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シーバスフィッシングを始める
あなたへ。

今回はルアーをキャストして
当たりがあったその瞬間からの
いわゆるファイトについて
解説させてください。
 
 
 

テキトーにファイトしても
釣れるけどフィールドの状況や
魚の大きさ、タックルへの
悪影響を考えると知っておいた
ほうがいいです。

大切な一本を捕るためにもね。
 
 

よろしくお願いします。
 
 
 
 
 

ざっくりと・・・。

こんにちは、しんです。
 
 

簡単に説明するとやることは、
 
 

フッキングする。

↓↓↓↓↓↓↓

ロッドの角度を調整する。

↓↓↓↓↓↓↓

寄せてきて、取り込む。
 
 

以上です。
 

あとは、フィールドに出て
経験あるのみです。
 
 

がんばりましょう。
 
 
 
 
 

ふざけんな! 終わりかよっ!

って、思いましたね?

悪ふざけが過ぎました。
申し訳ありません。
どうかお許しください。
 
 
 

それではさっそくいきましょう。

まずは、フッキング。
 

ルアーをリトリーブ、つまり
引いてくる時に当たりと呼ばれる
魚からの反応が出る事があります。

細かい当たりもありますが
まず、最初のうちは「ガツッ」
来る当たりに対して反応してください。
 
 

なぜなら、始めたばかりの頃は
微妙な当たりを捕るのは
難しいからです。

それに、理想論を言えば、
「釣りにおいて当たりとは
出るものではなく出すもの」
です。

ですが、コレはプロの域なので
慣れてきてから挑戦していけば
いいでしょう。
 
 
 

リトリーブしていて「ガツッ」と
来たら間髪をいれずに強すぎず
弱すぎない程度
の合わせをいれます。

フッキングと言われる行為ですね。

感じ的にいうと
「シャープに合わせる」
みたいな感じです。
 
 
 

この時、大切なのは
フッキングしてロッドに魚の
重さを感じたら、すぐに一度
ロッドを下げて竿先を水面に
近づける事。

と同時に素早く魚がかかった
場所の状況を観察します。
 
 

この時、ロッドの曲がらない部分、
手で持ってるグリップ付近の事です。

このグリップ付近の直線と、
魚の方に向いている
ラインの直線を直角の状態に
保って、自分のところに寄せて
くるまで魚の動きに合わせて
調整してください。

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そして、フッキングした場所が
深い場所である場合はロッドを
立てて魚を寄せてきます。

慣れてくればわかりますが

この時、魚が水面近くまで
上がってきたなと思ったら、
それに伴ってロッドティップを
下げて水面に近づけてください。

潜ったら上げる。

コレの繰り返しで魚を
寄せてきます。
 
 
 

では逆にフッキングした場所が
「浅いな」と思った場合。

この場合は竿先、つまりロッド
ティップを下げたまま、魚を
寄せてきてください。
 
 

これは、あなたも聞いた事が
あると思いますが、シーバスには
シーバス特有の”エラ洗い”という
行動があります。

釣られたら、派手に水面から
飛び出して頭を横に振る行為で
この時にルアーが外れたり
ラインが切れたりします。
 
 
 

この行動はロッドティップを
水面に近づける事で
かなり防ぐことができます。

人によっては状況次第で
竿先を水の中に突っ込むという
方もみえます。

どシャローで根掛かりしない
フィールドなんかで使える
方法ですね。
 
 
 

そして、フィールドが浅くても
根掛かりが激しいフィールドは
ロッドティップを下げすぎると
根ズレと呼ばれる底の地形にラインが
引っかかる現象で切れてしまいます。

この場合は適度に調整してください。
 
 
 
 
 

そして、先ほど言いました。

グリップ付近の直線と、魚の方に
向いているラインの直線を直角の状態に
保って、自分のところに寄せてくるまで
魚の動きに合わせて調整してくださいと。

画像でも説明しましたね?
 
 

この状態を維持したまま、
ロッドティップの位置の調整をして
魚を寄せてきてください。

これはロッドを立てたり、横に
倒したりする事で調整ができます。
 
 
 

何故この角度を維持するのかと言うと、

ロッドの性能を最も活かす事が
出来るのが、この角度だからです。

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ロッドというのは、あなたも
知っているように柔軟な弾性
持っています。

この弾性は魚の動きやショックを
吸収して、様々なトラブルを
回避するのに役立ってくれます。

先ほどの”エラ洗い”でフックが
外れるのも防いでくれます。
 
 
 
 

では、このロッドが少ししか
曲がっていなかった場合。

この時はロッドが余裕で
余分な反発力を持っています。

この状態だとショックを受けた時に
過剰に反発して、戻るときに
ブレが出てラインテンション
一瞬緩みます。
 
 

ラインテンションとはラインの
張り具合を示す度合いです。

このラインテンションが一瞬
緩んだときにトラブルが起きます。
 
 
 
 

では、逆にロッドが限界まで
曲がっている時。

これは指摘されるまで
気が付きませんが、限界まで
曲がっているロッドは実は
棒と変わらないんです。

こうやって言われると
分かりますよね?
 
 

衝撃を吸収出来ないどころか
それ以上の力が掛かれば
ロッドが折れたりラインが
切れたりします。
 
 
 
 

つまりグリップ付近の直線と、魚の方に
向いているラインの直線を直角の状態に
保つという行為は、

ロッド、ライン、フック、
全ての性能を引き出すのに
必要不可欠なものなんです。

 
 

ところが、このロッドの力の
バランスが崩れると、一気に
全てのアイテムのポテンシャル
発揮出来なくしてしまうんです。
 
 
 
 

魚を寄せてきたら次は取り込みです。

ここで大切なのは冷静に
魚の動きを観察して、確実に
一発で決める事。

ネットを準備して、しばらく
魚を泳がせます。

この時、ネットはすでに水の
に入れた状態です。
 
 

そして、魚が完全に戦意を
喪失したその瞬間がチャンスです。

この一瞬の隙を見逃さないで
くださいね。
 
 

ちなみにこの時、ネットを
水中に入れていなくて、「今だ!」
と思った時にネットを水中に
差し込むとそれに驚いて
シーバスが暴れだします。

あらかじめ、水中に入れてから
チャンスをうかがってください。
 
 
 

基本的には、シーバスに頭を
ネットの上に持ってきたら、
ラインテンションをなくすと共に
ネット引き上げます。

ラインテンションをフッと抜くと
魚の頭が一瞬下に下がるので
そこをネットですくい上げます。

 
 
 
 

以上がタックル性能の
引き出し方の解説でした。

このファイトの基本を知っていれば
本当に貴重な一本を取れる
確立が相当上がります。

しっかりと、意識して
覚えてくださいね。
 
 

しかも、分かる人から見れば
「おっ、あの人は釣りがうまいな」
と思われます。
 
 

確実にあなたの技術として
落とし込んで頂けると嬉しいです。
 
 
 
 
 

それではグッドラック!
 
 
 
 
 

前回、リトリーブについての
記事を書かせて頂きました。
こちらも合わせてお読み頂けると
一連の流れが掴めます。

下のリンクから飛んで
御覧ください。↓↓↓↓↓↓↓
>>>最初にマスターすべきリーリング、
リトリーブ、つまり引き方の基本。
シーバスを始めるあなたへ。