時には向いてません。

ですが、よく出来たルアーです。
私は好きですね。
 
 
 

話を戻します。

このルアーは後者(偶然にも全く予期せぬ
ある性能にものすごく特化してしまった
ルアー)だと思います。

ではその性能とは?。

波動だと思われます。

このルアー、スリムでローリング
アクションであるところを見ると
サヨリやイワシを意識して
作られたのでしょう。

でも、このルアーはバチパターン
シーバスが釣れてしまうのです。

と、まあ、ここまではありがちな
話ですよね?。

しかしなんと、マイクロベイトや
アミパターンのシーバスも
釣れてしまうのです。

しかも140ミリサイズで
アミパターンで食わせた話も
聞きたことがあります。
 

おそらくこのルアーの波動は
波動の弱い魚やマイクロベイトが
出す波動に限りなくマッチ

しているのでしょう。
 

ちなみにアミ、マイクロベイト
パターンの時は”ほぼ巻かない釣り”に
なります。
 
 

ベイトの特定が難しいバチシーズン。

ルアーチェンジを行わずに
パターンを特定するには
タイドミノースリム120です。

アミなどのベイトを狙う小魚に
付いているランカーシーバスなんかも
釣れるかもしれませんね。
 

そうそう、
このルアー以外に潜ります。

ドシャローには向いてないので
お気を付けください。