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「初心者です。」
 

「最近、ナイロン4号からPE2号に
ラインを変えました。」

 

「PEライン直結でやってみたんですが
僕のホームフィールドでは
底の地質の関係上、根掛かりや根ズレが
ないので問題ないように思います。」

「ただ、PEラインに変えてから
まだ釣れてないので、リーダーが
必要なのかなと思っています。」

 

「やはり、PEライン直結では
釣れないんでしょうか?」

 
 
 

と、言うのが今回の【Q&A】
 
 
 

私はよく、いろんなところから
いろんな相談や質問を頂きます。
 

よくある質問や
緊急性の高い質問など
当ブログの記事で
お答えしていきます。

 
 

あなたもお気軽に問い合わせて
頂けるとうれしいです。
 
 
 

よろしくお願いします。
 
 
 
 

PEラインにルアー直結で釣れるのか?

こんにちは、しんです。
 

「さむい!」

朝晩冷えますな~。
 

「こんな寒い日は釣りにいこう!」(笑)
 
 

さて、今回の相談はこちら、
 

初心者。

ナイロンからPEラインに
変えたばかり。
 

ホームでは根掛かりや根ズレが
無いのでリーダーがいらないのでは?

でもラインを変えてから
まだ釣れていません。
 

PEライン直結でも釣れますか?
 
 

という事です。
 
 
 

では、さっそく解説させてください。
 

コレも結論からいきます。

問題なく釣れます。
 

ただし、警戒心MAXのシーバスで
なければの話ですが。
 

ですから、ほとんどのシーバスを
釣ることが可能だと思って頂いて
間違いありません。

 
 

ただ、これからのシーズンは
少し厳しい戦いになるでしょう。
 

中級者以上の方はご存知ですが、
実は水温が低ければ低いほど
水の濁りがなくなります。
 

水が透き通ってスケスケになると
PEラインというのは案外目立ちます。
 

ですから、これからの時期は
シーバスの活性が落ちる上に
ラインが目立つようになるので
釣りにくくなるでしょう。
 
 
 
 

ルアー周辺のライン

根掛かりや根ズレが無いから
直結で問題ないというのは
ちょっと考えものです。
 

問題ないと判断したんだから
あなたはPEラインの特徴を
よく知っていますね?
 

簡単に説明すると、

・重量が軽い。

・ナイロンやフロロよりも細い
直径で同じ引っ張り強度を持つ。

・極端に摩擦に弱い

というラインです。
 
 

ここで注目したいのは極端に
摩擦に弱いという事です。
 

シーバスフィッシングをしている時に
ルアー周辺のラインが接触するのは
実は”根”だけじゃないんです。

 
 

例えばシーバスのエラブタ。
 

このエラブタの先はかなり
鋭利なカッターみたいに
なっています。
 

ファイト中にこのエラブタの
先端にラインが触れる事は
十分に考えられますよね?
 
 

そして、ルアーのフック。

ファイト中にこのルアーフックの
先端をラインがかすめる事も
けっこうあると思いませんか?
 

釣られるとかなり激しく
暴れますしね。
 
 

さらに、ルアーを丸呑みされた時。

小さなシーバスを釣っても
あまり気が付きませんが、
実はシーバスの口にはがあります。
 

これは50センチ程度のシーバスを
素手でハンドランディングしてみれば
よく分かります。
 

場合によっては指が痛いほどです。
 

丸呑みされた場合、この歯の
部分にラインが来ますから
歯にスレる可能性も高いです。
 
 

つまり、掛かったシーバスが
大きければ大きいほど、ライン
ブレイクの危険性が高まります。

 
 
 
 

PEラインはルアーに絡みやすい

そして、PEラインは
絡みやすく、ほどけにくいです。

 

ナイロンやフロロなら、短い
スパンで見たら、張りがあります。
 

ですが、PEの場合はおろしたては
大丈夫ですが、使えば使うほど
ラインに張りがなくなります。
 
 

細いものは特にからみやすく
ちょっと油断するとルアーや
竿先に絡みます。
 

ファイト中にもしPEラインと
ルアーフックが絡んだり、ルアーに
ラインが巻き付いてしまえば
そこに結び目ができます。
 

この結び目が出来た状態で
強いラインテンションがかかると
あっさりと切れます。
 
 
 

あなたが考えるように
リーダーを使うということは
いろんなリスクが発生します。
 

まず、手間ですね。

そしてリーダーを買うお金がかかる。

ノットを覚える必要があるし、
失敗すると切れてしまったりする。
 
 

ですが、実はリーダーを使わないのも
わりとリスクがあります。
 

ルアーに絡んだり、ライン
トラブルを起こしやすい。

大きな魚ほど逃しやすい。

アワセ切れを起こしやすい。

根掛かりした時にラインを
ルアー周辺で切るという
コントロールが出来ないために
PEラインを大量になくしやすい。
 

これ以外にもまだあります。
 
 
 
 

PEラインの利点をうまく使えていない

あなたはナイロン4号からPE2号に
ラインを変えたと教えてくれました。
 

おそらく、キャスト時のライン
ブレイクやまさかの根ズレで
切れにくくするために、太めのラインを
選ばれたんですよね?
 
 

ですが、PEラインというのは
太いと著しくルアーの飛距離が落ちます。
 

コレはPEラインの表面がフロロや
ナイロンのようにツルンとしてないから。
 

PEラインの表面は凸凹なんです。

ラインが太いとこの凸凹と
空気の接触面が増えるために
キャスト時の飛距離が激減します。
 
 
 

そして横風の影響を強く受けます。
 

水の抵抗も強く受けるので、
ひどい時にはリトリーブしている
時でもラインがたるんでいて
感度が落ちます。
 
 

ですが細いほどこれらの要素は
少なくなります。
 
 
 

つまり、太いPEラインを使うという
ことはシーバスフィッシングにおける
PEラインの最大の利点である、
飛距離と感度を犠牲にしているんです。

 
 
 
 

まとめますと、

特に問題なく釣れるので
PEとルアーの直結でもいい。

 

双方にリスクと利点があって
あなたの判断で選んで頂くのが
一番だという事。

 
 

でも、シーバスフィッシングを
突き詰めて行くといずれは
PEとリーダーの組み合わせに
たどり着く可能性が高いという事。

 
 

一応、私はPE1号とリーダーの
組み合わせを推奨しています。
 

まあ、これも状況によりけりですが。
 
 

PE直結でもバカスカ釣る人は
いるので大丈夫ですよ。
 
 
 
 

それでは、また。
 
 
 
 
 

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