シーバスをしています。
しんさんにルアーのカラーに
ついて教えて頂きたいです。
昼間の釣りで、どピンクと
チャートバックパールとでは
どちらが良く釣れますか?
ルアーのカラーについては
人によって全く意見が違うので
混乱しています。
そこで、しんさんにバシッと
ハッキリさせて頂きたいのです。
よろしくお願いします。
と、言うのが今回の【Q&A】
私はよく、いろんなところから
いろんな相談や質問を頂きます。
よくある質問や
緊急性の高い質問など
当ブログの記事で
お答えしていきます。
あなたもお気軽に問い合わせて
頂けるとうれしいです。
よろしくお願いします。
その時の天候
こんにちは、しんです。
おや、これはまた難解な
質問ですね。
これはさすがにバシッと
ハッキリさせるのは
難しいです。
ですから、ほどほどに
ハッキリさせましょう。(笑)
これはですね~、
その時の天候と水の濁り具合に
よってコロコロ変わるんです。
それでは、詳しく
解説していきましょう。
では、さっそく。
まずは、その時の天候から。
ここで言う”天候”とは
空の色や明るさの事になります。
例えば、晴れた空と曇った
空とでは、その色が違いますね。
薄いブルーと灰色か白ですね。
これがルアーのバックに
ある色になります。
どういう事かというと、
シーバスは水中の下の方から
上を泳ぐルアーを見上げている
パターンが多いですよね?
つまりシーバスから見たら
ルアーのバックには空の
カラーがあるわけです。
これがまずは大前提です。
例えば、晴れている時は空が
薄いブルーですよね?
この状態で同じ薄いブルーに
近いカラーのルアーを使った
場合、シーバスから見たら
そのルアーはどう見えるでしょう?
色の薄さが同じだったら
多分見えないと思います。
実はこれ、ブルーだけに
限った事ではありません。
晴れている時は光量が
かなり多いです。
例えば薄いと言えるカラー。
白とかはどうでしょうか?
明るい空をバックに
白いルアーを使うんです。
・・・、
これも同じくシーバスからは
発見しにくいですよね?
晴れている空だけではなく
明るい曇りもそうです。
明るい曇りは空の色が
白いですよね?
この状態で白いルアーを使うと、
・・・、
・・・、
シーバスからはそうとう
発見しづらいでしょうね。
だけど、かなり分厚い雲で
どんよりと曇っていたら?
今度は空が黒に近くなります。
この状況で白いルアーを
使ったらどうでしょうか?
これはかなり目立ちますね。
このようにルアーのバックに
あるカラーによって、そのルアーが
目立つか目立たないかが
ぜんぜん違ってきます。
ですから、あなたが使うルアーを
その時そのフィールドで空に
かざしてみると、その目立ち具合が
だいたい分かります。
これがひとつ目の要素になります。
その時の水の濁り
では、ふたつ目の要素。
これは、その時の水に濁り具合、
つまり水の色ですね。
仮に釣りに行ったフィールドの
水の色がかなり緑色に濁って
いたと仮定します。
先ほど、シーバスから見た時
ルアーのバックには空がある
場合が多いとお話しました。
では、その空とシーバスの
間にあるものは何でしょうか?
・・・、
・・・、
そうですね、その緑色に
濁った水域があります。
そしてその水域の中に
ルアーが存在しているんです。
つまり、下を泳いでいる
シーバスからルアーを見上げた
時、どういう状態かというと、
緑色に濁った水の中にルアーが
泳いでいて、そのバックに空がある
という事になるんです。
ここまで解説すれば、
あなたにもシーバスが
見ている状況がかなりリアルに
想像出来てきたと思います。
ここで、さらに
あなたに質問します。
シーバスから見た時の
ルアーのカラーがこの緑色の
水の影響をまったく受けないと
思いますか?
・・・、
考えるまでも無いですね。
影響受けまくりです。
緑色の水の中にルアーが
あるんですから。
前置きはこのくらいに
しておいて、そろそろ本題に
入りましょう。
まず、緑色の水の中で
ピンクとチャートバックを
比べた場合、ピンクのほうが
目立ちます。
だけど、これは天候が
晴れている場合です。
では、逆に夜の空だったら
どうでしょうか?
この場合は実は
逆転してしまうんです。
同じ、緑色の水の中で
ピンクとチャートバックを
比べた場合、チャートバックの
方が目立つようになります。
ですが、これらは単に色の
違いではなく、ルアーの色の
濃いか薄いかもかなり
強く影響してきます。
これを解説しだすと
いつまでたっても終わらない
ので、ここでは割愛します。
まとめますと、
昼間の釣りにおいては、
光度が高ければ高いほど
ピンクとチャートバックとでは
ピンクのほうが目立つという事。
ただし、このピンク色が
薄ければ、また話は変わって
くるという事です。
そして更に風が吹いて
水面から光の屈折による
フラッシングが起こったりする。
ですから、本当に様々な要素が
からみ合って、その日の当たり
カラーを生み出しています。
でも、大前提として
水の中にルアーがあって、
そのバックには空のカラーが
あるという事を覚えておこう。
もう一つ大事なのが、
ルアーは単に目立てばいい
というわけでもないという事。
その時その状況において
最も”程よく”アピールしている
カラーのルアーこそが、その時の
メガヒットルアーとなるんです。
これが大切。
昼間の釣りで水が緑色なら
いちばん目立つカラーは
実は黒なんです。
だけど、アピールが強すぎれば
シーバスから見た時にそれは
異物としか映りません。
そういった事でバランスを
取っていくと、やはり
どピンクくらいのアピールが
いい感じなのでは、と思います。
始めにお話したとおり、
非常に難解です。
この解説をヒントにして
いろいろと、あなたなりに
突き詰めていってくださいね。
それがまた、釣りの
面白いところでもありますから。
ルアーのカラーについては
いちばん難解なので、始めのうちは
気にしなくていいと思います。
タックルやルアーのアクション、
通すレンジ、時間帯、潮回り、
明暗部、季節、流れなどの要素を
突き詰めて最後に、といった感じ。
それにルアーカラーは
よほど外していない限りは
案外シーバスのアタリが
拾えます。
ですから、突き詰めるなら
いちばん最後にするのを
オススメします。
なにはともあれ、釣りに行こう!
それでは、また。