WS000401
 

こんにちは、しんです。
 

あなたはシンキングペンシル
聞いた時、どんなものなのか
鮮明に思い浮かぶでしょうか?
 

「分からん、ルアーってなんだ?」

「シンキングペンシルって何?」

と言うなら、あなたはこの記事を
読んでおいた方がいいです。
 
 

今回のお話は、
シンキングペンシルとは
というお話になります。
 

そもそもルアーとは疑似餌、

つまり餌に見せかけた物体で
シーバスフィッシングで言えば
シーバスが食べる小魚などの
姿や動きを真似る模型です。

 
 

そしてそのルアーの種類の中に
シンキングペンシルという
カテゴリがあるんです。

 

今回はそんなシンキング
ペンシルのお話になります。
 
 

ライブ・オブ・シーバス!へ、
ようこそ。

遊びに来て頂いて
ありがとうございます。

ゆっくりしていってくださいね。
 
 
 
 

形状と着水時の状態

形状ですが、基本的には
単なる棒状の物体です。

 

そのため、ペンシルや
ペンシルベイトなどと呼ばれます。
 

確かに、ものによっては
少し離れたところから見ると
ペンシルにしか見えない物も。

下の画像をご覧ください。

WS000410
 

て分かるように、同じく
ルアーの種類の中にあるミノー
などと違って、余計なものは
なに一つ付いていません。
 

棒状の物体にフックが
付いているだけですね。
 
 

このルアーはミノーとは違います。
 

ップというくちばしみたいな
透明の板に水流を受けてそれによる
ダウンフォースで潜行したり、
レンジをキープするものではないです。
 

シンキングと書いてあるように
沈む物体で、沈んでいくルアーに対して
陸地から糸で引っ張ってレンジを
調整するルアーになります。
 
 

つまり、リールの巻き加減だけで
浮きも沈みもしない微妙なところを
捉えてレンジをキープします。
 
 

キャストして着水すると
もちろんゆっくりと沈んでいきます。

 

そして、あなたが狙いたいレンジまで
沈んだら、リールを巻き始めて
レンジをキープするというルアーです。
 

ですから、ミノーのように
ダウンフォースを受けて潜行する
という事はいっさいありません。
 

トリーブによる水中潜行は
まったくしないルアーです。
 

つまりリールを巻けば巻くほど
浮いてくるという事ですね。
 
 
 
 

カバー出来る大体のレンジ

厳密に言えば全層対応のルアーです。

水面からボトムまでをカバー出来ます。
 

ですが基本的には軽いものが
多く、表層をカバーするルアーだと
考えて頂いていいです。
 
 

水深が浅ければ問題ないですが、
深い場所ではボトムまで沈めるのに
ものすごく時間が掛かるので
気の長い人じゃないと無理です。
 

それに流れがあったらボトムまで
沈めるのは、もっと時間が掛かります。
 

言ってもこれは使うシンキング
ペンシルが前方に近い重心か
後方重心かにも寄りますけど。
 

後方重心のものは水中でまっすぐに
立った状態で沈んでいくので
前方に近い重心のものよりも
ボトムへ着くのが速いです。
 
 

数字で言えば、水面から
100センチくらいまでが一般的に
使われるレンジだと思って
頂いて問題ありません。

 
 
 
 

タイプからくる特徴

余計なものが付いていないので
水中抵抗が少なく、リールを巻いても
ほとんど手応えがありません。
 

そのため、ルアーがどんな状態に
あるのかをリトリーブで感じとる
事が慣れるまでは難しいです。

 
 

ですから、水平レンジをキープ
出来るリールの巻き速度をしっかりと
シンキングペンシルごとに覚えて
いないと喰わせるのが難しいです。
 

なぜなら、手応えが無さすぎて
ルアーがどんなふうにどのレンジを
泳いでいるかが分からないから。
 
 

ですがその反面、水中での波動が
極めて小さくナチュラルで、全ての
ルアーの中でも最もスレに強く
シーバスに見切られにくいルアーです。
 

これは言い換えれば、最も
喰わせる能力が高いルアーでも
あるという事ですね。

 

ですから、シーバスの反応が
渋い時や寒くて活性が悪く、
釣りにくい時に
重宝するルアーです。
 
 
 
 

使用パターン

く使われるのはバチパターンと
サヨリパターンですね。
 

バチに関してはバチパターン
専用みたいなものも、かなり
たくさん出ています。
 
 

シンペン=バチルアー
みたいな雰囲気になってる
釣具店もありますが、それは
大きな間違いです。

 

なぜなら、もともとはシンペンは
完全に魚系のベイトを意識して
作られたものだからです。
 

その証拠にオールシーズン
どんな時でも使えます。

 
 

例えば、河川のドリフトでも
シンキングペンシルしか喰わない
時もあります。
 

潮目やストラクチャーなどで
フォールさせたり通過させて
シーバスを誘い出したり。
 

わざと水中に沈めずに水面で
小刻みにアクションさせたして
バイトさせたり。
 

ナブラが立っている時に
連続ジャークで通してみたり。
 

寒くて渋い時期にボトムまで
落としてゆっくり誘ったり。
 

と使い所は千差万別。
 
 

最も凡庸性と実力を兼ね備えた
ルアーになるんです。

 

ですが、下手に使用パターンが
多いために適切に扱うのは
けっこう難しいんです。
 
 
 
 

まとめますと、

ミノーのように上から
ダウンフォースで押さえつけて
レンジをキープするルアーではなく、

沈んでいくものに対して
斜め上に引っ張る事によって
レンジを調整するルアーだという事。

 
 

そして使えば使うほど、
そのシンキングペンシルの動きを
知れば知るほど、あなたにとって
強力な武器になるルアーだという事。

 
 

そのため、シンペンの動きを
あなたの目でしっかりと把握出来る
昼間の釣行が多い事が、このルアーを
使いこなす上で重要だという事です。

 
 
 

とにかく凡庸性の高い動きを
するので、あなたの発想次第で
いろんなベイトに化ける事が
出来ます。
 

ですから、自由に考えて
いろいろなパターンで使って
みてくださいね。
 
 

リトリーブしている手応えが
ないので、慣れるまではかなり
不信感を持つと思いますが、

見えてくればシンキングペンシルが
絶対に必要なルアーである事が
分かって頂けると思います。
 
 

難易度は高いので、まずは
ミノーやバイブレーションで
そこそこの釣果を上げられてから
挑戦されるといいと思います。
 
 
 

一言でいえば、
とにかく自由なルアーです。

 
 
 
 
 

それでは、また。