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「始めて半年ほどになります。」
 

「なかなか釣れません。」

「私には向いてないんでしょうか?」
 

「リバーシーバスについて
聞きたいんですけど、
上げ潮と下げ潮では
どちらがいいですか?」

 

「どちらが釣れますか?」
 
 

「どっちを狙ったらいいのか
迷っています。」

 

「お願いします。」
 
 
 

と、言うのが今回の【Q&A】
 
 
 

私はよく、いろんなところから
いろんな相談や質問を頂きます。
 

よくある質問や
緊急性の高い質問など
当ブログの記事で
お答えしていきます。

 
 

あなたもお気軽に問い合わせて
頂けるとうれしいです。
 
 
 

よろしくお願いします。
 
 
 
 

上げ潮?それとも下げ潮?

こんにちは、しんです。
 

11月も中旬に入り、そろそろ
シンペンが活躍しだす季節に
なってきましたね。
 

あなたはいかがお過ごしでしょうか?
 
 

私はもちろん、釣りばかり。
 

「寒い!」とか言いながら。
 
 
 

周りの人たちには

「寒いなら、やめときゃいいのに。」

と言われる始末。(^_^;)
 
 
 
 

それはさておき、
今回の相談はこちら、
 
 

リバーシーバスです。
 

上げと下げ潮ではどっちがオススメか?
 

どちらが釣れるか?
 
 

という事です。
 
 
 
 

では、解説させてください。
 

コレについては、
結論から申し上げますね。
 

上げ潮と下げ潮ではどちらも釣れます。
 
 

「上げ潮の方がいい」とか

「いやいや、下げ潮の方がいい」

というのは、コロコロ変わります。
 
 
 

どういう事かと言うと

これを決める要素は大きく分けて
2つあります。

 

一つはそのフィールドの特徴。
 

もう一つはそこで釣りをする
アングラーによって変わってきます。
 
 

では、一つづつ見ていきましょう。
 
 
 
 

フィールドの特徴によるもの

この細かい要素はそれはもう
たくさんあると考えられます。
 

もちろん私も全てを
把握できているわけではありません。
 
 

ですが、極端な分かりやすい例を挙げると
底の地形変化に乏しく流芯部まで
キャストが全く届かないようなフィールド。

 

上げ潮時によく狙われるのが
海水くさびと呼ばれる、シーバスが
河川を遡上する時によく乗ってくる
潮の流れの先っぽ。
 

この先っぽが通るのが流芯部なんです。
 
 

コレは淡水より海水の方が重たいから。

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海水のほうが重いということは
潮が上げて来るとき、より深い場所から
先に浸水するという事ですよね?
 

ですから、上げ潮の時に
一番早く海水が通るのは
流芯部なんです。
 
 

当然、ベイトを食べる気満々の
シーバスは我先にとそのタイミングを
待ち構えていますから、この流芯部を
通って遡上します。
 
 

で・す・が、
流芯部にはルアーが届かない。
 

こうなると上げ潮時には
釣りにくいわけです。
 
 
 
 

反対に潮が下げるときはベイトが
シーバスに食べられないように
岸際の浅いエリアに避難してきます。

 

これは流されないように
するためでもありますね。
 

ベイトが岸際に寄ってしまうので
当然シーバスも岸に近い
ブレイクラインまで寄ってきます。
 

そうなるとルアーの射程距離内
シーバスが入って来るので
下げ潮のほうが釣りやすい
フィールドが出来上がります。
 
 
 

ブレイクラインとは、
浅いところと深いところの
境目の事です。
 

カケアガリなんかもコレにあたりますね。
 
 
 
 

もう一つ例を挙げると、

全体的に浅くてルアーが流芯部に届く
干潮時にはほとんど干上がって
しまうようなフィールド。

 
 

これは、先ほどとは逆のパターン。
 
 

水深にも寄りますがシーバスが
上げ潮に乗って流芯部を遡上してきます。
 

今度はルアーが届くので、
狙い撃つ事ができますね。
 

そして、フィールドに海水が
満ちた状態になったら、適度に
いろんなところで捕食します。
 
 
 

その後、潮が下げだして流れが
効きはじめた瞬間に爆食して
電光石火で海へと戻っていきます。
 

なぜなら、モタモタしていると
シーバスたちの泳いでいるエリアが
干上がってしまうから。
 
 

30センチくらい水位が下がったら
パッタリと当たりがなくなるような
フィールドもあります。
 

シーバスいなくなりますから。
 
 

こういうフィールドでは
下げ潮のほんの僅かなタイミングを
外してしまう可能性が高いので
上げ潮の方が釣りやすいですね。
 
 
 

「そろそろ下げ潮が効きだすぞ」

というタイミングに行ってみたら、
すでに捕食祭りが始まっています。
 
 

そして急いで準備してキャストしたら
何故か当たらないし、釣れない。
 

と言うか、気づいたら魚の
気配すらない、みたいな。
 
 

という事が起こります。
 
 
 

これは、上げ潮のほうが釣りやすく
下げ潮が釣りにくいパターンですね。
 

極端で大雑把な話をしましたが
そのフィールドにあるポイントなどでも
どちらが釣りやすいか変わってくるんです。

 
 
 
 

釣り人によっても変わる

釣り人、つまりアングラーに
よっても得意とする釣り方と
そうでない釣り方がありますよね?
 
 

あなたが普段どんな釣りを
得意としているかでも上げで釣りやすい、
下げで釣りやすいが変わってきます。

 
 
 

たとえば、ドリフトという釣技を
あなたはご存知ですか?
 

「ドリフト入魂!」みたいな、

「俺はルアーを変えてセンチ刻みで
レンジを変える事が出来るぜ」

「橋脚際の明暗の暗部に入って
30センチ流されたあの一点で正確に
U字ターンを入れられるんだ」

 
 

みたいな技を持っている、
又はそれを目指しているなら
あなたは下げのほうが得意ですよね?
 
 
 
 

反対に、
 

「トゥイッチ、ストップ、
リフト&フォール、食わせの間や、

タダ巻き時のスピード調整で
この俺の右に出る奴はいない」

 
 

というのなら
上げ潮の方が得意ですよね?
 
 
 
 

また、ポイントを見つける
能力でも変わります。

 
 

上げ潮時のそのフィールドの
ポイントを熟知しているとか、

下げ潮時はあそことあそこと
ここが必ず反応があるなど、
 

シーバスのポイントでも
そのフィールドごとに様々な
特徴や癖があります。
 
 
 

そういうのをどれだけ知っているか、
どれだけ発見できるかでも
上げと下げでの釣りやすさは
変わってきます。
 
 
 
 

まとめますと、

ポイントらしき場所を一つづつ
観察してください。

 

そして、このポイントは上げのほうが
向いているとか、

このストラクチャーは
下げのほうが確実にシーバスを
バイトさせられるな、
 

など、ポイント別に分析していって

上げのポイントが多いのか?
それとも下げのポイントが多いのか?

と、いう具合に判断してみるのも
オススメです。

 
 
 
 

そして、あなたがどんな釣りを
目指しているのか?

というよりは、
 

あなたがどんな釣りをしたいのかで
考えて選んで行くのが本質です。

 
 

そりゃ、釣れたほうがいいですよ。
 

私もそう思います。
 
 

でもね、

どれが釣れるのか?も大事だけど
どんな釣りがしたいのか?
 

こっちのほうが大切だと
私は考えてるんです。

 
 
 
 

こうして相談してきた
あなたなら、大丈夫。
 

一緒にシーバスフィッシングを
単純に楽しもうよ。
 
 
 
 
 

それでは、また。