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シーバスを始めて
半年ほど経ちます。

 

今までに一匹だけ釣ったことが
あるんですが、寒くなると
反応がなく全く釣れる気がしません。

冬でもシーバスは釣れると
聞きますが、雪が降りしきる
厳寒期に本当に釣れるんでしょうか?

 

反応がなさすぎて困っています。

どのようなフィールドを
狙ったら良いのでしょうか?

 

よろしくお願いします。
 
 
 

と、言うのが今回の【Q&A】
 
 
 

私はよく、いろんなところから
いろんな相談や質問を頂きます。
 

よくある質問や
緊急性の高い質問など
当ブログの記事で
お答えしていきます。

 
 

あなたもお気軽に問い合わせて
頂けるとうれしいです。
 
 
 

よろしくお願いします。
 
 
 
 

温排水口

こんにちは、しんです。
 

シーバスを釣ったんですね。

素晴らしいです。
 

冬のシーバスですか。

少し難しく感じるかもしれません。
 
 

でも、大丈夫です。

冬のシーバスを知って居場所を
探し出せれば、秋のベイトが混在
している時期よりは釣りやすいです。
 

必要なのは知る事と経験を
積む事です。

 

では、冬に狙うべき主な
場所について解説させてください。
 
 
 

まずは、温排水口です。

これは、あなたの地域に
あるかどうか分かりませんが
一応お話します。
 

これは、鉄工所や発電所などの
施設から出る排水で、わりと
いろんなところにあります。
 

あなたの地域で探してみてください。
 
 

排水の温度にも寄りますが、

基本的な攻め方は排水の
流れ込んでいる下や、その脇。
 

そして、その排水によって
出来ている流れのヨレの境目です。
 
 

そして、反応がない場合は
少し離れてランガンしていきます。

 

この時、そのフィールドの流れが
どの方向を向いているかを
確認して、排水がどのように
どっちへ向かっているかをチェック。
 

それがわかったら、温排水が
向かっているであろう方向へ
釣りながらランガンしていきます。
 

わりと温排水口から離れた
ところにシーバスが溜まっている
事もあります。
 

幅広く探ってみてくださいね。
 
 
 
 

水深のあるテトラ帯

あんまり深いところは
ありませんが、深ければ
深いほどいいですね。
 

テトラポットの際を狙うんですが、
基本中層から下を狙います。
 

ですから、水面に見えている
テトラギリギリを狙う必要は
ないです。
 
 

テトラはほぼ間違いなく
斜めに水中へ入っているので
テトラ際から少し離して
キャストします。
 

そして、少し沈めてから
中層のテトラの際をリトリーブ
してくる感じです。
 

慣れないうちはしっかりと
レンジをキープ出来るルアーで
釣ってください。

でないと、根掛かりします。
 

慣れてきたら、
バイブレーションが
オススメですね。

 
 
 

どのテトラ帯を狙うかは
風の強さや風向き、連続して
吹いている時間に寄ります。
 
 

風の吹き始めとそれから
しばらくは風が当たるテトラ帯を
狙ってください。

いわゆる向かい風になる場所。
 

もちろん、あなたの身が
危険なほど吹いている時は
やめてくださいね。
 
 

そして、けっこう強い風が
数日間吹き続けている場合は
風下になるエリアを狙ってください。
 
 

最後に風速10メートルに近い
風が吹いている時、又は
10メートルをゆうに超えている
時はテトラのフィールドには
立たないでください。

危険な上に釣れません。
 
 

これは詳しく話すと
かなり長くなるので
今回は割愛します。
 

ですが、ザックリと説明すると
風による水中の水温変化と
酸素濃度の関係でこういう
フィールド選びになります。
 

気になるなら風が吹いているのを
想像して、その時水中で何が
起こっているのかをあなたなりに
考えてみてください。
 

酸素濃度と水温が
どう変化するのかを。

 

すると、いろんな事が
見えてくると思います。
 
 
 
 

深場の隣接したシャローエリア

これは、単純に深場の方が
水温が安定しているからです。
 
 

そして、

フィッシュイーターたちは
水深が浅いシャローに多くの
エサがあるという事を
知っています。

 

ですから、いろんな要素が
そろってシーバスの活性が上がると、
深場と浅場の境目付近に集まって
ベイトを捕食します。
 
 

シーバスは寒すぎる場所は
苦手ですが、寒い程度の場所なら
別に普通に居ます。
 

寒いのが苦手ですが、
それよりも実は急激な水温変化の
ほうが苦手なんです。

 

そりゃ、もちろん
適温の方が釣れますけどね。
 
 

ですから、水温が安定している
深場が隣接しているとシーバスが
近くに居る可能性が高いです。
 

これは地磯やゴロタ浜など、
または急に落ち込んでいる
水中地形などがほとんどです。

 
 
 
 

河口

水温が低くなるとベイトの
影が薄くなります。
 

これはおそらく、
あなたも感じているのでは?
 

シーバスの反応がなくなるのと
連動してベイトの姿も見かけなく
なったんじゃないでしょうか?
 
 

では、沿岸からベイトの姿が
消えるこの寒い時期に最もベイトが
居る場所はどこだと思います?
 

・・・、
 
 

もう分かりましたね?
 

そうです。汽水域です。
 
 

汽水域はその海水と淡水が
混ざり合うという特質上、
ベイトのエサになるプランクトン
などが多いんです。

 

そのため、ベイトや小型の
生物などはこの汽水域に居る
事が多いんです。
 
 

さらに、地域によっても
様々な違いがありますが、
この時期河川からはバチや
アミが流れてきます。

 

バチ抜けに関しては
速い地域で1月の下旬から
始まります。
 

アミは残念ながら、
居る時期が長いので
こちらは神出鬼没です。
 
 

そして、これらのエサは
泳ぐのが極めて苦手と言うか
遅いので簡単に捕食できます。
 

深場で産卵を終えたシーバスたちは
げっそりと痩せて疲れています。
 

そのため、効率よく体力を
回復するのにベイトが豊富だと
知っているシャローエリアに
戻ってきます。
 

でも、そこは水温が低く
安定しないエリア。
 

シーバスは寒いのであんまり
動きたくない。
 

そんな状況でバチやアミが
流れて来たらどうでしょうか?
 

私がシーバスなら、
泣いて喜びますね。

まあ、ソレはさておき。
 
 

結論を言うと産卵を終えた
シーバスたちは浅場に戻ってきて
まず最初に河口に集結します。

 

なぜなら、楽して食べれる
ベイトが大量に流れてくるから。
 
 

そして、実は他にも
淡水や低水温へ戻ってくる
理由があるんですが、こちらは
またそのうち。
 

気になるなら”ヒル付き”という
キーワードで調べてみてください。
 
 
 
 

まとめますと、

冬場は温排水口やテトラ、
深場の隣接したシャローエリアや
河口などが狙い目になるという事。

 
 

そして、参考までに
あまり長くベイトを追わないので
スローに誘う釣りが基本になります。
 

ですが、リアクションバイトが
使える日もあります。

テトラ帯がそうですね。
 
 

さらに、シーバスの活性が
上がる、朝夕のマズメ時
狙って釣行するのがオススメ。
 
 

中でも何より大事なのが、
ベイトを探してルアーを打つ
という事です。

 

この動きは冬場は特に顕著です。

ベイトの居ないところに
シーバスはまず居ません。
 
 

迷ったらベイトを探しましょう。
 

闇雲にシーバスを探すよりは
圧倒的に近道です。
 
 
 

場所によっては
今まさに河川のバチ抜け。
 
 

寒いですが気合い入れて
釣りに出かけましょう。
 
 

厳寒期のシーバスフィッシングは
修行だと思って頂ければ
間違いないです。(笑)
 
 
 
 
 

それでは、グッドラック!