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しんさん
お久しぶりです。

前回の質問の橋の明暗から
ようやくシーバスを釣る事が
出来ました。

 

またまた質問です。

ドラグ調整って どんなのが
ベストでしょうか?

・フィールドに合わせる?
・魚のサイズに合わせる?
・少し出る方に合わせる?
・ガチガチにして魚がヒット
してから緩める?

ヒットしてからは合わせるように
していますが人によりけりで、
キャスト中はガチガチ派と緩め派とに
別れてるように感じます。

 

私は柔らかめの竿なのでガチっとして
ヒットしてから少し緩めにしています。

これが正解なのかどうなのか
教えてください。

 

あとふと思ったのですが満月の夜は
ベイトが散るので釣れないってことを
よく聞きます。

満月の日は橋の明暗しか
釣れないのでしょうか?

それとも満月の日はシーバスの
やる気ゼロになりますか?

それとも散ったベイトを追っかけて
釣りにくい状況なのか?

しんさんの考えをお聞かせください。
 

いつも、くだらない質問ですいません。
 
 
 

と、言うのが今回の【Q&A】
 
 
 

私はよく、いろんなところから
いろんな相談や質問を頂きます。
 

よくある質問や
緊急性の高い質問など
当ブログの記事で
お答えしていきます。

 
 

あなたもお気軽に問い合わせて
頂けるとうれしいです。
 
 
 

よろしくお願いします。
 
 
 
 

ドラグ調整に関して

こんにちは、しんです。
 

おや、あなたは。

お久しぶりですね。
 

全然くだらない質問では
ないですよ。

大丈夫、すべてのアングラーが
いずれは必ず気になるところです。
 

ご質問、ありがとうございます。
 
 

シーバスの画像、
拝見させて頂きました。

 

いいサイズじゃないですか。

けっこう細かいサイズが多い
この時期にそのサイズが釣れると
いうことは、あなたの戦略と場所の
選定が上手くいったという事
です。
 

よく、あの渋そうな橋の
明暗部からナイスサイズの魚を
引きずり出しましたね。
 

素晴らしいセンスとスピリッツです。
 
 

て再びご質問、

ドラグ調整と満月の夜の
シーバスについてですね?
 

順番に見ていきましょう。
 
 
 

まずは、ドラグ調整から。

これは、あなたがおっしゃるように
人によって違っていて、言ってみれば
どれも正解と言えます。
 

ですから、あくまで私の個人的
考えとして聞いて頂けたらと
思います。
 
 
 

・フィールドに合わせる?

確かに根が無いフィールドや
オープンエリアなどで、余裕のある
やりとりが出来る場合にドラグを
緩めてラインやフックを守る、

そういう方法も正しいと言えます。
 
 

でも、私的にはラインは
釣り人の選択次第。
 

そして、フックにいたっては
フッキング次第です。
 

フックは掛かりがあまいと
針先の方に力が掛かって
簡単に伸びてしまいます。
 

ですが、フックのふところまで
しっかりとフッキングしていれば
相当な力が掛からないと伸びません。
 

どのくらい強度があるかというと、
完全にふところまでフッキングして
いると、たとえランカーシーバスで
あっても伸ばせないくらいです。
 
 

ですから、フィールドによって
ドラグ調整を変えるということは
私はほとんどしないです。
 

しても、ほんの少しの微調整で
基本はガッツリ締めてますよ。
 
 
 

・魚のサイズに合わせる?

魚のサイズによって変える事も
私はしないです。
 

基本、大きい魚に合わせていますよ。

小さい魚はそのままサクッと
釣れてくるので。
 
 
 

・少し出る方に合わせる?

そうですね。

実際に動かない障害物を釣ってみて
ロッドでグ〜っと引いてみて
ギリギリ、ラインブレイクしない
程度にガッツリと締めています。
 

少し出るけど、ほぼガチガチ
という感じですね。
 
 
 

・ガチガチにして魚がヒット
してから緩める?

私もこの方法をとっています。

その理由はシーバスのダメージを
最小限にとどめるため。
 
 

確かにシーバスは強く引くと
フッキングしている場所によっては
口切れを起こします。
 

ですが、実はこの口切れよりも
無駄にファイト時間を長くした方が
遥かに大きなダメージになります。
 

これは時間を掛けて弱らせれば
弱らせるほど危険で、場合によっては
命を落としてしまいます。
 
 

だから、自分の近くまで寄せて
くるまではガチガチで、ランディング
が近くなるとロッドの弾力を100%
生かせなくなるので緩めます。
 
 
 

つまり、あなたの方法で正解です。

ガチガチに締めているとフッキングが
上手くいきやすく、逆に始めから
緩めているとフッキングがあまくなって
フックが伸びるしバラしが増えます。
 

そして、スピニングリールの構造上
ラインは螺旋状に出るのでドラグ
機能を使えば使うほど、糸ヨレが
起きてトラブルの元になります。
 
 

そういった理由から、
プロと呼ばれる上手い方たちも
この方法を取っている事が多いです。
 

しかもそれを固めのパワーロッドで
平然とやってのけます。
 

さすが、といった感じですよ。
 
 

まあ、あくまで私個人の見かた、
考え方ですけどね。
 
 
 
 

満月の夜の状況

満月の夜というのは驚くほど
釣れなくなりますね。
 

ですが、これ実はシーバスの
やる気がなくなっている
わけではありません。

むしろ、活性は高いです。
 

詳しく見ていきましょう。
 
 

まずベイトが散るという事ですが、
確かに真っ暗な時に比べたら
散り気味かもしれません。
 

でも、基本的に夜なので
大きな魚がそこらじゅうで
活動しています。
 

そのため、ベイトたちは
どうしてもシャローや常夜灯の
下などの大型魚が居心地の悪い
安全な場所に集まります。

 

だけど、シーバスはベイトが
そういう行動をとる事を知っている。
 
 

じゃあ、なんで喰わなくなるのか
というと夜のパターンは成立している
けど明るいので表層でのシーバスの
警戒心が異常に強いんです。
 

でも、先ほどお話したように
基本的には活性が高いので、橋の
明暗部で釣れるんですね。
 

ですから、夜のパターンに
昼のシェードパターンが加わる
ポイントを叩くと釣れます。

 
 

さらに、明るい場所でもベイトが
居ればシーバスもいます。
 

だけど、夜のパターンと昼の
パターンの複合なので、単純に
シーバスのレンジが下がっている
と考えていい
です。
 

だから、夜に使われる一般的な
ルアーではまったく釣れない。

釣れないから、ベイトが散っている
とか言われる事が多くなります。
 
 

でも、シーバスが警戒する要素を
取り除いてあげれば問題なく
釣れてしまうんです。
 

例えば、船の影側を狙ったり、

岸壁のシェードを狙ったり、

日常的に人の気配が無い場所で
ベイトが居る状況でルアーの
レンジを下げてあげたり。
 
 

確かに常夜灯にはベイトが
集まります。
 

ですが、常夜灯の下というのは
普段から多くのアングラーに
叩かれている、夜における最も
ハイプレッシャーなポイント。

 

だから、満月だと警戒して
浅いレンジでは絶対に食わないし
そもそもシーバスがそこに
近づかない事もあります。
 

そんなわけで、いつもよりも
さらに釣れにくいんですね。
 
 
 

そして、もうひとつ大事なのが
ルアーのカラーです。
 

例えば、あなたは夜にシーバスを
狙う時に、どんなカラーを
チョイスしますか?
 

ちょっと想像してみてください。

月明かりがたっぷりと降り注いで
いる水面をシーバスは下から
見上げています。
 

この時、もし水面が少しでも
波打ったり、さざ波立ったりして
いたら、水の屈折率と月光でそもそも
水面がフラッシングしてます。
 

こんな状態でキラキラ反射する
シルバーのルアーや光を反射する
白やパールなどのルアーが泳いで
いてもシーバスからは見えません。
 

そして、見えないから
発見できない。
 

当然、ロックオンされる事はないです。
 
 

だけど、これがもし光を吸収する
黒いルアーだったら?
 

これは目立ちます。
シルエットそのものです。
 

だから、シーバスが発見出来る。

そしてロックオンされます。
 
 

ですから、月明かりの夜は
黒やブラックスモークなどの
ルアーがオススメですよ。

 

そして、逆に真っ暗闇な時は
僅かな光を反射する白いルアーが
有効になったりします。

 

この考え方を基本にして
その時の状況に応じてカラーを
微調整して頂ければいい感じです。
 
 
 
 

まとめますと、

ドラグ調整に関しては人によって
様々でその時のバランスを考えて
調整するので、どれが正解だとは
言い切れないという事。

 
 

私の個人的な考え方としては
ほぼガチガチに締めておいて
ランディングが近づくと緩めて
速やかに取り込むという事。

 
 

そして、満月の夜はベイトが
散っているというよりは、夜の
表層パターンが難しくなる
だけ。
 
 

夜と昼のパターンが混在していて
それらに対応したルアーカラーの
微調整が鍵をにぎっている
という事ですね。

 
 
 

私の考えはだいたい
こんな感じです。
 
 

もし、良かったら
参考にしてみてくださいね。
 
 

そして、その調子で釣りに
行きまくりましょう!(笑)
 
 
 
 
 

それでは、また。