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シーバス初心者です。
 

僕は3000番のハイギヤの
リールを使っています。

適当に少しゆっくり目に
巻いているのですが、
イマイチ釣れないし、反応も
ありません。

 

このくらいのリールだと
リトリーブスピードは
どのくらいがいいのでしょうか?

 

よろしくお願いします。
 
 
 

と、言うのが今回の【Q&A】
 
 
 

私はよく、いろんなところから
いろんな相談や質問を頂きます。
 

よくある質問や
緊急性の高い質問など
当ブログの記事で
お答えしていきます。

 
 

あなたもお気軽に問い合わせて
頂けるとうれしいです。
 
 
 

よろしくお願いします。
 
 
 
 

リトリーブスピードに固執しない

こんにちは、しんです。
 

3000番のハイギヤを
使っているんですね。
 

ルアーによっては広範囲に
サクサクと探れるので
頼りがいのある素晴らしい
リールです。

 

そして、そんなリールを選ぶ
あなたのセンスも最高ですね。
 
 
 

さて、

ゆっくり目にリトリーブするのは
間違いではありません。

ですが、このリトリーブスピード
と言うのは、いろんな要素で
かなり変わってきます。
 

ちょっと、考え方を変えて
頂きたいので、いろんな角度で
解説させてください。
 
 

では、いきましょう。
 
 

まずは、ルアーです。

当たり前ですが、あなたがその時
キャストするルアーによって、
リトリーブスピードが変わります。
 

例えば、夏のデイゲーム。

この場合はあなたのリールなら
バイブレーションを早巻きすれば
いいですよね?
 
 

でも、寒い時期のシンキング
ペンシルを使わなければダメな
時はどうでしょうか?
 

あなたのリールではかなり
ゆっくりリトリーブしないと
レンジをキープ出来ません。
 

ですから、リトリーブスピードは
あなたが使うルアーでかなり
変わってきてしまいます。
 
 
 

では、次はフィールドの流れ。

仮に同じルアーを使っていたと
しても、河川でワンドの中を
探っている時は普通よりも少し
ゆっくり引いてくると思います。
 

ですが、同じ河川で
下げ潮時にドリフトさせる時は
どうでしょうか?
 

・・・、
 

これは相当ゆっくりルアーを
リトリーブする事になると
思います。
 
 

このように、その時の
フィールドの流れの強さなどに
よっても、かなりリトリーブ
スピードが変わってきますよね?
 
 
 

では、次はシーバスの気分。

彼らはコンピュータープログラムを
仕込まれたメカではありません。
 

私達と同じで生物です。
 

私達と同じように、その日
その時の状況や状態によって
ハイテンションな時もあれば
気分が乗らない時もあります。
 
 

ですから、たとえ同じルアーで
同じ釣り場、同じ時間帯、
同じ潮であったとしても、

日が変われば前回釣れた
同じリトリーブスピードで
バイトしてくるとは限らない
と言うのは分かりますよね?
 
 
 

では、どうすればいいのか?

まずは、あなたの使っている
ロッドとリールの感覚を
良く知ってください。

 

ルアーや他の要素によって
適切なリトリーブスピードが
違うなら、そのルアーごとに
適切な巻き速度を覚えなければ
いけません。
 
 

ルアーにはシーバスがバイト
してくる丁度いい巻速度、
つまりバイト泳速域という
ものが存在します。
 

これは実際に昼間に釣行して
あなたの目で見て覚えてください。
 

あなたの目で見ていい感じに
泳いでいるルアーの巻き抵抗が
ロッドとリールを介して
あなたの手に伝わってきます。

手応えとして。
 

極端に言えばバイブレーションの
ブルブル具合がそうですね。
 
 

あの感覚を感じ取って
ルアーごとに、

「この手応えならいい動きを
してくれているなぁ」

という感覚をあなたの体に
覚えさせます。
 

これによってルアーごとの
リトリーブスピードを感覚で
覚えこんでいきます。

 
 
 

これをやらないと、夜や
ルアーが見えない遠い場所で
適切なリトリーブスピードの
調整が出来ません。
 

だって、釣りの最中にルアーが
泳いでるところは、ほとんど
見ることは無いですよね?
 

ということは、ほとんど
見えないところでルアーを
操作している事になるんです。
 

だから、目で見て体で
覚えこむ必要が出てくるんです。
 
 

ですから、あまりリトリーブ
スピードに固執しないでください。

>>このくらいのリールだと
リトリーブスピードは
どのくらいがいいのでしょうか?

という考え方は捨ててください。
 
 

リールによってもリトリーブ
スピードは変わってきます。
 

ですが、考え方としては
その時その状況に居るシーバスが
どんな気分でどんなベイトを
狙っているか?
 

それを想像して、

あなたがルアーとロッドとリールと
覚えこんだあなたの釣技で
シーバスが食べたいベイトを
表現してあげるという感じです。

 
 

シーバスルアーのリトリーブ
スピードは、本やネットが
決めるものではないし、

メーカーやプロアングラーが
決めるものでもありません。
 

その時そのフィールドに
立っているあなたが決めて
シーバスに合わせてあげる
ものだという考え方です。

 
 

ここを押さえて置かないと、

「釣れるルアーはどれですか?」

といった感じのメーカーから
見れば、カモがネギしょってる
みたいな間違った方向へ
向かってきます。(笑)
 

まず、最初に凄く重要
事をお話しました。
 

必ず押さえておいてくださいね。
 
 

それを踏まえた上で、今度は
あなたのリールについて
見ていきましょう。
 
 
 
 

3000番ハイギヤをシーバス目線で・・・

シーバス的には3000番の
ハイギヤリールだと基本的には
けっこう早めのリトリーブ
スピードになります。

 

と言ってもこれはあくまで
総合的に見ての話です。
 

もちろん状況によって
変わってきますよね?
 
 

例えばバイブレーション。

こちらは基本、早巻きで
場合によっては竿先がブレない
限界のスピードで巻きます。
 

これは昼間の場合です。

夜は普通に巻いてください。
 
 

次にミノーの場合。

ミノーは昼間は普通か少し
ゆっくり目。
 

夜ならば少しゆっくり目か
かなりゆっくり巻きます。
 
 

そして、シンキングペンシル。

これは基本かなりゆっくり。

流れのある場所では、ヤバい
くらいゆっくり巻いてください。
 
 

これらの基準はルアーの
タイプ別に分けるとだいたい
こんな感じかな~みたいな
目安のようなものです。
 
 

先ほどお話したように、
ルアーには個性があり、
同じミノータイプでも物によって
全然ルアーの巻き速度が違います。

 

ですから、まずはあなたの
持っているルアーをよく知って
頂いて、その個性ごとにこちらの
目安に合わせてみてくださいね。
 
 
 

3000番のリールの巻き速度を
数字的なもので表現すると
シーバスフィッシングの
リトリーブスピードでは、

1秒に1回転で少し早めの
リトリーブになってしまいます。
 

2秒に1回転くらいで少し
ゆっくり目の巻き速度。
 

3秒に1回転でかなり
ゆっくり目の巻き速度です。
 

そしてその先が、ヤバい
くらいゆっくりの速度域ですね。
 
 

要するに夜の釣りだと、

ちょっと油断するだけで、気が
ついたらルアーのリトリーブ
スピードが速くなってしまって
いるという事ですね。
 
 

以上が3000番のハイギヤリールを
シーバスフィッシングで使った
時の感じになります。
 
 
 
 

まとめますと、

まず始めにあなたのロッドと
リールを合わせた時の感覚的な
手応えを良く知る事。

これがあなたの触手になります。
 
 

そして、その”触手”を使って
ルアーごとのリトリーブ
スピードや個性をしっかりと
理解して覚えこむ事が大事。

 
 

さらに、リトリーブスピードとは、

その時そのフィールドに
立っているあなたが決めて
シーバスに合わせてあげる
ものだという考え方
で、

そもそも、”このリールなら
このくらいの巻き速度”という
話ではなかったと言う事ですね。
 
 

これらのとても重要な事を
しっかりと踏まえた上で、

3000番のハイギヤは少し
巻き速度が速いという感じを
元に、先ほどの目安をヒントに
腕を磨いて欲しいという事。
 
 
 

あなたもお気づきのように
ハイギヤのリールではスロー
リトリーブがけっこう
やりにくいです。
 

ですが、3000番ハイギヤの
リールはバイブレーションで
広範囲を探るのにとても便利。
 

そして、

デッドスローリトリーブをした時に
どうしても出てしまうルアーの
泳ぎのブレが、実はシーバスに
喰わせるスキになったりします。
 
 

どんな道具にも良い点と
悪い点があります。

 

それらを活かすかどうかは
あなた次第ですよ。
 

極端に言えば、どんな道具も
要は使い手次第というわけです。
 
 
 

気合いを入れてあなたの釣技に
より一層磨きをかけてくださいね。
 

難しく見えますがあなたの
センスなら必ず出来ますよ。

大丈夫です。
 
 
 
 
 

それでは、また。