WS000222


あなたは、

貴重な水産資源について
どう考えていますか?
 
 
 

今回はリリースorキープの
お話です。

シーバスフィッシングを
始めるにあたって、あなたにも
一度考えてほしい事です。

 
 
 

ですが、このリリースorキープに
関してはそれはもう、いろいろ
考え方があるんです。

どれが正しいとか、そういった
話ではなく一度シーバスを始める
あなたにも考えてほしいんです。
 
 
 

もちろんこれは、「こうだから
ああしろ」とか「こうするべきだ」
という話ではありません。

あなた自身が考えて、その上で
あなたなりの答えを出して頂ければ
嬉しく思います。
 
 
 

よろしくお願いします。
 
 
 
 
 

まず、私としては・・・。

こんにちは、しんです。
 

私の場合は晩ごはんに
スズキの洗いを食べたい時だけ
最初に釣れてなおかつ50~70センチの
シーバスを一本だけキープします。

基本的にはこのスタンスですね。
 
 
 

なぜ、こうしているのかと言うと
まずスズキの洗いは少し手間が
かかるけど非常に美味しい。

だけど洗いにして食べられるのは
せいぜい釣ってから一日程度まで。

だから、持って帰るのは一本で
十分だし、何本も持って帰ったところで
持て余すのが目に見えているから。
 
 

そして、基本的には洗いでしか
食べないようにしている。

はじめてスズキの洗いを食べた
時の美味しさが忘れられないから。

 
 
 

さらに、水産資源として
考えているところもあるんです。

まず毎年、安定した釣果を
楽しみたいし、釣れない年が
あると不安になるしね。
 

かなり繁殖力のある魚だとは
思うけど、やはり必要以上に
捕るのは乱獲です。
 
 

”自分一人くらい”と言う
考え方はかなり危険ですからね。

自分一人くらいと思ったので
あれば、必ず自分以外にも
同じ考えをもつ方がみえます。

そういった方たちが
釣り人の何%を占めるかなんて
分かりません。

でも、もし80とか90%だったら
これは生態系に相当なダメージを
与えると思いますよ。

これプラス漁師の人が何万トン
っていう量を捕っているんだから。

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万が一、生態系にダメージ
与えてしまえば、それを立て直すには
相当な時間と労力が必要です。

しかもシーバスの養殖は
まだ確立されていません。
 
 
 

さらに、大きい魚ほど
産卵能力が高いという事。

大体ですが、60センチになると
性転換をしてメスになり
産卵能力を身につけるようです。

そして基本、大きければ
大きいほど産卵に貢献する。
 
 
 

私が洗いを食べたい時だけ
50~70センチのシーバスを一本だけ
キープするというスタイル
これらの理由から来ています。
 
 
 
 
 

いろんな考え方がある。

では、一般的にはどんな
意見があるのか?
 
 
 

「俺は100%リリースだぜ!」
という方も非常に多いです。

これはフィールドもある程度
関係してますけどね。

湾奥とかは魚が臭うので
ほぼリリース派ですね。

ちなみにリリースとは
釣った魚の生存確率を出来るだけ
高めて水に返してあげる事。

 
 
 

一方では、「いやいや、食べる
ために釣りに行ってるんだ。」

という方もみえます。

ヒドいレベルになると、
それを食べるのか?と問いたく
なるような小さな魚もすべて
持って帰る人も。

高い費用を掛けて、たまにしか
釣りにこない方に多いです。
 
 
 

また、私のように必要最小限しか
持ち帰らない人も結構います。

このタイプは基本的に
自分のためにしか持ち帰りません。

人に頼まれても「ごめん、俺
あんまり釣れないから。」
といって
断る人もみえますね。
 
 

人の分までキープするのは
乱獲に近いですからね。

だって、欲しいなら釣りに
行けばいいんです。

その労力を割かないで毎回
オミアゲよろしくみたいな人のために
貴重な水産資源を乱獲は出来ません。

たま~に、ごく少量なら
まだ分かりますけどね。
 
 
 

これとは逆にたくさん持って
帰って、ご近所さんに配りまくる
方もみえるようです。

もちろん、人柄と好意で
やってる方もみえますが、
中には釣れた自慢でやってる
方もみえるようです。

貰い手がそう感じるという事は
それが真実でしょう。
 
 
 

さらに、

「いや、そもそも絶対に
捕るべきじゃない!水産資源を
なんだと思ってるんだ!」

という方たちも見えるようです。
 
 
 

そして、

「俺達が食べる分なんて
漁師が捕るのにくらべたら
微々たるもので、生態系になんか
影響しないさ。」

って方がいたり。
 
 
 

また、

「釣りに来たんだから
持って帰るのがあたりまえだろ?
あんたにそんな事言われる
覚えは無いんだけど。」

とか。
 
 
 
 
 

人それぞれである。

では、どうするべきなのか?
 
 

どうもしなくていい。
 
 
 

上に例を上げた通り、
人それぞれ考え方があって
あたりまえです。
 
 

しかもたぶん、

どれも正解だし、どれも
間違ってる。

 
 
 

最初に書いた通り、
どうこうして下さいという
話ではないんです。
 
 
 
 

ただ、私は
”人は自然とともにある”
と思っています。

でも、人間だけが完全では
ないけども生命を制御出来る
力を持っています。

責任ある存在だと思いませんか?
 
 
 
 

何度も言いますが
ああしろ、こうしろって
話じゃありません。
 
 

ただ、あなたも一度自分の
スタイルをどこに置くのか
考えてから、釣りという行為で
自然と対話してほしい。
 
 

どんな結論を出したとしても
私はどうこう言うつもりはない。

そういった事柄ではないし、
私にそんな事を言う権限はない。

 
 

だけども、この論争については
一度考えてみてからシーバス
フィッシングに臨んで頂けると
嬉しく思います。

 
 
 
 

それでは、また。
 
 
 
 
 
 
 

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