ヤツが来た・・・。
・・・、
もういいですね。(笑)
シーバスを釣りに行きたくて
たまらなくなるほど忙しい日々が
相変わらず続いていますが、
あなたはいかがお過ごしでしょうか?
今日はお彼岸。
朝からお墓参りの準備をして、
妻の先祖のお墓参りに行って来ました。
その後、いろんな場所へ立ち寄って
用事を済ませ家に戻る。
今日は夕飯を早く食べると言っていた。
「数時間あるな・・・、行くか・・・。」
というわけで、休日のわずかな
時間の隙をついてフィールドへ。
実はこれは妻には内緒。
今日はあまり機嫌が良くない
感じだったので。
でも台風後の増水パターンの調査が
したくて仕方がないからね。
抜け駆けしてごめんよ。
けっこう増水していると
思われたので、確実な安全圏を
確保出来る小規模河川を
フィールドに選びました。
さてさて、どうなることやら。
冴えない潮まわりで下流部をたたく
こんにちは、しんです。
今回のフィールドは小規模河川の
河口にほど近い最下流部での釣りの
模様をお届けします。
この日の天候は台風二日後の曇り。
潮まわりは小潮。
干潮=15:18。
満潮=21:05。
水温は23℃。
小潮でも1日で見た時に悪い方の
潮の動き幅が小さい方のタイミング。
「まあ、こっちの方が流される
心配がないからいいか。」
と、無理やりプラス思考へもっていく。
15:00にフィールドに着いて
タイムリミットを設定します。
「・・・、16:00までか・・・。」
またしても1時間の釣行ですね。
ソッコーで準備をして、
ウェーダーでフィールドに入ります。
「けっこうな増水だったんだな。」
少し地形が変わっているような
気がします。
水位は広く浅く、
ほとんどのエリアを歩ける感じ。
河川敷に降りて目ぼしい
ポイントがないか探しながら、
下流へと歩いていきます。
すると、少し深くなっている
エリアに激流が流れ込んでいる
美味しそうなポイントを発見。
そうなんです。
全体的に広く浅いので、
瀬からの落ち込みみたいな
状態になっているんです。
「ここは・・・、
明らかに居るな・・・。」
どう見てもシーバスが付いていそうな
完璧なポイントでした。
ですが、ベイトはこのポイントに
来るまでに数匹のイナッコを
見かけただけです。
肝心のそのポイントには
ベイトの姿は見当たりません。
台風の増水ですべて海へと
流されてしまった感じです。
でも表層にベイトが見えないだけで
水はけっこう濁っているので
見えないだけかもしれません。
そこで、まずは水面直下の
エリア10をチョイス。
激流に向かってアップクロスで
フルキャスト。
「さすがエリ10、飛ばないなぁ。」
このルアーはオープンエリアで
キャストすると、飛距離の頼りなさに
打ちひしがれるんです。
激流なので速い動きでライン
テンションを操作してドリフト。
・・・、
・・・、
反応なし。
今度はクロスストリームで
下流の少し深い方へ流してみる。
・・・、
反応なしです。
「よ〜し、こんな時はスネコンだ。」
まったく同じパターンでキャスト。
・・・、
反応なし。
クロスストリーム。
・・・、
反応なし。
「しょうがないなぁ〜。」
リバードにルアーチェンジ。
まったく同じパターンで探ります。
・・・、
反応なし。
クロスストリーム。
・・・、
反応なし。
「やっぱりベイト、
全部流されたのかなぁ。」
「いや、上流からも流されてくる
はずだし、海からも戻って来るはず。」
でも、何かがおかしい。
なにか、釣りに違和感を
覚えるんです。
「何だろう・・・。」
まさかの落ちアユパターン
・・・、
考える。
「このポイントでこの状況なら
シーバスは必ず居るはず。」
・・・、
「表層や中層にはまったく手応えを
感じる事が出来ない。」
「なぜかは分からないけど、
完全にルアー見切られてるこの感じ。」
・・・、
「台風後の大雨増水パターン・・・。」
・・・、
「ベイトは上流から流されてくる。」
・・・、
「今日はお彼岸・・・、
加えてこの季節・・・。」
・・・、
・・・、
「まさか・・・。」
バイブレーションでルアーを探す。
「これだな。」
アイアンマービー55をチョイス。
アップクロスで対岸のシャローの
激流へとキャスト。
そのままボトムすれすれを転がす
感じで泳がせて、頑張って深い
エリアまで流して落とす。
・・・、
・・・、
ガツッ!!!
深いエリアに落とした瞬間です。
「うおっ!!!」
あわててフッキング。
近くにある激流に乗って
ギューーーッと走る。
ドラグを緩める間もなく
ロッドのバットに引き込みの力を
乗せて、利き腕のさじ加減だけで
ラインブレイクを回避します。
ラインが切れずにドラグが出る。
そして、シーバスが失速した
その瞬間を付いて、追い合わせを入れる。
何度か激流に乗られてラインを
出されましたが、激流から横へ
外すようにしてランディング。
40センチ程のシーバスに出会えました。
「やっぱり居るね。
今日もありがとう!」
リリースしてしっかり見送ります。
写真を撮った時に時間がなかったので
アラームが鳴る前にここで終了。
考えた結果、もしかしたら
落ちアユパターンなんじゃないかと
思ったんです。
台風後の増水、
秋のお彼岸、
表層中層でまったくアタらない。
という事は、
シーバスはイナッコを食べてない、
増水で河川のベイトが流されてくる、
季節的にはそろそろ落ちアユ、
そして落ちアユはほとんどの場合
ボトム付近を流されてきます。
ボトムを流されてくる上に弱っているので、
落ちアユは強い波動を出さない。
つまり、激流でボトムをキープ出来て
波動が弱いルアーが必要だったんです。
これが私がアイアンマービー55を
選んだ理由です。
そしてやはり帰り際に、普段は
水没しているエリアで落ちアユが
横たわっているのを発見できました。
まあ普通はあんな激流時に
釣る事はないので、今回は
イレギュラーなパターン。
そんなに使える方法ではないですね。
まとめますと、
イナッコパターンが多いけど
秋は状況次第でいろんなベイトの
パターンが混ざっています。
そして、シーバスがその時
どんなベイトを偏食しているかを
探しだしていくのが、この時期の
醍醐味なんですね。
さらに、これが正解ということはなく
その時その状況で思うがままに工夫して
日本の四季をたっぷりと感じられる
秋を楽しんで頂きたいなと思います。
さて、いかがだったでしょうか?
シーバスが偏食するベイトを
表現するには、カラーや大きさなどの
見た目の要素も大切です。
でも時と場合、状況によっては
波動やレンジなどをあり得ない
ルアーで合わせる事も出来るので
良かったら参考にしてみてくださいね。
自由な発想で工夫してガッツリと
シーバスフィッシングを
楽しんでいきましょう。
それでは、また。
コピペ用、文字
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アイアンマービー55