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ソルトルアーフィッシングを
始めたいと思います。

 

メインをシーバスにして、
「釣れるものなら何でも来い」
で行こうと思うのですが、
シーバスフィッシングをしていると
釣れる魚(外道)には
どんな魚が居るのでしょうか?

気になったので教えてください。
 

外道もバンバン
狙っていくつもりです。

 

よろしくお願いします。
 
 
 

というのが、
前回の質問でした。
 

今回はその続きの後編、

”シーバスフィッシングの
外道たち後編”
です。
 

では、いきましょう。
 
 

よろしくお願いします。
 
 
 

河川

このフィールドはボラの他に
以下の魚が釣れます。
 

【マルタウグイ】

こちらは河川の下流域で
釣れる事が多いです。
 

ですが、実は河口でもよく
釣れますし、港湾部でも
たまに釣れます。
 

全長がけっこう大きくなり
最大で50センチくらいに
成長します。
 

その上、しっかりとバイトを
出すしフッキングすれば高確率で
乗るので”釣る”だけで考えれば
楽しい魚です。

 

引きもなかなかの強さで
かなり楽しめます。
 
 

ですが、各地で釣り人に
嫌われていて、まず持ち帰る
人は居ないと言われています。
 

私も持ち帰りません。

臭いし、ヤバいニオイが
するから。
 

見た目は綺麗な白銀の魚
なんですけどね。
 
 
 

【ナマズ】

河川の潮の影響があまりない
辺りから連れ出す、淡水魚です。
 

普段は暗いところに隠れたり
底の方でじっとしていて、夜に
なると行動を始めます。
 

基本、肉食でベイトや小さな
生き物の波動を感知して
襲いかかります。

 

ですが、泳ぎが遅いので
波動が強く動きの遅いルアーで
よく釣れます。
 
 

食べると間違いなく
美味しい魚なんですが、
私は料理法を知りません。
 

食べる前には数週間綺麗な
水で飼う必要があるので
持って帰る人はほとんど
居ないと思います。
 
 
 

【コイ】

こちらもナマズと同じ水域に
いますが、この魚は汽水域にも
入り込みます。
 

河口付近で釣れるのも
よくある事ですね。
 

非常に重量が重く、大型の
魚で淡水の五大魚の一つですね。
 

大きいものは100センチを
超えてしまいます。
 
 

パワーと持久力に優れていて
大きな個体はシーバスタックルで
止めるのは難しいですね。

 

あっという間に走られて
ラインを切られます。
 
 

あんまり持って帰る人は
居ないでしょう。

ナマズと同じく食べる前に
数週間水槽で飼うのが一般的
ですから。
 

オススメ料理法は洗いです。
 
 
 
 

【ブラックバス】

こちらはあなたもご存知ですね。
 

ルアーフィッシングの
好ターゲットです。
 

大手釣具店のルアーコーナーで
半分くらいを占める大変人気の
ターゲット。
 

その釣りはゲーム性が高く
テクニカルで、ルアーフィッシングを
語るならこの釣りを通らないと
始まらないと言うほど。

 

そんなメジャーなターゲット。
 
 

国内ではあまり料理して
食べられる事はありませんが、
美味しい魚らしいです。
 

今回、紹介する魚の中では
外来種の魚で生命力と繁殖力が
強く、日本の漁師さんからは
嫌われていて駆除の対象にも
なっている魚。
 

ブラックバスに罪はないだけに
かわいそうな話です。
 

現在はほとんどの場所で
リリース禁止となっています。
 
 
 
 

サーフ

こちらのサーフというフィールドは
アカエイに加えて以下の魚たちが
釣れます。
 

【マゴチ】

こちらはいわゆる海水版
ナマズみたいな魚です。
 

姿もなんとなくナマズに似ていて
砂泥底の底に住んでいる魚で
アングラーたちにはフラット
フィッシュなどと呼ばれていますね。
 

初夏から秋くらいまでが
私達、陸っぱりアングラーの
ターゲットに入ります。
 

基本的には砂地の底を持つ
広大な地形を狙えば釣れる
確立が高いですね。
 

スプリットショットリグや
ダウンショットリグでの釣りが
面白く良く釣れますが、あえて
ハードルアーで狙ってみるのも
面白い魚です。

 
 

こちらも非常に美味しい魚で
お持ち帰りする人は多いでしょう。
 

オススメ料理は刺し身と
天ぷら、フライです。
 

シーバスを狙いに行って
釣れる事は少ないと思いますが
こんな魚も居るという事を
知っておいてくださいね。
 
 
 
 

【ヒラメ】

先ほどのマゴチと同じく、
アングラーの間でフラット
フィッシュと呼ばれる魚です。
 

あの平ぺったい魚ですね。
 

岩礁帯が隣接した砂地の
フィールドに生息しています。
 

湾奥にはあまり居ません。
 

外洋に近ければ近いほど
釣れる可能性が高い魚です。
 

マゴチと同じくシーバスを
狙っていて釣れることは
ほとんどありません。
 

なぜなら、シーバスとは
狙うフィールドの状況が
まったく正反対だから。

 

シーバスは荒れたサーフを
狙いますが、ヒラメは凪を
狙います。
 
 

言わずと知れた美味しい
高級魚ですね。
 

オススメ料理は刺し身、
天ぷらです。
 
 
 
 

【青物】

サバ、イワシ、アジ、ブリ、
カンパチ、ヒラマサなどの
外洋の沖のほうで良く見かける
回遊性の強い魚ですね。
 

こちらもヒラメと同じく、
外洋に近い方が釣れる確立が
高いです。
 

ですが、これにもう一つ
条件があります。
 

それは急深海岸であるか、
または深場が隣接している
シャローフィールドですね。

 

ベイトを探して常に回遊している
のでシャローエリアや湾奥に
とどまる事はほとんどないです。
 

引きが非常に強力で、フッキング
すると海中をまるで弾丸のように
突っ走っていきます。
 

大きいものは柔らか目の
シーバスタックルで捕るのに
かなりの時間がかかります。
 
 

こちらも美味しい魚たちですね。

外道の中では一番喜ばれる
部類の魚達です。
 

オススメ料理は刺し身、
煮付けなどですね。
 
 
 
 

ゴロタ浜

こちらのフィールドでは
メバル、カサゴ、ボラ、青物の
他にヒラスズキという魚が
釣れます。
 

【ヒラスズキ】

こちらもご存知ですね?
 

シーバスにはいくつか
種類があります。
 

ザックリ分けると
日本で釣れるのはマルスズキ、
大陸スズキ、ヒラスズキの
三種類ですね。
 

この中で大陸スズキだけは
外来種のようですね。
 

そして、マルスズキというのが
私達シーバスアングラーが普段
よくお目にかかるシーバスと
言われる魚です。
 
 

では、ヒラスズキは?

簡単に言うと外洋版のシーバスと
考えて頂ければいいです。
 

基本、磯や岩礁地帯、ゴロタ浜
などの”根”と呼ばれるフィールドに
生息しています。
 

通常のシーバスよりも体高が
高く、泳ぎも強く速いです。
 

こちらのターゲットは
基本的に通常のシーバスの
装備では危険なので専用装備を
揃えないと狙いに行けません。
 

美味しい魚ですが、個体数が
少なく貴重な魚であるために、
シーバスアングラーで持ち帰りされる
方はほとんど居ません。
 

そのため、料理法は私では
分かりません。
 
 
 
 

まとめますと、

以上が、

”シーバスフィッシングで
釣れてくる外道たち”

でした。
 

いかがだったでしょうか?
 

このようにシーバスフィッシングを
していると様々な美しい生き物たちに
出会う事ができます。

 

ワクワクしてきませんか?
 
 

私など、考えただけで夜も
眠れない事が多々あります。(笑)
 

釣りがしたくなるでしょう?
 
 

ですが、ここで一つ
私からのお願いを聞いて
頂けると嬉しいです。

 

ここに挙げた魚たちは
私達人間が生きる事を楽しんで
行くための貴重な水産資源です。

 

ですから、出来れば乱獲
してほしくありません。
 

あなたが持ち帰って、あなたの
家族が食べる分くらいの
持ち帰り量にして欲しいんです。
 

どうか、必要以上に捕らないで
ほしい。
 

特にこの中の根魚と呼ばれる
部類に属する魚。

メバルやカサゴなどですね。
 

この魚達はシーバスに比べて
成長が遅く、シーバスと同じ
大きさに成長するのに5倍くらいの
時間がかかります。

 

産卵数もそんなに多くなく
大量に捕ってしまうと、その先
数年良いサイズが釣れなくなって
しまう魚たちです。
 
 

海中の生態系にも大きな
影響を及ぼしますので、出来る限り
乱獲だけはやめてくださいね。
 

もちろん、これは一個人の
私ごときが偉そうに言える事では
ないので、あくまでも私の
お願いなんですが。

 

自然を大切にしたいという
私の考えに少しでも共感して
頂けたのなら協力して頂けると
嬉しいです。

 
 

さあ、素敵なフィールドと
美しい生命たちがあなたを
待っています。
 

釣りに行こう!
 
 
 
 
 

それでは、グッドラック!