WS000303


「シーバスを始めて半年ほどになります。」
 
 

「台船の下にシーバスが付いているのが
見えるんですが、フローティング
ミノーで種類を変えて何度もやって
みたんですが、全く反応しません。」

 

「食べる気が無いんでしょうか?」
 

「どうしたら釣れますか?」
 
 

「よろしくお願いします。」
 
 
 

と、言うのが今回の【Q&A】
 
 
 

私はよく、いろんなところから
いろんな相談や質問を頂きます。
 

よくある質問や
緊急性の高い質問など
当ブログの記事で
お答えしていきます。

 
 

あなたもお気軽に問い合わせて
頂けるとうれしいです。
 
 
 

よろしくお願いします。
 
 
 
 

様子を見てみる

こんにちは、しんです。
 

WS000376

台船シーバスですか。
 

アレは楽しいですね。

すぐに見切られますけど。
 
 

今回の質問はこちら、
 
 

シーバス始めて半年。
 

台船下のシーバス。
 

フローティングをいろいろと
試してみたけど反応なし。
 

釣り方教えて。
 
 

という事です。
 

では、いきましょう。
 
 
 

まずは釣る前に様子を見てみます。
 
 

いったい、船の下で何をしているのか?
 

・何にもしていないのか?

・カニやエビを探しているのか?

・船の脇を通るベイトを狙っているのか?

・ベイトを捕食しているのか?

・ベイトサイズは?

・ベイトの種類は?
 

など、長くても5分くらいで
気配を凝らして観察して
考えてみます。
 
 

なぜ、こんな事をするのか?
 

魚も私もそうですが、
基本的に怠け者で何か理由が
ないと動きません。
(笑)
 
 

そう、シーバスが釣れる時というのは
必ずといっていいほど理由があります。
 

なぜ、そういう行動を取るのかが
分かれば、どうすれば釣れるのかが
簡単に見えてきます。
 
 

もちろん、その考察がたとえ
間違っていたとしても、まったく
問題ありません。
 

「なるほど、だからか。」

「いや、違う。釣れない。」
 

「じゃあ、こうか!」

「いや、そういうわけでもなさそうだ。」
 

「なら、コレはどうだ?」
 

といった具合に自分で
何度もトライ&エラーを
繰り返して経験を積んでいく。

 

これがシーバスフィッシングの
醍醐味で面白いところでもあります。
 
 
 

例えば、

なぜ台船の下に居るのでしょうか?
 

詳細については見ていないので
わかりませんが、おそらくあなたが
台船下のシーバスを発見した時、
潮はスケスケでクリアウォーター
だったのでは?
 

なぜなら、潮が濁っていれば
シーバスは広範囲に動きまわって
台船の下に固まったりしなくても
エサを取ることが簡単だから。

 

つまりその時、台船の下が
簡単にエサを捕れて、身を隠す
事が出来る場所だったから
そこに集まったというわけです。
 
 

岸壁付近や台船はシーバスから
見ればエサを取るのに適した場所かも
しれないですが、それ以前に人間に
遭遇する確率がある場所でもあります。
 

そんな場所にわざわざ日陰目的で
集まるとは考えにくいので、
ベイトが絡んでいると考えるのが
普通です。
 

ということは、ベイトを
食べる気満々で活性がある程度
高い、でも人を警戒している
みたいな心理状態が予想できます。
 

シーバスに心理があるかは
わかりませんが。
 
 

そして、この状況から予想出来るのは
ベイトが表層を泳いでいるという事。
 

そして、その表層を泳ぐベイトを
狙っているという事です。
 
 

ベイトを見つけられればいいですが
多分簡単には見当たりません。
 

この場合、ベイトの群れを
狙っているのではなく、通りすがり
ベイトを狙ってる場合が多いですから。
 

コレは私の経験上なんで
一概には言えませんけどね。
 
 

ですから、あなたが
フローティングミノーを選んだのは
いい作戦だと思います。
 
 

ですが、実は台船下に付いている
シーバスというのは、自分の下を泳ぐ
ベイトに対しても反応します。

 

ですから、フローティングミノー
だけではなく極端な話、全層を
探る必要があるんです。
 
 

では、細かい釣り方を見ていきましょう。
 
 
 
 

同じレンジで攻める

まずはあんまり潜らない
フローティングミノーで
タダ巻きをしてみる。
 

これで釣れる場合はいいのですが、
ほとんどの場合、これでは
反応してきません。
 
 

ではどうするか?

次は早巻きしてみます。
 

するとバイトしてくる事もあります。
 
 

そして、コレでもダメなら
今度は小刻みなトゥイッチを
連続で入れながら誘う時間を長くして
シーバスの注意をひいて意識させます。
 

そうしたら今度は少しだけ深く
潜るタイプのフローティングミノーに
変えて早巻きしてみます。
 
 

こうすると釣れる事があります。
 
 

バイブレーションを表層で泳がせて
リアクションバイトを狙うのも有りです。
 
 
 
 

レンジを変えて攻める

これはもう単純です。
 

まず、トップウォーターから
キャストします。
 

次に水面直下のミノー。
 

そして、普通のフローティングミノー。
 
 

次はシンキングミノー。
 

更にはバイブレーションを
使ってまでして、レンジを順番に
下げていきます。
 
 

ただ、コレは底まで探るのではなく
水面下3メートルくらいまでで
ルアーを変えてレンジを刻んでいきます。
 
 
 
 

縦の動きを加える

と言うとリフト&フォールが
思い浮かぶかもしれませんね。
 

ですが、まずは小型のブレード系
バイブレーション。
 

これを着水音を抑えて台船の
際にキャストしてそのまま
フォールさせてください。
 

これで意外と釣れます。
 
 
 

それでもダメなら
フローティングミノーのレンジで
バイブをリフト&フォール。
 
 

という感じで結構いろんな
攻め方が有効です。
 
 
 
 

まとめますと、

まずは様子を観察して
最初の作戦を決めてください。

 

そしてあとは、思いつく限りの
手段を使って誘っていきます。
 

ココで大事な事は3つ。

・ルアーのカラーに気を付ける。

・基本的には上のレンジから
探るという事。

・スレやすい激しいアクションは
出来るだけ最後の方に試す事。

 

これらに気を付けてくださいね。
 
 

そして、実は日差しの向きにも
注意してください。
 

台船の右側を狙うか、左側を
狙うかで水中に出来る日陰の
広さが変わってきます。
 

極端に言えば、日差しがあたる側と
シェードエリアとでは、使うルアーの
カラーやフラッシングの強さが
変わってきます。

 
 

特に水面に近ければ近いほど
カラーの選定はシビアになります。
 

なぜなら、明るければ明るいほど、
クリアであればクリアであるほど
ルアーカラーの違いが分かりやすいから。

 
 

昼間の台船シーバスでは
ルアーのカラーは非常に重要な
釣れる要素に変わります。

 

通常の釣りではもっと別の
要素
が優先されますが。
 
 
 

以上の事を考えていろいろと
楽しんでみてください。
 
 

大丈夫です。

シーバスは食べる気で
台船の下に集っているんです。
 

あとは釣れる要素を
あなたが合わせてあげるだけです。
 
 

ハイシーズン、終盤。

ガッツリ楽しんで行きましょう。
 
 
 
 

それでは、また。