またまた簡素な質問を。
私は柔らかい竿を
現在使用しております。
バイブレーションを使いだして
バラすようになってからもう一つ、
リーダーをナイロンに変えています。
柔らかい竿でナイロンリーダーって
いうのは合わせにくいものですか？
もちろんフロロも持っていますが
我々の仲間は春はルアーの動きが
大切とかでナイロンを
お勧めされてます。
どのようなものでしょう？
よろしくお願いします。
と、言うのが今回の【Q&A】
私はよく、いろんなところから
いろんな相談や質問を頂きます。
よくある質問や
緊急性の高い質問など
当ブログの記事で
お答えしていきます。
あなたもお気軽に問い合わせて
頂けるとうれしいです。
よろしくお願いします。
フッキング時のリーダーの影響
こんにちは、しんです。
またまたまたご質問、
ありがとうございます。(笑)
なるほど、ナイロンリーダーを
使ってらっしゃるんですね。
そういう事でしたら、ほとんどの
場合は問題ありません。
ですが、場合によっては
フッキングに大きく影響します。
少し詳しく見ていきましょう。
じゃ、さっそく。
まず、
あまりにもナイロンリーダーが
長ければ問題ですが、普通に
1メートル程度なら
ほとんど問題にはなりません。
これに関しては
大丈夫だと思います。
もしかしたら、リーダーの長さを
1メートルもとってないかも
しれないですね。
そして短め、又は普通くらいの
リーダーの長さであれば、
ナイロンでも気にするほど
フッキングに差は出ません。
確かにフロロカーボンよりは
フッキング性能に劣りますが、
リーダー1メートル程度なら
ナイロンの伸び率を相殺できます。
大振りに合わせれば1メートル
程度なら伸びたところで十分に
合わせは効きますから。
それにフロロカーボンは硬いんで
しっかりフッキングしていないと
外れますが、ナイロンは伸びるため
逆にバラしにくい特性を持ちます。
シーバスが針を外そうにも、
ナイロンの伸縮性で柔軟に
伸び縮みしてしまって、
凄く外しにくいんです。
だから、けっきょくは
どっちもどっちと言ったところ。
だけど、１つ例外があります。
今したお話はあくまで標準的な
シーバスタックルを使ったと
仮定しての内容になるんです。
まず、シーバスロッドというのは
硬いロッドはもちろん、柔らかい
ロッドであってもしっかりとした
パワーを備え持っています。
ですから、合わせた時の力の
掛かり具合がふにゃふにゃのロッドや
店頭のシーバススターターセットの
ロッドとは全然違います。
つまり、必要最低限の力が
あるのでしっかりとフッキングを
行えるというわけです。
だから大前提として、シーバス
専用ロッドを使っているか、又は
それ以上のパワーを持つロッドで
ある事が条件になります。
そして、同じくもうひとつ。
それはロッドの長さです。
単純に合わせを大振りにする
必要があるので9フィート前後の
ロッドなら問題ありません。
でもこれが、6〜8フィートまでの
ロッドだとバイブレーションに限らず
ナイロンリーダーで確実に合わせを
決めるのは難しいですね。
アタッた瞬間に後ろにジャンプ
すると同時に合わせを入れる、
くらいじゃないとナイロンでは
フッキングできないでしょう。(笑)
結局はリーダーの長さとロッドの
長さとのバランスになります。
もちろん、至近距離でシーバスが
バイトすればフッキング出来ますが。
春にルアーの動きが大切な件
ルアーのアクションについてですが、
フロロは硬く、ナイロンは柔らかいので
ルアーにリーダーを直結していた
場合はけっこう変わります。
でも、スナップやループノットを
使うと遊びが出来るので、
大きくは変わりません。
あなたもおそらくルアーとリーダーを
直結はしていないと思うので、
これに関してはあまり問題では
ないでしょう。
むしろ、そっちよりもリーダーの
比重のことでしょうね。
フロロカーボンは重いので
ルアーの頭が少しですが、
下を向いてしまいます。
そして、少しですが
下に引っ張る力が加わります。
そして、ものによっては
見切られやすくなります。
だけど、これが影響するのは
軽くてバランスが繊細で、なおかつ
ゆっくり巻かなければいけない
ルアーたちだけです。
ですから、グリグリ巻くような
タイプのルアーは関係ありません。
だけど、夜の釣りなどで
リトリーブがスローになれば
なるほど、このフロロカーボンの
比重が邪魔になるという事です。
ですから、スローリトリーブで動かす
ルアーやバランスが繊細なルアーは、
あなたの仲間がおっしゃるように
ナイロンでいった方がいいでしょう。
つまり、どうしてもフッキングが
気になるなら、バイブレーションは
グリグリタイプなんでフロロカーボン
リーダーで釣っても全然大丈夫。
でも、結局はどっちも
そんなに変わりは無い
という事ですね。
まとめますと、
ナイロンリーダーはフロロカーボン
リーダーに比べてフッキング性能で
若干劣るという事。
だけど、長すぎるリーダーでなければ
しっかりとパワーのある9フィート
前後のロッドを使っている限り
気にするほど問題はないという事。
ルアーのアクションについても
確かにナイロンとフロロカーボン
では歴然とした違いがあって、
ここぞという時に活躍してくれる。
だけど、使うルアーによっては
ほとんど影響が出ないルアーも
あるので、しっかりと使い分ける
のが重要だという事ですね。
さて、いかがだったでしょうか。
今回、ちょっと詳しく解説させて
頂く必要があると思ったので
ガッツリとお話させて頂きました。
しっかりと内容を掴んで
頂けると嬉しいです。
あなたはテクニカルで素晴らしい
お仲間をお持ちですね。
ナイロンリーダーとフロロ
カーボンリーダーを使い分ける
方なんてあんまり居ませんから。
その調子でシーバスフィッシングを
楽しみましょう。
それでは、また。
