コノシロパターン考察  フィールド選び、釣り方は?  オススメルアーは?


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地域にもよりますが、10月くらいから
年が明けて2月くらいまで、河川や
河口、港湾部にはコノシロという
シーバスのベイトが姿を見せます。

あなたは平ぺったくって体高のある、

「おいおい、シーバスのベイトにしては
デカ過ぎだろ、コレ?」

みたいな大きな20センチ前後の魚が
ルアーフックに引っ掛かってきた
ことはありませんか?
 

そうです、アレがコノシロ。

ベイトの薄くなる冬場に私たちの
キャストが届く範囲をうろうろする、
シーバスの貴重なベイトです。

基本的に群れで行動していて、
その下にシーバスが付いてコノシロを
補食している時があります。

そしてベイトが大きいせいか、
その群れに付いているシーバスは
大型の個体が多いという
かなり期待出来るベイトパターンです。

シーバスアングラーなら誰もが
一度は遭遇してみたい、
夢のベイトパターンですね。

そんなわけで、今回はそんな
コノシロパターンについて
解説させてください。
 
 

じゃ、さっそく。
 

コノシロパターンフィールド

コノシロによく遭遇するのは
港湾部と河口エリアです。
 

港湾部では目で見てみて、

「ん?、あそこ何かベイトの
群れが居るっぽいな。」

みたいなエリアを見つけたら
コノシロの群れの可能性があります。

水面近くにコノシロの群れが
泳いでいる時のパターンで、
元気に跳ねているコノシロも
たくさん居るので分かるでしょう。
 

ですが、跳ねているコノシロを
目でしっかりと確認するのは
ちょっと厳しい時が多いです。

動きが速く、地味に遠くに
居る事が多いからです。

んな時どうやって確認するのか
というと、ルアーをキャストします。

そしてリトリーブしてくると、
ゴツゴツとコノシロにルアーが
ぶつかってる感が手元に伝わってきます。

群れの中にルアーを通しても
コノシロは逃げないので、群れが
散ってしまう心配は無用です。

又はルアーフックにコノシロが
引っ掛かってくる事がありますね。

こんな時はそのエリアが
コノシロだらけになっているので
ちょっとワクワクしてきます。
 
 

では、河川や河口では?

同じように目で見て探します。

よーく目を凝らしてみると、

「あそこ、何か居るな・・・。」

みたいな水面が見える時が
あるので、そういう時は
かなり怪しいです。

確認するには同じようにルアーを
キャストして確認するか、又は
ベイトの出す音を聞いて判断します。

岸際やワンドなどに居る場合は
耳をすませるとピチャピチャと
ベイトの出す音が聞こえます。

同じように跳ねる魚で
タッパーン、タッパーン、という
派手に長く飛ぶ音はボラなので
お間違いのないように。
 
 

さらに、一般的にコノシロというと
水面に居るようなイメージも
ありますが、実はボトムに群れで
居ることもあります。

コレは寒い時期に河口が絡む
漁港などで良くあるパターン。

いくらコノシロでも、やっぱり
寒過ぎるのは苦手なのか
群れであまり流れがないボトムに
張り付いている事があります。

そしてこれをシーバスが狙っている
時があるので、そういう可能性も
あるという事も頭の片隅に置いておいて
頂けるといい感じです。

レばかりは目で見て探すことも
ベイトがコノシロであることも
確認は出来ないので、実際に
釣ってみるしかありません。

何も居ないし釣れないな〜と思ったら
ボトムを探してみてくださいね。
 
 
 
 

コノシロパターン釣り方

では、釣り方
見ていきましょう。

先ほどの港湾部などで
ベイトらしきものが
目に見えている時。

この時は当然ですがベイトは表層、
又はその少し下のレンジ
を泳いでいます。

そして、同じく先ほどお話したように、
コノシロはルアーに当たっても
逃げないので基本的には表層を
ルアーで引いてくるのがいいです。

始めに上のレンジから入って
少しづつ下げていきます。

水面直下とその下のレンジくらいを
上から順に探っていきます。
 
 

ところがこの攻め方をした時、
当たり前ですがルアーがコノシロに
当たったりフッキングしたりで
シーバスのアタリが取れない事が。

ですから、これでガツンと喰って
来ない時はコノシロの泳いでいる
レンジの下、

つまり、コノシロの群れのすぐ下まで
ルアーのレンジを下げます。

 

そうすると、ルアーがシーバスから
いちばん近くなるので、

ルアーの波動、シルエット、カラーが
大きく間違っていなければ、
結構な確率でバイトしてきます。

これが最も基本的な攻め方になります。
 
 

そして、もうひとつ。

イナッコパターンで良く使われる
方法で、わざとコノシロの群れから
ルアーを外すという攻め方も有効。

群れからルアーが離れてもそのまま
リトリーブし続けてアタリを待ったり、

群れの近くのコノシロがまったく
居ないところを通したり、

わざとコノシロの群れの密度が
薄いところばかりをリトリーブします。

こちらもかなりオススメですね。

況に応じて攻め方をローテーション
して頂けるといい感じです。
 
 

そして、次はコノシロの群れが
ボトムに居る場合。

これは基本的にバイブレーションを
使った釣り
になります。

バイブレーションをボトムまで
落として、そこからフワリと
リフトしてフォールさせます。

ダイレクトにシーバスの居る
レンジを通すので、あんまりスレやすい
バイブレーションはオススメ出来ません。

ですが、その日のシーバスの気分?
にも寄るのでコレだと決めて
かかるのはNGです。

様子を見てローテーション
してみてくださいね。
 
 
 
 

コノシロパターンルアー

オススメは軽めの鉄板バイブ。

レインなんかいいですね。

波動でコノシロに似せる攻め方で
出来るだけ速く巻くのがコツ。
 
 

そして、キックビートの小さい
ほう
もオススメです。

これは遠くのシャローを引けるように
考えられたルアーで、そのうえ一味
違う強波動を出すのでコノシロ
パターンにハマる事が多いです。
 
 

さらに、大きなウォブリング系
ミノー
を使うという攻め方もあります。

これはコノシロの泳ぎが
ウォブリング系だから。

波動とシルエットの大きさで
攻める、よく釣れるパターンです。

ガブリンなんかが
いい仕事をしてくれますね。
 
 

ちょっと一般的なシーバスタックルで
扱うのは無理がありますが、
メガバス コノシラスという
対コノシロバイブもあります。

ただ、こちらスペックが

Length 108.0mm
Weight 33g

と、かなりヘビーでルアー負荷が
40グラムまであるロッドでないと
しんどいルアーです。

ご購入されるのなら、あなたの
ロッドのルアー負荷の数字を
確認してからにしてくださいね。
 

コノシラスは表層パターンと
ボトムパターンの両方イケます。
 
 
 
 

まとめますと、

コノシロパターンでシーバスを
狙うには港湾部や河川、河口で
ベイトを探すのが近道だという事。

 
 

そして、多くの場合はルアーを通す
事でコノシロの存在を確認できるので、
コノシロをイメージしたルアーで
シーバスを探していこうという事。

 
 

さらに、コノシロパターンには
表層パターンとボトムパターンが
あって、それぞれのパターンでハメて
みると面白いという事ですね。

 
 
 

さて、いかがだったでしょうか?
 

以上、コノシロパターンの基本的な
ザックリとした考察でした。

良かったら参考にしてみてくださいね。
 
 

付け加えると

ベイトが移動するマズメ時なんか
特にオススメです。

ーバスが何故そのボリュームも
大きさも似ても似つかない小さな
バイブレーションを喰ってくるのか?

これをその時の状況と照らし合わせ
ながら考えて釣りをすると、
かなり面白く楽しめるでしょう。
 
 
 
 

それでは、グッドラック!