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相談です。
 

少し前の事なのですが
けっこう実績のある漁港へ
シーバスを釣りに行きました。

 

潮は大潮、

干潮付近の13時過ぎくらいから
夜の22時くらいまで、手を替え品を替え
全ての手持ちのルアーを試しました。

ですが、一度もアタリは
ありませんでした。

 

何がいけないんでしょうか?

もしかしたら、下げ潮のほうが
いいのでしょうか?

 

教えて下さい。
お願いします。

 
 
 

と、言うのが今回の【Q&A】
 
 
 

私はよく、いろんなところから
いろんな相談や質問を頂きます。
 

よくある質問や
緊急性の高い質問など
当ブログの記事で
お答えしていきます。

 
 

あなたもお気軽に問い合わせて
頂けるとうれしいです。
 
 
 

よろしくお願いします。
 
 
 
 

潮回りとフィールド

こんにちは、しんです。
 

13~22時ですか?

頑張りましたね。

素晴らしいスピリッツです。
 

何をやってもアタらない、
それはほとんどの方が通る道です。

 

あなただけではないので
大丈夫ですよ。
 
 

では、いきましょう。
 
 

まず、あなたも気にしている
潮回りの話から。
 

上げ潮がいいか、下げ潮が
いいかというのは、あなたが
釣りをするフィールドによって
変わってきます。

 

実は、そのフィールドごとに
”くせ”があるんです。
 
 

例えば、漁港などで言えば
わりとベイトは居るけど、干潮時は
底が丸見えなくらい浅いとか。
 

こういうフィールドは
潮が上げてきて、底が見えなく
なるあたりから、満潮過ぎくらい
までの間にシーバスが入ってきて
アタります。

しかも、岸壁付近の足元が
ポイントになる事が多いです。
 

そして、潮が下げ始めて
しばらく経つと今度はシーバスの
姿が堤防から丸見えになるので
警戒していなくなります。

すると、当然ですが
アタリがなくなります。
 

つまり、上げ潮が釣れる
パターンですね。
 
 

では、次は漁港内に
シャローエリアやベイトの
寄りやすいスロープ、絶妙な
レンジの段差が水中にある時。
 

こういったフィールドでは
シーバスたちはそのシャローなどに
ベイトを追い込んでしまいます。

そして、潮が下げると水位が
下がりますからベイトたちは
どうしてもそのシャローから
深いエリアに出なければいけません。
 

このタイミングでシーバスは
ブレイクラインの深い側の下に
隠れていて、出てきたベイトを
下から捕食します。
 

もっとも簡単に捕食出来る
状況ですね。
 

つまり、下げ潮の方が
釣れるパターンです。
 
 

これらは一つの例ですが、
こういったフィールドの持つ
様々な特徴によって、

そのフィールドが上げ潮が
いいのか、下げ潮がいいのかが
決まってきます。

 

ですから、まずそのフィールドが
どちらがいいのかを把握してください。
 

でもフィールドの状況を見て
総合的にどちらがいいのかを
的確に判断出来るのは上級者
だけです。
 

そのため、まずは上げと下げで
いろいろと釣りまくって
どっちがいいのかを総合的に
判断していく必要があります。

これに関しては、実釣あるのみ
なので頑張ってくださいね。
 
 
 

潮回りに関しても実は
同じことが言えます。

 

例えば先ほどお話した
シャロー、スロープ、ブレイク
の場合だと、時合いが短く
なる事があるんです。
 
 

そう、大潮です。

大潮は潮が大きく動くので
水位の変動差が大きいです。
 

ですが、水位の変動が大きいと
いう事は水位が下がるのが
速いということでもあります。
 

こうなると、当然ブレイクでの
捕食チャンスもあっと言う間
終わってしまいます。
 
 

この時、もしあなたが
使用ルアーを大きくハズしていたら?

 

小さくハズれている場合は
食ってくるので問題はないです。

が、大きくハズレていると
せっかくのチャンスがルアーを
考えたり交換したりしてる間に
終わってしまいます。
 
 

つまり、場合によっては
大潮のほうが釣りが難しくなる
事もあるという事。
 

そして、大事なのは実は
潮回りではなく、潮回りによって
起きる流れとその他の複合要素の
相性なんです。

簡単に言うと、潮回りが
大事なんじゃなく、流れが
大切という事です。
 
 

ですから、その漁港を熟知するまで
いろんなパターンで釣り倒して
みてください。
 
 
 
 

ルアーを使いこなそう

先ほど、ちらっとお話しました。

ルアーを大きくハズして
いると・・・。
 

あなたは手持ちのルアー達が
どんな役割があって、どんな釣りが
得意か、これをしっかりと
把握していますか?

 

フィールドを知る事も大切ですが
こちらもかなりの優先事項です。
 

ルアーには個々に設定された
個性があります。
 

どんな状況でどんなレンジで、
どのくらいの流れで、どのベイトに
対応出来るのかなどなど、
ルアーによって全く違います。
 

まずはこれらを知る事から
始めてみてください。
 
 

手順はこうです。

まずは持っている一つの
ルアーに対して、どんな目的で
作られているのか、どんな
パターンに対応したものなのか?
 

これを人に聞くなり、ネットで
調べるなりして、そのルアーの
コンセプトみたいなものを
把握します。
 
 

次はそのルアーをコンセプト
通りに操れるように、明るい時間
フィールドに出て感触を確かめます。
 

ルアーが見えなくても
水中でイメージ出来るまでに
なるくらい練習してください。
 

でないと、夜はどうせ見えないので
使いこなせません。
 
 

コレをあなたの持っている
ルアーで1つずつ確実に
マスターしていってください。

 

これが出来ていれば
ココ一番のチャンスでルアーを
ハズす確立がグッと下がります。
 
 

逆にコレは爆発的にあなたの
釣れる確立を上げてくれます。
 

ちょっと怖い事を言うと、
おそらくあなたの大潮の釣行でも
何度かチャンスがあったはずなんです。
 

でもそのすべてのタイミングで
もしルアーを大きくハズして
いたとしたら・・・。
 
 

ルアーを使いこなしていれば
これがほぼなくなります。
 

たとえば、明るい時間の
人工的なブレイクライン。
 

コンクリートで造られていて
その先は直角に落ち込んでいる。
 

潮はけっこう濁っていて
ブレイクラインの境目が
薄っすらと確認できる。
 
 

「ブレイクの上は水深50センチ
くらいか。」

 

「潮はちょうど強く下げていて
ブレイク沿いに少しヨレが
出来そうだ。」

 

「天候は晴れ。」

「あのブレイクラインの外に
向かっている流れに乗せて
ゆっくりと深い方へ流してやれば
いい感じだ。」

 

「シンペンだと沈んでしまうか?」

「でも普通のミノーでドリフト
すると、ブレイクの上の段の
ボトムを拾うな。」

 

「だとすればシャローランナー。」
 

「エリア10のナチュラルカラーだ。」
 
 

というふうにルアーを
決めていきます。
 
 
 

適当にローテーションすれば
いいわけではありません。
 

それで釣れたとしても運です。
 

あなたも知っているとおり、
シーバスは狙って釣る魚。
 

あなたの選んだルアーに
シーバスがヒットするまで
ルアーを使いこなす練習を
してください。
 
 

釣れればあなたのルアーに
対する解釈が正しいという事。

 

反対に釣れなければ解釈が
間違っています。

 

これで答え合わせをしながら
ルアーの個性を覚えていって
くださいね。
 
 

そして、もう一つ。

あなたのパイロットルアー
一つ決めてください。
 

これは、一番最初になげる、
あなたのシーバスゲームの
基軸になるルアーのことです。
 
 

例えば、

・レンジは80センチ付近。
・かなり飛距離が出る。
・アクションが良く反応がいい。
・適度な引き抵抗がある。
・あなたが釣れる自信がある。

と言った感じのルアーです。
 

ほぼミノーになりますね。
 
 

このパイロットルアーを使って
水中の情報を正確に読み取って
シーバスゲームを組み立てて
いきます。
 

これをやると、状況が
把握しやすくなって、大きな
間違いをしにくくなります。
 
 

そんなルアーを持っていてら
パイロットルアーに設定して
みてくださいね。
 
 
 
 

まとめますと、

必ず大潮の方が釣りやすいとは
限らないという事。

 

そして、まず何度もフィールドに
通ってその釣り場の特徴や癖を
出来るだけ多く知ること。

 

さらに何より大事なのは
あなたの手持ちのルアーを
的確に使いこなせるように
ある程度の練習は必要だという事。

 

ゆくゆくはパイロットルアーを
たよりに、日によって違う状況を
把握しながらゲームを組み立てて
いくのがシーバスを釣れるように
なる近道です。

 
 

最後にひとつ。

実績のあるフィールドや
メジャーフィールドはあなた以外も
とうぜん釣りに来ます。
 

ですから、基本的には
シーバスはスレていると考えた
ほうがいいと思います。
 

特に漁港などでは
人の気配が無いところで
ポイントとして成立する場所を
攻めるのがキモだったりします。
 

実は人が撃たない、人の気配が
無いというもシーバスが釣れる
複合要素の一つだったりします。

 
 

おいしいところも
さがしてみましょう。(笑)
 
 
 

あなたのスピリッツなら
そう遠くない内に釣れますよ。
 
 
 
 

それでは、グッドラック。