前回のお問い合わせはこちら。
こんにちは、お久しぶりです。
早速ですが、質問させていただきます。
今回は河川でのミノーについてです。
主に河川中流から河口で釣りを
していますが、今までのヒットルアーが
シンペンに偏っています。
スイッチヒッター、ニーサン、
フラペンなどを使っていました。
心機一転と思い、ミノー(T.D.ソルト
ペンシル、コスケ110F、サスケ95F、
セットアッパー125S)を購入、
同じフィールドで試しましたが、
釣果が上がりません。
表層から順番に攻めています。
コスケでスレ掛かりならありましたが、
まともに口を使ったアタリは一度も
確認できていません。
フォローにとシンペンを投げると、
アタリに繋がったり、釣れたりします。
フィールドは大河川で、水深は
浅いほうだと思います。
河川ではミノーは動きすぎて違和感を
与えると書いてありましたが、
やはりこのパターンに当てはまって
いるのでしょうか?
また、ミノーとシンペンでは攻める
ポイント、もしくはフィールドは
変えるべきでしょうか?
普段シンペンでアタリのある場所を
ミノーで攻めてるとあまりにも
反応がないので不安です。
この機会にしっかりと経験値を
上げたいので、よろしくお願いします。
と、言うのが今回の【Q&A】
私はよく、いろんなところから
いろんな相談や質問を頂きます。
よくある質問や
緊急性の高い質問など
当ブログの記事で
お答えしていきます。
あなたもお気軽に問い合わせて
頂けるとうれしいです。
よろしくお願いします。
T.D.ソルトペンシル
こんにちは、しんです。
さて、引続き前回の質問に答えていきます。
シーバス 秋の大河川 ミノーで
反応が得られない シンペンばかり
使ってきたのでミノーの経験値を
積みたい 後編
ですね。
じゃ、さっそくいきましょう。
前回お話させて頂いたとおり、
ルアーにはそれぞれに個性特徴が
あって、それらを知って引き出して
あげる事が必要になります。
そこでお手持ちのルアーについて
秋の大河川でどのように使っていけば
いいのか見ていきましょう。
まずはT.D.ソルトペンシル。
これはあなたが慣れ親しんでいる
シンキングペンシルの浮くタイプ。
フローティングペンシルという
種類に属するルアーですね。
使い方はドックウォークさせたり
トゥイッチを使って水面でポッパー
みたいに使ったり、タダ巻きして
きたりといろいろ。
普通のトップウォータープラグと
同じような使い方が一般的です。
では、これを河川のシーバスで
使うと、どんなアプローチになるのか?
シンキングペンシルの使い方と同じで
狙っているピンポイントへ流し込んだり
ドリフトで明暗を攻めたりという
攻め方が出来ます。
ただ完全に水面に浮いてしまうので
リフト&フォールとかジャークは
出来ません。
そして、レンジの操作もムリですね。
水面だけですから。
河川では影が濃い橋の下などに
フローティングの特徴を使って
流し込んで暗部をポッパーのように
引いてくるというやり方、
夜の橋脚に付いているシーバスに
対してドリフトでアプローチに入り、
ピンの手前で小刻みにポップ音を
立てて注意を引いてU字で喰わせる、
などといった釣りが楽しめます。
いずれにしても出番はベイトが
浮いていてシーバスの意識が表層に
向いている時、
又はシーバスが表層のベイトにしか
反応しない時に有向なルアーです。
サスケ95SF
このルアーはほどほどにオール
マイティーに使えるシーバスの
反応もなかなかのルアーです。
ただ、サスケの中でもこの95SFは
かなりスローに巻かないとシーバスの
反応を得られないという特徴が。
そのため、やはり河川の下げ潮時では
使いにくいルアーになっています。
もちろん流れの強さとのバランスで
ハマる時もありますが、どちらかと
言えば上げ潮向きかもしれません。
流れがわりとあるのでルアーが
動き過ぎないようにリトリーブしたい。
でも狙っているポイントでゆっくり
巻きたいと思って、理想の巻き速度に
するとルアーが浮いてしまうみたいな。
このあたりの加減は使っていく
過程で覚えて頂くしかないです。
流れを利用して上手いこと
水面直下を流してみるのも
なかなか面白いです。
コスケ110F
アイマのルアーには表層レンジの
コモモというルアーと、スタンダードな
レンジのサスケというルアーが
あるのはあなたもご存知ですね。
こちらのルアーはそのコモモと
サスケの良いところを取った、2つの
ルアーの中間のレンジを捉えるルアー。
だから名前がコ ス ケになっています。
サスケ95SFとは違って強い流れでも
そこまで暴れず、どちらかと言えば
河川向きのルアーだと思います。
そして、あなたのフィールドは
水深がそれほど深くない大河川。
コスケは飛距離も圧倒的なので
このルアーがあなたのフィールドの
パイロットルアーとして最適です。
ルアーの特徴としてはシャローエリアを
攻略しやすく、水流抵抗の強弱が
掴みやすい飛距離の出るほとんどの
リトリーブスピードに対応するルアー。
水流抵抗を感じやすいので、
明暗も無く変化の無さそうなエリアでも
水中の水流変化を捉えて、シーバスが
付きそうな流れをあなたに教えてくれます。
また、サスケ95SFよりは河川での
ドリフトもしやすいので、シンペンの
ように流し込む事も出来るし、
見つけた流れの変化に別のミノーを
入れる事も出来ます。
ですから、コスケを軸にして
ミノーゲームを組み立てていくのが
オススメになります。
セットアッパー125S
こちらはオールマイティーに使う事を
目的に作られたルアーです。
特徴はレンジが深い事と、リトリーブ
スピードでアクションタイプが
変化するように考えて作られた
ルアーだという事です。
早くルアーを引けばハイアピールの
ウォブリングアクション。
逆にゆっくり引けばロール主体の
おとなしめなアクションになります。
こちらもパイロットルアーに使えると
言えば使えますが、水深が浅い
フィールドでは使い勝手が悪いので
コスケを軸にしていきましょう。
このルアーの使い方としては、
リトリーブスピードによってルアーの
波動が変わるので特定のベイトを
表現するのに使えます。
例えばベイトがコノシロなら
早く巻いてぶりぶり泳がせると
いい感じです。
ベイトがサヨリなら、かなりゆっくり
巻いてロール主体のほとんど動かない
アクションで攻めてみたり。
ベイトがイナッコであれば
少しゆっくり目にドリフトで
ポイントに流し込んでみたり。
という具合に1つのルアーで
いくつかの種類のベイトを表現出来る
優れたルアーに仕上がっています。
ですが、こういったルアーは
どのミノーの泳ぎでどの状況で
特定のベイトを表現出来るかを
知っている経験者が使うルアー。
そのため、初心者に巧妙に的確に
使わせるには案外難しいルアーです。
まあテキトーに使ってても
釣れるルアーですが、使いこなす
事を考えると少し難易度が高いです。
わりと使いこなしやすいのが、コノシロ
パターンと、あとはゆっくり引いて来て
手前の方で早巻きに変える、ピック
アップバイトを狙う釣りですね。
そんなわけで、やっぱりコスケを
軸にして、必要に応じて他のルアーを
投入していくのがオススメです。
まとめますと、
シンペンにも個性や特徴はあるけど
ミノーは個性や特徴の種類が多く、
まずはそれらをある程度知るのが
重要になってくるという事。
そして、そのミノーたちを
適材適所に当てて、その性能を
最大限に引き出していく事で
色んな状況を打破出来るという事。
さらに、これらのルアーの中では
あなたのフィールドならコスケを
メインに使ってミノーゲームを
組み立てるのがオススメという事ですね。
さて、いかがだったでしょうか?
今回、全体的に解説が長くなるので
2回に分けさせて頂きました。
良かったら参考にしてみてくださいね。
なお、シンペンで流れに付いている
シーバスが釣れるポイントをご存知なら
そこにコスケを何度も通して釣れる
流れの抵抗具合を覚えるといいです。
そうすれば、オープンエリアで
キャストしてもシーバスが付いている
流れの変化を探しやすくなります。
そして、そういう分かりにくい
ポイントはアングラーが叩かないので
スレたシーバスが少なくミノーでも
反応しやすいです。
そういうわけで、まずはコスケで
いろいろと水中の様子を探ってみて
頂けると経験値が上がってシーバスを
狙って喰わせられると思います。
最初にコスケを使いこなす事から
始めて頂けるといい感じですね。
それでは、グッドラック!
前編はこちら。
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シーバス 秋の大河川 ミノーで
反応が得られない シンペンばかり
使ってきたのでミノーの経験値を
積みたい 前編 【Q&A】
トシさん、コメント
ありがとうございます。
そうですね。
魚の居る所にルアーを通す事と
そのルアーが魚から見て
どう見えるか、ここを考えて
私はシーバスフィッシングを
楽しんでいます。
応援、ありがとうございます。
こんばんは!
トシです。お久しぶりのコメントです。
今回のお話しを聞いて改めて、ルアーでのシーバスは、無機質の物体を生きたベイトに見せるわけですから実に細かい部分まで探求する必要があるんだなと思いました。応援完了です!