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シーバスフッシングにも
その地域、季節によって
パターンというのがあります。
 

これから始めるあなたへ贈る
四季折々のパターン解説後編。
 
 

移り変わる順番とともに
簡単に解説させてください。
 
 
 

よろしくお願いします。
 
 
 
 

イナッコパターン

こんにちは、しんです。
 

さて、今回もパターン解説、
前回の続きのお話になります。
 
 

シーバスという魚は偏食性
強いために、このパターンという
ものが成り立ちます。
 

「食べるものが偏ってくれるなら
楽じゃん。」
と思うかもしれません。
 

ですが、これがまた
なかなか一筋縄ではいきません。
 
 

なぜなら、どのパターンの時期も
だいたい複数のベイトが混在するから。

 
 

つまりその時、
どのベイトを食べているのかを
特定するのが難しいんです。
 
 
 

では、いきましょう。
 
 
 

4~11月はイナッコと呼ばれる
ベイトがパターンに加わります。
 

イナッコとはボラの幼魚の事で
このベイトは他のベイトに比べて
フィールドにいる期間が長いです。
 

そのため、シーバスの主食とか
米みたいなものだとか言われてます。
 

マイクロベイトのハクもボラの
稚魚なのでボラというくくりで言えば
厳寒期以外はこのベイトが
いることになるんですね。
 
 

主食と言われるわけです。
 
 
 

つまり、ボラを表現した
ルアーはシーバスフィッシングを
する上で外せないものになります。

 
 

ルアーにはボラカラーとか言う
ボラによく似た色のルアーが
たくさんあります。
 

もちろんカラーは重要です。
 

ですが、ルアーのカラーと言うのは
あくまで補助的な要素になります。
 
 

この補助的要素が無ければ
釣れないシーバスと言うのは
たくさんいるので凄く重要。
 
 
 
 

でも、シーバスがルアーの表現している
魚種を判断する基準はカラーよりも
実はそのルアーが出す波動なんです。

 

ルアーの出す波動は食材、
カラーは調味料だと考えて頂いて
大丈夫です。
 

このことを頭に置いておいてください。
 
 
 
 

イワシパターン

水温が低い時期は沖の方に
いるんですが、水温が上がってくる
6月になると沿岸部にイワシが接岸します。
 

いろんな魚に追われて砂浜に
イワシが打ち上げられているのを
見かけるのもこの時期ですね。
 
 

6月のあたまくらいに外洋の
サーフなどで見られ、8月くらいには
湾奥などでも見られるようになります。
 
 
 

イナッコやサッパ、アジなどの
パターンにイワシが混ざって
さらにベイトの特定が難しくなります。
 
 

これらのベイトパターンを
ルアーのアクションの種類や
ボディの太さ、大きさ、
カラーを使って表現していくわけです。

 
 
 

イワシパターンの場合は
だいたい目に見えるナブラに
なっている時が多いので
ベイトの特定はしやすいです。
 
 

やりにくいのはイワシがいるのに
イワシを食べていない時。

 

こういう時は体高のある
バイブレーションなどを選んで
ルアーのフラッシングでアジや
サッパなどを表現してやると
釣れることがあります。
 
 
 
 

ハゼパターン

9~11月、まさに今の時期、
イワシの回遊が乏しい地域は
このハゼがメインベイトに
なることが多いです。
 

昔はバイブレーションや
シンキングペンシルを使って
いました。
 
 

ですが、時代の流れが
ローリングベイトという
素晴らしいルアーを作り出しました。
 

まあ、作り出したのは
メーカーや制作に関わった
人ですが・・・。

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ともかく、ハゼパターンに
このローリングベイトが加わって
私もオイシイ思いをさせて
頂いています。
 
 
 
 

落鮎パターン

鮎の遡上が多く、鮎釣りで
有名な河川では落鮎パターンが
成立します。

 

あなたは鮎を食べた事は
ありますか?

美味しい魚です。
 
 

この魚の美味しさ、
どうやらシーバスも分かるらしく
落鮎や稚鮎がいるときは他のベイト
そっちのけでアユを狙うことが
多いです。
 

実はシーバスの大好物なんです。
 

ベイトがアユかもしれないと
思ったら、迷わずこのパターンで
狙ってみましょう。
 
 
 

フィールドは河川です。
 

基本的には稚鮎は流芯部の表層、
又は岸際を遡上していきます。
 

これに潮目やブレイクラインなどの
複合要素を絡めてパターンを
組み立ててください。
 
 
 

落鮎は流れの変化のある場所、

しかも早い流れが遅くなる場所で
シーバスに待ち伏せされています。
 

瀬からの落ち込みや、細い流れが
大きくなるところなどです。
 
 
 
 

サヨリパターン

実はサヨリを食べている時が
あります。

9~12月ですね。
 

このパターンもイナッコ、イワシ、
ハゼ、落鮎、コノシロパターンと
時期がかさなって見分けるのが
難しいパターンです。

 
 

釣れなくてサヨリの可能性が
ある時はやたらと細いミノーや
サヨリカラーのミノーを投げてみましょう。
 
 

クネクネと泳ぐルアーなんかも
いいですね。
 

サヨリは他のベイトと比べて
泳ぎ方に特徴があるので、水中で
出る波動が違います。
 

ですから、にょろにょろなんかを
投げると釣れる事があります。

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コノシロパターン

このパターンは分かりやすいです。

10~2月の寒い時期で
いる時はだいたいコノシロが
跳ねているので分かります。
 

河口部が狙い目ですね。
 
 
 

このパターンは単純に
ルアーのでかさと波動のでかさで
勝負です。
 
 

一番大きいミノーか
ウォブリングアクションの強いルアー、
又はバイブレーションを使って
ひたすらアピール。

 

ルアーの飛距離が必要になる
場合が多いです。
 
 
 

このベイトもランカーサイズ
シーバスが付いている事が
多いパターンですね。
 
 
 
 
 

さて、ざっくりと解説させて
いただきました。
 

参考程度に知っておいて
くださいね。
 
 
 

場所や釣り方も大切ですが
ベイトパターンもまたシーバスを
釣る上で重要な要素になります。

 

パターンからフィールドや
釣り方を読める場合も
けっこうあります。
 

いろんなベイトが重なる
今の時期は特に重要です。
 
 

釣れない時はベイトパターンから
釣りを組み立てていってくださいね。
 
 
 
 

それでは、また。
 
 
 
 
 

各種パターン、前編の記事も
書いています。

下のリンクから飛んで
御覧ください。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
>>>シーバスを始めるあなたへ贈る、
各種パターンの簡単解説。(前編)