こんにちは。
いつも閲覧して参考にさせて
頂いています。
先日は回答ありがとうございました。
しっかりとシーバスフィッシング
楽しめています。
また疑問に思うことが出てきたので
質問させていただきます。
1つは、
リアクションバイトについてです。
主にデイゲーム主体だと言われて
いますが、ここに疑問を感じました。
先日の夜、ミノーでアタリが
なかったので鉄板バイブのフラップが
ついたものを早巻きしたところ、
アタリがあり、自己ベストを
更新出来ました。
また、釣り場で出会った人も、
アタリがないときに鉄板バイブで
80近くのサイズをあげたと聞きました。
このことから、夜の早巻きも
釣果があがることが分かりましたが、
理由が分かりません。
デイゲームとナイトゲームでの
早巻きの違い、アピールなどの
違いがあれば教えていただきたいです。
もうひとつは、ルアーの
飛距離についてです。
現在9.2フィートのロッドを
使用しています。
たらしを長めにとり、だいたい
10時の針に停止させ、そこから
振りぬいています。
何メートル飛んでいるかは分かりませんが、
飛びきってないような気がします。
重いルアーはまだしも、軽いルアーだと
それが顕著にあらわれます。
飛距離が出る投げ方があれば
教えていただきたいです。
また、ペンデュラムキャストを
練習しましたが、うまくいきません。
もし飛距離が出る投げ方が
ペンデュラムキャストの場合のみの時、
ペンデュラムキャストのコツが
あれば教えていただきたいです。
考えてやってもここがなかなか
うまくいきません。
どうか、回答よろしくお願いします。
と、言うのが今回の【Q&A】
私はよく、いろんなところから
いろんな相談や質問を頂きます。
よくある質問や
緊急性の高い質問など
当ブログの記事で
お答えしていきます。
あなたもお気軽に問い合わせて
頂けるとうれしいです。
よろしくお願いします。
リアクションバイトはデイゲーム主体?
こんにちは、しんです。
再びお問い合わせ、
ありがとうございます。
快調にシーバスフィッシングを
楽しんで頂けてるようですね。
嬉しいです。
さて、夜のバイブレーションと
ルアーの飛距離ですね。
どんなに釣れる釣りや優れた
釣技であっても、ほとんどの場合
ごく基本的なものが元になっている
事がけっこう多いです。
そこで、その基本から見て
考えていきましょう。
じゃ、さっそく。
これは、結論からいきましょう。
夜でも場合によってはバイブ
レーションでのはや巻きは有効です。
確かに、夜のシーバスフィッシング
ではゆっくりとルアーを引いて
シーバスが追えるようにしっかりと
見せる事が大切になります。
これは昼間よりも暗くて遠くまで
視界が効かないせいで、シーバスが
ルアーを見失ってしまうから。
ですが、これは裏を返せば
ルアーがよく見えて、なおかつ
追えるのなら問題なく補食できる
という事になります。
ルアーがよく見えるという点では、
あなたが釣りをしていた時にまわりが
月明かりや街灯などで明るかったり、
その時の状況でシーバスから見えやすい
ルアーカラーを使っていたと思われます。
そうでなくても、そのルアーが
よほど目立っていてシーバスが
ロックオン出来る要素を備えていたか。
こういう状態を作り出せれば
ミノーのスローリトリーブであろうと
バイブレーションのはや巻きであろうと
関係なくシーバスをバイトさせられます。
ですが、夜なんでシーバスの視界にも
限界があります。
ですから、このはや巻きにジャークや
激しいリフト&フォールなどを
加えていたら、おそらくシーバスは
ルアーを追えなかったでしょう。
そして、今の時期特有の
現象でもあります。
以前、この時期は潮の動きの大きさの
関係で昼間の方がシーバスの活性が
高いとお話しましたよね?
それによると、全てのの日がそうでは
ありませんが、基本的にこの時期の
夜はシーバスの活性が悪いです。
そこに加えて、実は夏の夕方くらいが
いちばん水温が高く、シーバスも
暑くて酸素が薄いのでダレている。
これは完全に日が暮れてからでも
同じです。
しばらくは水温が高いままなんで。
つまり、やる気のないシーバスが
うろうろしている状態が
出来上がっているんです。
こういう時は普通にルアーを
見せるのではなく、はや巻きや
アクションを使って反射的に
喰わせるのが有効になります。
だけど夜では激しいアクションでは
ルアーを見失ってしまう。
だから動きが読みやすい単調な
はや巻きや、僅かなトゥイッチなどに
反応してくるんです。
そして、実は他にも釣れる要素が
そこにはあったんです。
それは、
シーバスが大きかったという事です。
同じ魚であれば、普通は大きければ
大きいほど遊泳力があって、小さい
魚に比べてワンアクションで移動できる
距離とスピードが大きいです。
そのため、小さいシーバスよりも
はや巻きされているバイブを
簡単に捕まえられます。
さらに魚は基本的に大きくなれば
なるほど眼の網膜が成長とともに
変化して、暗いところが良く見える
ようになるという生態をもっています。
これが、小さな魚が明るい街灯の
下に集まって、大きな魚が明かりの
真下に集まらない最大の理由です。
つまり、大きな魚の方が暗闇での
ルアーの視認能力が高いんです。
ですから、偶然通りすがりで
シーバスが釣れたように思われる
方も中には見えますが、実はこれ以上
ないくらいパターンにどハマリしていた、
というわけですね。
そして、デイゲームとナイトゲームでの
早巻きの違い、アピールなどの違いで
一点あげるとすれば、
ナイトゲームでは、よほど明るいか
ルアーを捕らえやすい状態でない限り
リフト&フォールやジャーク、
ストップ&ゴーなどのバイトしにくい
アクションを使わない事ですね。
さらに、基本的にその時の
状況でシーバスがルアーを捕らえる
事が出来るかどうかを考えて
リアクションを使うという事が大事。
キャスト時の飛距離において大切な事
こちらも基本があります。
ロッドでのキャストで最も大きな
力を生み出すのは、キャスト時に出る
ロッドのしなりで生まれる反発力。
だけど、じゃあ反発力が強ければ
大きな力を産み出せるから、反発力の
強い固くて張りのあるロッドであるほど
飛距離が伸びるかと言ったら
実はそうでもないんです。
大事なのはキャスト時に産まれる
ロッドのしなり。
これが産まれないとそもそも
反発力自体が生まれない。
どんなに強い反発力を持った
ロッドでもしならせられなければ
ただの棒でキャストしているのと
同じですよね?
これは、どういう事かというと
重いルアーを使った時はそのルアーの
重さでロッドを振り抜く時にちゃんと
ロッドが後ろへ反り返っているって事。
このテイクバックしてロッドを
前へと振り始める瞬間にロッドが
ルアーの重みで少し後ろへ反って
曲がっている事が重要なんです。
そして、この状態からスイングが
始まるのが、よく飛ぶアングラーの
投げ方になります。
あなたの場合は重いルアーを使った
時はルアーの重みでこの反り返りが
ロッドを振り始める瞬間に出来るので、
重いルアーはまだマシな感じがするんです。
だけど、軽いルアーを使った場合は
このロッドの反り返りが
当然ですが不十分になります。
その結果、重いルアーと同じ位置で
ラインを離すと軽いルアーは低い起動を
描いて飛んで行くか、下に向かいます。
だから、重いルアーをキャストする
時よりもコンマ何秒だけ、ラインを
離すのが早くなって振り抜きの
ストロークも短くなります。
さらにルアー自体が軽く飛距離も
伸びにくいので、余計に飛ばないし
振りきれていない感が出てきます。
ですから、もしかしたらあなたは
固めのロッドを使っておられるのでは
ないでしょうか?
そうでなければ、よほど軽いルアーか
飛距離が出にくいルアーを使って
いらっしゃると思います。
そして、ロッドの調子でも
ルアーの飛距離が変わってきます。
基本的にレギュラーテーパーの方へ
向かうほどキャストしやすく、
ファーストテーパーに向かうほど
投げづらくトラブルが多いです。
これはレギュラーテーパー寄りの
ロッドのほうが全体的に綺麗に曲がって
キャスト時の抵抗やトラブルを
軽減してくれるからです。
対策法としては、しっかりと
ロッドをしならせる事が大切です。
私のブログの記事の中にも
オーバーハンドキャストを解説した
記事がありますが、
ロッドを後ろへテイクバックして
10時の位置で停止させるまでは
問題ありません。
ですが、そこでルアーを下に
垂らしたままキャストに入っては
あんまり飛距離が望めません。
その方法で満足に飛距離を出せるのは
ロッドを前へ振り始める時に出来る
後ろへのしなりを感じてからフルに
振り抜くという応用が出来る人だけ。
ですから、私のブログの中では
まずオーバーハンドキャストを
完全にマスターして欲しいという
事をお話させて頂いてます。
それは、このキャストが全ての
キャストの基本になるからです。
どういう事かというと、
ルアーのキャスティングというのは
ポイントを見据えてリールのベールを
返した瞬間に始まっています。
この時、まだルアーと竿先は
あなたの前にあるはずです。
ここから先はあなたの指にラインを
通してルアーの重さが伝わっています。
そして、ルアーが放たれるその瞬間まで
ず〜っと人差し指にルアーの重量を
感じながらキャストの行程を進めます。
こうするとロッドをテイクバックして
10時の位置で止めた後に、ルアーが
後ろにながされてロッドが
少しだけ後ろに反ります。
この僅かな反り返りを利用する事で
ロッドの持つ反発力を最大限に
生かす事が出来ます。
と同時にこの僅かな反り返りこそが
ほぼ全てのキャストの基本になります。
これは、オーバーハンドキャストでも
サイドやバックハンドでも、たとえ
ペンデュラムキャストであったとしても
同じです。
ペンデュラムキャストというのは
このロッドの反発力を最大限に引き出す
ためのシナリと振り子の原理で生まれる
遠心力を掛け合わせたキャスト。
でも、先ほどお話させて頂いた基本、
ロッドのしなりを完全に使いこなせれば
ペンデュラムキャストに引けをとらない
くらいのキャストができます。
まず、ロッドとルアーが前にある
状態でリールのベールを返して
人差し指にラインを引っ掛けます。
次はルアーがロッドに当たらないように
ロッドの横を振り子のように
後ろへと通過させます。
そして、あなたの後ろの10時の位置で
ロッドを止めると惰性でルアーが
後ろにぶら〜んと流れていきます。
すると、そのルアーに引っ張られて
ロッドティップが僅かに後ろへ
反り返ります。
この力をしっかりと溜めて、今度は
一気にロッドを前へと振り抜きます。
上手い人がよくやっている
キャスト法ですね。
大事なのはルアーが後ろへ流れた
時に出来る僅かな反発力を
完全に使いこなす事です。
そして、これを使いこなすには
オーバーハンドキャストをマスター
するのが一番の近道になります。
さらに、後ろにルアーを垂らした
状態からキャストするのは
オススメではありません。
キャストという行程はあなたが
ベールを返した、ロッドとルアーが
前にある状態からすでに始まってます。
なお、もしオーバーハンドキャストを
練習するというのならシーバスロッド
以外のどうでもいいロッドがあれば
それを使う事をオススメします。
シーバス専用ロッドはロッドの外側の
硬度が高いものが多く、失敗すると
竿先が折れたりするので。
ちょっと文章では分かりにくい
ですが、しっかりと理解して
頂けたら嬉しいです。
まとめますと、
シーバスがルアーを視認しにくい
夜でも、本質を捉えてリアクションの
種類を選べば状況に応じて
リアクションを使えるという事。
そして、ルアーの飛距離はロッド
ルアーの相性によって変わってくる
もので、ある程度はあなたのキャスト
技術で対応出来るという事。
さらに、どんなものでも
ごく基本的な事が元になっていて
基本から考えたり基本を極めたりすると
いろんな釣技に繋がるという事ですね。
さて、いかがだったでしょうか?
またしても長文になってしまって
内容の把握が難しいと思います。
フィールドで実際にひとつひとつ
試しながら、あなたの引き出しに
していって頂けたら幸いですので
良かったら参考にしてみてくださいね。
それでは、また。