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「こんにちは。」

「僕は河口でシーバスを
狙っていますが、まだ釣れたことが
ありません。」

 

「よく流芯部を狙えと聞くんですが
なんかイマイチ流芯部がどこに
あるのか分かりません。」

 
 

「流芯の探し方みたいなのを
教えて頂けると助かります。」

 
 

「よろしくお願いします。」
 
 
 

と、言うのが今回の【Q&A】
 
 
 

私はよく、いろんなところから
いろんな相談や質問を頂きます。
 

よくある質問や
緊急性の高い質問など
当ブログの記事で
お答えしていきます。

 
 

あなたもお気軽に問い合わせて
頂けるとうれしいです。
 
 
 

よろしくお願いします。
 
 
 
 

オモリのズル引き

こんにちは、しんです。
 

今回の質問はこちら、
 
 

主に河口でシーバスを狙っている。
 

流芯部を狙いたいが
どこにあるのか分からない。
 

探し方を教えて。
 
 

という事です。
 
 
 

では、早速解説させてください。
 
 

流芯部を探すと言うよりは
水底の地形を調べるのによく使われる
方法で、”オモリのズル引き”がある。
 
 

これは、根掛かりしにくいオモリを
キャストして、水底をズルズルと
這わせながら引いてくる方法です。
 
 
 

やり方はまずオモリをキャスト。
 

次にキャストしたオモリが
底に着底するまで沈めます。
 
 

この時、ラインをサミングしていると
オモリが着底した時にラインの放出が
ピタッと止まるので分かりやすいです。
 
 

そして、オモリが着底したら
そのオモリで底を引きずるように
リールを巻いてきます。
 

この時、一定の力とスピードで
ゆっくりと巻いてください。

 
 

すると、途中でフッと手応えが
軽くなります。

この時はオモリがある場所に
下り坂があります。

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更に巻いてくると今度は
グッと重くなります。

この時はオモリがある場所で
上り坂が始まった時です。
 

いわゆるカケアガリですね。

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そのまま引いてくると
重たかった感覚が普通に戻ります。

カケアガリを抜けたところです。

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こんな感じで探ってきて
基本的には「一番深いな」と感じる
場所が流芯部にあたります。

 
 

先ほどお話した”サミング”という技は
リールから放出されるラインに抵抗をかけて
飛んで行くルアーにブレーキを掛けるものです。
 

本来はベイトリールという
特殊なリールで使われる技で、

一般的にスピニングリールで
やるものは”フェザーリング”と
呼ばれています。

 
 

フェザーリングとは、キャストして
ルアーが着水する時に、余分なラインが
出すぎるのを防ぐために、スプールを
指で押さえてラインの出を止める技。

主に着水音を抑えたい時や
ルアー着水後の立ち上がりを
早くしたい時に使われます。

 
 

慣れて来ればコレでもラインの出を
抑制出来ますが、なれないうちは
リールから螺旋状に放出されるラインに
手のひらを当てて抵抗を作るサミングを使います。
 

スプール付近にそっと手を
近づければ
ラインが手に当たります。
 

コレは
やりながら加減を掴んでください。
 
 
 
 

この方法で流芯部を探す事出来ますが
おそらくあなたはコレもやってみたんじゃ
ないかと感じます。
 

でも、見つからないし
分からない。
 
 

だから、私に相談してきたんですね?
 
 

実は河口部というフィールドは
流芯部を見つけにくいんです。

 

なぜなら、ほとんどの河口が
かなり広くなっていますから。
 

コレは地形の特徴上、仕方ないんです。
 
 

そして、広い上に流れが複雑
カケアガリや下り坂がいろんなとこに
あって、どれが流芯部なのか分からない。
 
 

コレが河口というフィールドです。
 
 
 
 

直接、目で見て探す

5月の大潮の干潮時、しかも昼間に
フィールドを見に行って、よ~く
観察して写真に収めておいてください。

 

なぜ、5月かというと
私が勝手にタイドリバース
読んでいる現象が起こるから。

コレについて、興味があるなら
記事の一番下にリンクを張っておくので
後ほど確認して頂けると嬉しいです。
 
 
 

おっと・・・、話を戻します。

フィールドによっては
こんな素晴らしい写真が撮れます。

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赤丸で囲ってあるところが
まさに流芯部ですね。
 
 
 

干潮時に行く事が出来ないのなら
水面を見て判断します。

たとえば、こちらの画像。

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少し分かりにくいですが、
水色の線が引いてあるエリアが
流芯部にあたります。
 
 

下げの流れが強くなると
この潮目というのが見やすくなります。
 

厳密に言えば、この潮目という
水面の視覚的変化は、流速の違う
水の流れの境目にできます。
 
 

時と場合によっては
目で見て流芯部を見つける事も
出来るという事です。
 
 
 
 

パイロットルアーを作ろう

そして、そもそも流芯部が
分かったところで、実は流芯部には
ぜんぜんルアーが届かない。
 

な~んて事も河口という
フィールドでは多々あることです。
 
 

そういう場合はどうするか?
 
 
 
 

あなたはパイロットルアーという
ものをご存知ですか?
 
 

パイロットルアーとは、
 

・フィールドに立って一番最初に投げる

・信頼のおける最も使用頻度が高い

・何をしても釣れないからとりあえずコレ
 

と、言うルアーのことです。

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まずはこのパイロットルアーを
あなたの中で作ってください。
 

作ると言うのは、素材や金属部品を
合わせてルアー自体を創りだすのではなく、

自分の持っているルアーか
または新たに購入して
あなただけのパイロットルアーに
決めるという意味です。
 
 
 

あなたのホームフィールドにも
左右されるので、コレだとは言えませんが、

パイロットルアーの絶対条件
ほぼあらゆるリトリーブスピードで
泳ぎが破綻しない事と、フィールド別の
シーバスのホットレンジを捉えている事。
 
 

簡単に言えば
凡庸性が高く、よく当たるルアーの事です。

 
 
 

こういうルアーを見つけてください。
 
 
 
 

そして、その見つけたルアーを
パイロットルアーにするには、
昼間の明るい時間帯にフィールドに行って
キャストしまくってください。
 

そうやってレンジや各スピードでの
アクションの違い、自分とルアーとの距離感、
リトリーブしている時の引き抵抗や
一番反応がある引き速度をマスターしてください。

 
 
 

特にルアーをリトリーブしている時の
手に伝わる抵抗感、これを毎回意識して
感じるようにリトリーブしてくださいね。
 

これが出来るようになると
ルアーを引いてるだけで水中の
流速が変化したのが分かるようになります。
 
 

そうなると、夜でも流芯部
又は流れの境目が分かるようになります。
 
 
 

これが凄く大事で
出来るようになると、いろんなものが
見えてきます。
 
 
 
 
 

まとめますと、

流芯部を探すにはいろんな
方法があり、いずれも昼間の釣行が
鍵になるという事。

 

そして、何よりまずは
あなたなりのパイロットルアーを決めて
その使い方をマスターするまで
ひたすら投げまくる事ですね。

 
 
 
 

大丈夫です。

すぐに釣れるようになります。
 
 
 
 

それでは、また。
 
 
 
 
 

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やって来ました、シーバス
アングラーにとっての潮変わり。