シーバスフィッシングを
始めようと思います。
よくウェーディングで
釣ると、釣りの幅が広がると
聞くのですが、ウェーダーは
やはりあった方がいいでしょうか?
シーバスもウェーディングも
ド素人なので、アドバイスを
いただけないかと思いまして。
よろしくお願いします。
と、言うのが今回の【Q&A】
私はよく、いろんなところから
いろんな相談や質問を頂きます。
よくある質問や
緊急性の高い質問など
当ブログの記事で
お答えしていきます。
あなたもお気軽に問い合わせて
頂けるとうれしいです。
よろしくお願いします。
漁港、港湾部、運河
こんにちは、しんです。
おっ、これから
始められるんですね?
なるほど、ウェーダーですか。
・・・、
ウェーダーが必要かどうかは
あなたが釣りをするフィールド
によって変わってきます。
と、いうわけで、フィールドごとに
解説させてください。
では、さっそく。
まず、漁港、港湾部、運河です。
漁港というフィールドは
こじんまりとした防波堤や岸壁で
構成されています。
なぜ、こういった作りになっているか
というと、漁港というのは小さな
船の係留場を目的としているから。
だから、小規模な防波堤は
波を防ぐのと、桟橋の役割を
持っています。
そのため、足下から小型船が係留
出来るくらい深くなっている場所が
多く、そもそもウェーディング
出来るほど水深は浅くないです。
ですから、ウェーダーは基本的に
必要ありません。
次は港湾部ですね。
こちらは漁ではなく、物流関係の
船などを係留させる、もしくは
停泊させる事が目的の施設。
だから、台船や海上保安船、
貨物船、大型タンカーなどの
中型船や大型船がほとんど。
そのため、足下からかなり深く
掘る必要があり、こちらもそもそも
ウェーディングは無理があります。
ですから、こちらもウェーダーは
必要ないと言えますね。
お次は運河ですね。
こちらは通常の河川とは違って
文字通り物質を運ぶための水路。
ですから、大きな船が通っても
船底が地面に擦らないように
深く掘られています。
同時に水深があって危険な
場所にもなるので、コンクリートで
垂直に護岸してあり、人が
近づきにくい構造になっています。
下に降りてしまえば簡単には
上がれない場所が多く、
こちらもウェーディングには
無理があります。
ですから、あなたのよく通う
フィールドが漁港、港湾部、運河で
ある場合はよほど特殊な場合を
除いてウェーダーはいらないです。
河川、河口、サーフ
さて、次は河川、河口、サーフを
見ていきましょう。
まずは河川から。
河川では、ウェーディングする
事でポイントに近づける場合が
けっこうあります。
そして、普段釣り人が打たない
ような場所をルアーで探る事が
出来るのでウェーダーは間違いなく
あった方が便利ですね。
無くても釣りが出来ないわけでは
ないですが、どちらかで言えば
ウェーダーが必要なフィールドです。
むしろ、このフィールドのために
あると言っても過言ではありません。
では、河口は?
河口という場所はその地形の特質上、
遠浅になっている場所が多いので、
ルアーの飛距離が必要になります。
ですから、ウェーダーを持っていると
ウェーダーでの移動距離でルアーの
飛距離をかせぐ事ができます。
干潮時などは普段ルアーでは
届かないようなポイントを攻める
事が出来るので、ウェーダーは
あった方が便利ですね。
ただ、河口は河川ほどウェーダーが
必要ではありません。
無くても普通に釣りが出来ます。
その上、河川よりも地面が
ぬかるんでいるフィールドが多く
足をとられるため、かなり
気を付けなければいけません。
さらにアカエイなどの毒を持つ
生物との遭遇率も高く、初心者には
ウェーディングは向いていない
フィールドですね。
お次はサーフ。
こちらは必須です。
そんなに深くまで立ち込むわけでは
ないので長靴とかでもいいですが、
靴に砂が入ったり波しぶきで濡れたり
するので、あると快適にすごせます。
ただ、時おり大きな波が来て
常に波に注意を払っておかないと
さらわれてしまうので、はじめのうちは
経験者に同行したほうがいいです。
注意点は常にまわりを観察する事と
膝下までしか水に立ち込まない事。
これだけは必ず実践してください。
基本は水に入らず釣りをします。
入っても波打ち際までですね。
このように、河川、河口、サーフが
メインフィールドになるなら
ウェーダーは持っていないと
かなり不便です。
ゴロタ浜、磯、地磯
次は特殊なフィールド、
ゴロタ浜、磯、地磯ですね。
では、ゴロタ浜から。
波や波しぶきなどの影響を受ける
ちょっぴり危険なフィールド。
基本的に足場悪く、滑りやすいので
フェルトスパイクの靴底が
必要になります。
これはフェルトスパイクのウェーダー
でもいいんですが、どちらかと言えば
厚手のウエットスーツがオススメ。
理由は水しぶきでほとんど全身
濡れてしまうし、足場の悪いところで
ウェーダーを履くと命取りになるから。
ウェーダーというのは実はかなり
あなたの体の動きを制限します。
数ある水際装備のなかでも
最も動きにくいものだと考えて
もらって間違いないです。
だから、足場が悪いのに機動力が
求められるゴロタ浜ではウェーダーは
あまりオススメ出来ません。
では、磯や地磯は?
こちらは同時に解説させてください。
似たようなものなんで。
もう想像出来ていると思いますが
ウェーダーは向いていません。
と、いうよりは、使えないと
言った方が正しいですね。
分かるとは思いますが、まず磯は
ゴロタ浜とは比べ物にならないほど
足場が悪いです。
このフィールドにウェーダーで
釣行すると、非常に高い確率で
あなたが転んでしまいます。
そして、ウェーダーのもうひとつの
欠点、ウェーダーは見かけによらず
守備力がほとんどありません。
転べばすぐに破れるし、簡単に
怪我をしてしまいます。
運良く自分の身とウェーダーを
守ることは出来たけど、ロッドが
折れてしまった、とかいう
悲惨な結果を招きます。
さらに、もし転倒した先が
海だったとしたら、そのまま
サヨウナラっていう事態にも
なりかねません。
ですから磯フィールドに関しては
ウェーダーは使えません、
というか、これはもう禁止です。
向いていないとか使えないではなく
ウェーダーでの磯釣行は禁止です。
磯フィールドへ釣行されるなら
ウェットスーツに浮力体入りのベスト、
フェルトスパイクシューズに
ヘルメットとフルグローブ。
最低限この装備で
釣行してください。
ウェットスーツは厚みとクッション性で
あなたの身を守ってくれます。
ヘルメットやフルグローブも
磯の凸凹や鋭利なざらざらから
あなたの身を守ってくれます。
浮力体入りのベストは落水しても
磯に擦れて破れて空気が漏れてしまう
自働膨張式の救命胴衣とは違って
確実にあなたの身を守ってくれます。
フェルトスパイクのシューズは
確かなグリップ力を生み出して
あなたの機動力と回避率をMAXにして
パフォーマンスを上げてくれます。
これを聞けば、あなたも磯フィールド
において、ウェットスーツがいかに
優れていて、ウェーダーがいかに
使えないかが分かって頂けたでしょう。
というわけで、磯フィールドや
ゴロタ浜ではウェーダーは使えない
という事ですね。
まとめますと、
ウェーダーが必要かどうかは
あなたが釣行するフィールドによって
変わってくるという事。
そして、あなたが釣行する
フィールドのほとんどが河川、
河口、サーフなら、ウェーダーは
必要になるという事。
さらにウェーディングには
様々な危険が伴い、慣れるまでは
経験者に同行したほうが
無難だという事ですね。
さて、いかがだったでしょうか。
いろいろと分からない事が多くて
大変だと思いますが、ウェーディング
についてはしっかりと勉強してから
釣行してくださいね。
そのための記事のリンクを
このお話のいちばん下に
張っておきます。
知らないと命に関わる事ばかり
書かれているので、必ず
目を通しておいてくださいね。
いつの日か、何処かのフィールドで
ご一緒出来る事を楽しみにしています。
それでは、また。
あなたには読んで頂かなければ
ならない記事がいくつかあります。
下のリンクから飛んで
ご覧くださいね。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
>>>シーバスを始めるあなたへ贈る、ウェーディングの始め方(前編)
>>>シーバスを始めるあなたへ贈る、ウェーディングの始め方(中編)