「初心者です。」
「シーバスのアタリが分かりません。」
「そこはメジャーなポイントで
僕が実際に釣りをしていた時でも
近くにいるシーバサーがシーバスを
釣っていました。」
「見たところ、同じタイプのルアーを
使っているんですが、僕には確実に
アタリと言えるようなものが
一度も感じられませんでした。」
「ボトムノックしたり、海藻にかすった
時の感覚は分かるんですが、シーバスの
アタリが分かりません。」
「もしかしたら、知らないうちに
アタっているんでしょうか?」
「同じタイプのルアーなのに
なんで僕はアタリが分からずに
釣れないんでしょうか?」
「なんでアタリが無いんでしょうか?」
「シーバスのアタリはどんな感じ
なんでしょうか?」
「教えてください。
よろしくお願いします。」
と、言うのが今回の【Q&A】
私はよく、いろんなところから
いろんな相談や質問を頂きます。
よくある質問や
緊急性の高い質問など
当ブログの記事で
お答えしていきます。
あなたもお気軽に問い合わせて
頂けるとうれしいです。
よろしくお願いします。
水中で同じルアーは存在しない
こんにちは、しんです。
ようこそ、
ライブ・オブ・シーバス!へ。
質問、読ませていただきました。
あなたは、
だいぶ頑張られたようですね。
質問文からなんとなく
それを感じます。
シーバスが居る場所で釣る、
釣れている人の真似をするなど
基本的なところはしっかりと
押さえています。
あなたなら大丈夫。
すぐに釣れるようになりますよ。
さて、今回の質問はこちら、
初心者。
シーバスのアタリが分からない。
実績のある場所で釣っている。
釣れてる人と同じルアーでも
まったくアタらない。
シーバスのアタリが知りたい。
という事です。
それではいきましょう。
釣れている人の真似をする、
コレは凄く大切な事です。
実際に真似をしてみる事で
釣れてしまう場合もあります。
そうでなくとも
そこからいろんな事が
見えてきたりします。
ですが、真似をしているだけでは
もったいないんです。
そして、実力は付きません。
実は真似をしてそこから
見えてくるものが大切なんです。
例えば、こんな話がある。
その方が釣り仲間と釣りに
行っていた時の出来事です。
釣友が隣でバンバンシーバスを
釣っていたので、その釣友が
使っていたルアーとカラーを
教えてもらって釣り始めたらしい。
もちろん、リトリーブスピードや
レンジもだいたい同じところに合わせる。
ここまでは普通のよくある話です。
ところが、この時
普通はあまり起こらない
ある偶然が起きていました。
実は話してくれた方とその釣友の
ロッドとリールがまったく
同じものだったんです。
この時、二人は爆釣を
疑いませんでした。
ですが、結果は散々なもの。
話してくれた方の釣友さんは
爆釣でしたが、話してくれた方の
釣果はなんと2シーバスだけ。
同じロッド、同じリール、
同じルアーでレンジやリトリーブ
スピードまで合わせても
コレほどの違いが出るんです。
私も興味があったので
少し細かく詮索してみました。
するとそこには決定的な違いが
一つだけあったんです。
それは使っていたラインです。
話してくれた方はPE0.8号、
その釣友さんはPE1.2号を
使っていたと言うんです。
フィールド状況を確認してみると
釣果に差が出た理由が2つ
分かりました。
その時、シーバスのヒットポイント、
つまりアタリが出るポイントが
けっこう遠い場所だったんです。
どういう事かというと、
同じ距離でキャストした場合、
細いラインと太いラインとでは
ルアー着水時のスプール径が
変わって来ます。
スプール経とはリールの
ラインが巻いてある丸いところの
直径の事です。
ここの直径が変わってくると
同じスピードでリールを巻いても
一回転で巻き取れるラインの
長さが変わってきます。
つまり、同じ速度で巻いても
ルアーが泳ぐスピードに
違いが出てしまうという事。
話してくれた方は0.8号だったので
スプール経があまり変わらず
シーバスがいる場所ではレギュラーな
リトリーブスピードだった。
でも、
その釣友さんは1.2号だったため
ヒットポイントではスプール経が
小さくなっていて、実はスロー
リトリーブになっていたんです。
もう一つはタックルを扱う
個人による癖ですね。
いわゆる、個性ってヤツです。
実は人によってやりやすい
リトリーブスピードと
そうでない巻き速度があります。
全く同じスピードでルアーを
引いてくるのは、実はけっこう
至難の技です。
そして、
ロッドティップの位置調整でも
ルアーのレンジが変わります。
さらに、ロッドが違えば
同じルアーでもアクションが
ガラッと変わる場合があります。
コレはロッドの硬さによって
ルアーアクションが変わるから。
どうでしょうか?
水中で他の人と同じルアーの
動きを完全コピーするのが
いかに難しいか分かって
頂けたでしょうか?
ですから、
”水中で同じルアーは存在しない”
と認識してください。
つまり、真似をするのは
いい方法なんですが、その時
なぜその方法でシーバスが
釣れているのかを考える事が大事。
釣れている人の真似をして
そこから見えてくるものが
何より大切なんです。
そして、これが分かれば
他のルアーを使って同じように
釣ることも出来るようになります。
なぜ、アタらないのか
じっくりと分析してみてくださいね。
シーバスのアタリあれこれ
あなたはボトムノックや
海藻に引っ掛かった感触が
分かるんだからシーバスの
明確なアタリは分かると思う。
だからこの時の状況は
シーバスがアタっていないと
考えた方がよさそうですね。
ですが、あなたの言うように
微妙なアタリもありますし、
それらを積極的に掛けていく
釣りもあります。
ですからここで一つ格言を。
シーバスに限っては
ボトムを丁寧に探っている
時でなければ、”疑わしきは
合わせろ”というものがあります。
これをしっかりと実践すると
アタリとそうでないものの
違いが分かるようになってきます。
ですからまずは
ガンガン合わせていきましょう。
さて、それではアタリについて
いくつか紹介していきましょう。
大きなアタリはまず分かるので
微妙なアタリをいろいろと。
まず、ボトム付近の
紛らわしいアタリで
海草に引っ掛かるヤツ。
これはかなり分かりにくいです。
シーバスのショートバイトに
よく似ていて
区別がつきません。
何かに引っ掛かるような感じが一瞬だけ
あって、それが頻発するパターン。
これはシーバスが吸い込んで食べるのを
失敗している時です。
何にもないはずなのにリトリーブ
していると一瞬だけリールの巻きが
重くなります。
しっかりとレンジを把握して調整してる
時や、何度も海草に引っ掛かってるのに
ルアーフックに一度も海草の切れ端が
付いてこない時は疑ってください。
これに対しては
ルアーを変えてしっかり
バイトさせたり、少し送り込んで
合わせたりレバーブレーキ
フッキングなどが有効です。
そして次は「コツッ」という、
すごく小さいアタリ。
これは吸い込んですぐに吐き出す
厄介なアタリで即合わせで対応します。
ルアーまで距離があるとかなりアタリが
小さいので変な手応えを感じたら
すぐにフッキングしてください。
こちらは水中に流れている小さな
木の枝などに引っ掛かった時に出る
アタリによく似ていて紛らわしいです。
あとは、リトリーブしていたら
突然手応えが無くなったりとか。
これはシーバスがバイトしてから
あなたの方へ向かって泳いで
来ている時に起こります。
ロッドを少しだけ斜めに構えて
高速でリールを巻き、ロッドティップが
曲がった瞬間にシャープに合わせを
入れてください。
あまり強く合わせると
アワセ切れを起こします。
そして、モワッとしたアタリ。
バチ抜け時などに多く出る
アタリで、軽いルアーを流すような
釣りでよく起こります。
感じたら速攻で合わせを
入れてくださいね。
大きく分けるとだいたい
こんな感じです。
まとめますと、
釣れている人の真似をするのは
大正解。
でも、ただ単に同じルアーを
投げているだけではなく
なぜその時そのルアーに
アタリがあるのか?
コレを釣れている人の釣り方も
観察してみて、その人がいったい
どんなバイトパターンを狙って
いるのかを読み取る事が大切。
そして、ボトムやストラクチャーが
絡んだ釣りでなければ、あなたから
ガンガン合わせていく事。
”疑わしきは合わせろ”を
実践して経験を積んでいく以外に
シーバスのアタリを見分ける
方法はないという事です。
最初に言いました。
あなたなら大丈夫です。
これから厳しい季節になりますが
釣るための知識なら私のブログに
いくらでも落ちています。
寒さに打ちひしがれた時は
こたつとみかんのゴールデンコンビで
ライブ・オブ・シーバス!を
徘徊するのも乙なものですよ。(笑)
その際は一番上の
グローバルメニューの
各種記事一覧からどうぞ。
機会があったら
どこかのフィールドで
ご一緒出来るといいですね。
それでは、グッドラック!