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シーバス初心者です。
 

もうすでに何度もシーバスを
狙いに行っていますが、
反応すらありません。

自分なりにいろいろと
試行錯誤を重ねて
何度も試してみたんですが、
さっぱりダメです。

そこでしんさんに
アドバイスを頂けないかと思い、
問い合わせさせて頂きました。
 

私のホームフィールドはサーフで
砂地のところもあれば、ゴロタが
入ってるところもあります。

一応、淡水の影響が少しはある、
汽水域でもあります。

もちろん地元では実績のある
フィールドで釣れた情報も
しっかりとあります。
 

基本通り、一秒に一回転くらいの
リトリーブで表層からボトムへと
順にタダ巻きで探っています。

 

使用ルアーは、

アスリートミノーf120
コモモsf125
タイドミノースリム120フライヤー
ブルーオーシャンs90

などの有名どころを持っていて、
サスケもいくつか持っています。
 

どのように攻めれば
シーバスが釣れるのでしょうか?

 

あと、他にも買い足した方がいい
ルアーなどありましたら、
教えて頂けるとありがたいです。

 

よろしくお願い致します。
 
 
 

と、言うのが今回の【Q&A】
 
 
 

私はよく、いろんなところから
いろんな相談や質問を頂きます。
 

よくある質問や
緊急性の高い質問など
当ブログの記事で
お答えしていきます。

 
 

あなたもお気軽に問い合わせて
頂けるとうれしいです。
 
 
 

よろしくお願いします。
 
 
 
 

フィールドのポイントを知ろう

こんにちは、しんです。
 

お問い合わせ、
ありがとうございます。
 

私を頼って頂いて嬉しく思います。
 
 

さて、フィールドの感じとしては
素晴らしいです。
 

おそらくは、相当な実績のある
一級フィールドだと感じます。
 
 

毎日居るとは限りませんが、
高い確率でシーバスに出会える
タイプのフィールドですから、
釣り場は問題ありません。

 

ですが、いくつか気になる点があるので
それらを順番に見ていきましょう。
 
 

じゃ、さっそく。
 
 

シーバスが釣れないのではなく
反応がないという場合、よく有りがち
なのはシーバスの付いている場所を
狙えていないという事。

 

つまり、サーフにおいてシーバスが
どんな所に定位してベイトを補食
するのかが分からないという事です。
 
 

サーフというのは一見なんの
変化もないように見えますが、
実は見えにくいところで多彩な
変化があるフィールドです。
 

確かに河川の流れやブレイク、
港湾部や漁港のストラクチャーや
明暗などに比べると、目に見えて
分かるくらい変化は無いように見える。
 

でもサーフというのは水深が
浅いところが多く、カケアガリに
なっていて凸凹してるので実は
水の流れはかなり複雑
なんです。
 

そして小さな水流変化が多く、
余計なものが無いのでシーバスは
そういった僅かな水流や地形の
変化に、より顕著に付きます。
 

ですから、サーフ以外のフィールドでは
見逃してしまうような僅かな変化でも
しっかりと想像して分析して、そして
攻めていく事が釣果に繋がります。
 
 

例えば、波打つような凸凹の
砂で出来た、ブレイクとも呼べない
ようなショボい段差とか。
 

注意深く観察していないと
見逃してしまうようなショボい
離岸流や反転流とか。
 

波打ち際の水深が変わる場所とか。
 
 

フィールドに立ってよ〜く観察して
みると、波の立ち方が違うポイントが
わりと数多く存在しているんです。
 

そういった場所でシーバスが
どうやってベイトを補食するのか?

どこがベイトを補食しやすいのか?
 

こういう事を考えていろいろと
試してみると、“ポイント”
ハッキリと見えてきます。
 

むしろ、浅いフィールドなんで
馴れてしまえばヘタに港湾部や
漁港などでポイントを絞り込むよりは
遥かに簡単にポイントが分かります。
 

浅ければ変化のあるシーバスが
居そうな場所は全て見えるんで。
 
 
 

そして、シーバスがベイトを補食する
時は必ず補食するのに有利な
複合要素をいくつか合わせて
上手く利用します。

 

天候や波の荒れ具合、流れやブレイク、
上げ潮下げ潮、サンドバーや馬の瀬
などなど、いろんな複合要素が
あるんです。
 

これらをシーバスが水中でどんな
ふうに使うのかをリアルに想像して、

そこからどうやったらシーバスが
バイトして来るのかを考えては
答え合わせの繰り返しです。

 
 

ですから、サーフという場所ほど
1投たりとも適当にキャストしては
いけません。
 

必ずそこにキャストする理由を
持って、ルアーでポイントを通過する
ように投げてくださいね。
 
 

どんなに僅かな波の変化でも
その変化が起こるには
必ず理由があります。

 

僅かな波の変化を見つけたら
その下の水中で何が起きているのかを
常に考えて釣りをしてください。
 
 

サーフシーバスにおいて重要
要素を順番に並べると、上から

・ベイト
・荒れ具合、濁り
・地形変化
・ベイト
・水の中に立ち入らない事
・フィールドの明るさ
・ルアーのレンジ
・ルアーの波動
・あなたのスピリッツ(笑)
・水流変化
・ルアーのトレースコース
・ルアーの大きさ
・ルアーのカラー
・ルアーの飛距離

という感じになります。
 

これらを気にして考えながら
キャストを繰り返せば、早ければ
釣行3回目くらいでハッキリと
シーバスの付くポイントが見えます。
 

頑張ってくださいね。
 
 
 
 

一秒に一回転はあてにならない

ルアーのリトリーブスピードと
いうのは、フィールドやルアーや
昼か夜かなどの状況で
ぜんぜん変わってきます。

 

サーフというフィールドの場合、
波が打ち寄せて水自体があなたから
見て常に前後に動いています。
 

このような状況で一秒に一回転の
リトリーブスピードでは、ルアーも
上手く泳がないし、ラインスラッグが
出てそもそもアタリが取れません。
 
 

さらに、あなたは使っているルアーを
私に教えてくれましたね?
 

それによると、120センチくらいの
ルアーがメインになっています。
 
 

ですが、それが実際に本物の
ベイトだと想像してみてください。

はたして、120センチのベイトが
波に揉まれ放題で一秒に一回転の
スピードで海を泳ぐでしょうか?

 
 

一秒に一回転は漁港や港湾部で
8センチくらいまでのベイトが
ゆったりと泳いでいる時の
スピードです。
 

8センチくらいのベイトでも
流れがあったり、シーバスなどが
近くに居る場合はもっと速いです。
 

そして、昼間であれば
もっと速くリトリーブする
必要があります。
 
 

ですから、ルアーのリトリーブ
スピードはフィールドや流れの状況、
使うルアーのタイプや大きさで
千差万別に変わってくる、

という認識でいてください。
 
 

一秒に一回転というのは、ルアーを
触った事すらない人が穏やかな
水域で夜にルアーをリトリーブする
時の目安的なものです。
 

何度もサーフ釣行をしている
あなたほどのレベルならば
全くあてにはならないし、
気にする必要もありません。

 

そんな目安よりも、あなたが感じる
感性の方がよほど重要で役に立ちます。
 

もっと自由に楽しんで頂いて
大丈夫ですよ。
 
 
 

そして、もうひとつ気になる点が。

あなたの使用ルアーたちです。
 

アスリートミノーf120
コモモsf125
タイドミノースリム120フライヤー
ブルーオーシャンs90
 

んー、なんというか、
どれも弱いです。
 

どちらかと言えば河川や港湾部で
使うようなルアーたちですね。
 

少し動きが弱いです。
 
 

もっと引き抵抗が強くフィールドの
状況を把握しやすいよく動く
ルアーがオススメですね。

 

あなたの場合で言えば言えば、

タイドミノーSLD-F125とか
タイドミノーサーフなどが
オススメです。
 
 

そして、サーフではボトムの
リアクションで喰わせる方法も有効で、
これでしか攻略出来ない
時もあります。
 

ですから、

シリテンバイブ、
アイマのコウメ、
ローリングベイト、

なども持っていると楽しめます。
 
 
 
 

まとめますと、

ホームフィールドとしては
申し分なく、素晴らしいですが、

多くのアングラーに攻められていて
しっかりとポイントを把握した
緻密な釣りをしていかないと
シーバスに出会えないという事。

 
 

そして、リトリーブスピードは
いろんな要素で変わってくるもので、
一秒に一回転という目安は完全に
忘れて頂いていいという事。

 
 

さらに、あなたの持っているルアーは
あまりサーフ向けではなく、引き抵抗の
ある動きのいいルアーたちがあると
役に立つという事ですね。

 
 
 

さて、いかがだったでしょうか?
 

ルアーについてですが、無理に
買いそろえる必要はありません。
 

それよりも今あるルアーたちを
完全に使いこなせるように
明るい時間帯にいろんなリトリーブ
スピードで使い倒してください。

 
 

そうしてルアーをよく知ることで
サーフであっても的確に状況に
合わせてポイントを正確に通して
シーバスにバイトさせる事が出来ます。
 

サーフ向けのルアーとは言えませんが、
必ずしも釣れないというわけでは
ないという感じです。
 
 

そして、細かくサーフを観察して
考える事でサーフシーバスを
存分に楽しんでくださいね。
 

楽しむことがいちばん大事で
最も釣果に結び付く最大のコツです。

 
 
 
 
 

それでは、グッドラック!