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シーバス初心者です。
 

僕の地元の情報では
ランカーサイズのシーバスから
メーター超えのシーバスが
かかる事が多いらしいです。

そこでシーバスで使う4000番の
スピニングリールに2号の
PEを巻こうか、3号にしようかで
悩んでいます。

 

しんさんなら、どちらの
PEラインを使いますか?

 

ちなみにブラックバスを
やったことがあります。

それではアドバイス、
よろしくお願いします。

 
 
 

と、言うのが今回の【Q&A】
 
 
 

私はよく、いろんなところから
いろんな相談や質問を頂きます。
 

よくある質問や
緊急性の高い質問など
当ブログの記事で
お答えしていきます。

 
 

あなたもお気軽に問い合わせて
頂けるとうれしいです。
 
 
 

よろしくお願いします。
 
 
 
 

シーバスフィッシングにおいて、

こんにちは、しんです。
 

なんて、うらやましい。w
 

ランカーシーバスが地元の
アベレージサイズだなんて。

最高じゃあないですか。
 

い〜な〜。
 

気が向きましたら、
こっそりと私にもその地域を
教えてくださいね。(笑)
 
 
 

まあそれはさておき、
こちら結論からいきましょう。
 

シーバスフィッシングにおいて、
PEライン2号という強度は
余程の事がない限り使いません。
 

ましてや3号となると、
まず使う方はいないと思います。
 
 

どちらもシーバスフィッシングでは
太すぎるラインですね。
 

PE3号というのは、わりと
大きめの青物でもそのまま
抜きあげられるくらいの
強度を持っています。
 

シーバスロッドの適合ラインを
見て頂ければ分かりますが、
かなり大きめのタックルでも
せいぜいPE2号くらいまで。
 

3号までいくと完全な
オーバーパワーで、掛かるものに
よってはロッドが折れてしまいます。
 
 

そして、PE2号でも強すぎます。

PE2号というのは、磯などで
釣り場のすぐ下に根がある場所で
大型のヒラスズキや大きめの
青物を狙うようなラインです。
 

絶対に根に潜られたくないから
ライン強度で強引にパワーファイト
する時のラインの号数です。
 

ですから、一般的には
シーバスフィッシングでは
0.8〜1.5号くらいのPEラインが
使われています。

 
 

ちなみにランカーシーバスを
普通のフィールドで相手にするなら
PE1.2号で十分です。
 
 

PE1号でも、ストラクチャーが
近くにあるとか、根が荒いとかで
なければ普通にファイトして
ランカーシーバスを捕れます。
 

PE1.5号にいたっては、
相当なパワーファイト
出来るようになります。

ランカーを超えるシーバス
なんて余裕です。
 
 
 

それにもうひとつ。

シーバスルアーには軽いものも
多く、メインラインが
太すぎるとルアーの飛距離が
かなり落ちてしまいます。

 

PE2号で強風が吹いている
時なんて、もう最悪。
 
 

あなたのタックルはリールが
4000番だとするとロッドは
10〜13フィートくらい、

あるいは最低でも9.6フィートは
あるはずですから、かなりルアーの
飛距離を出すことが出来ます。
 

だとしたら、その飛距離という
武器を生かすためにも、太すぎる
PEラインはオススメ出来ません。
 

こういった様々な理由から、
私としましてはPEライン1.5号
までをオススメします。
 
 
 
 

フィールドによっても変わる

先ほどチラッとお話しました。

磯などの根が荒い場所では
そういった特殊なライン強度が
必要になる事もあると。
 

ですから、あなたが攻める
フィールドの質でもラインの
号数が変わって来ます。

 
 

例えば、ゴロタ浜やテトラ帯などの
根が荒いフィールド。

 

又はまわりがストラクチャー
だらけのフィールド
だったとしたら、
PE1.5号をリールに巻いておけば
安心して釣りが出来ますね。
 

もしかしたら、楽勝すぎて
物足りないかもしれないですけど。
 
 
 

そしてサーフあった場合。

こちらも1.2〜1.5号
オススメします。
 

一見、根ズレしなさそうですが、
サーフではサーフ特有の”砂ズレ”
という現象が起こります。
 

これは波に海底の砂が巻き上げられて
水中に浮遊した状態のところに
ラインを通す事で砂の粒子にラインが
スレて傷つく現象です。
 
 

PEラインは細い糸を撚り合わせて
作ってあります。

ですから一本一本の繊維はかなり
細く、ごく小さな砂ズレなどで
傷ついて、とても切れやすい。
 

そして、一本・・・、
また一本・・・、

と切れていくうちにライン強度が
極端に弱くなって何かの拍子に
あっさりとラインブレイク。
 

という感じの”砂ズレ”による
ラインブレイクがサーフシーバス
フィッシングでは起こりやすい。
 

なぜなら、サーフシーバスは
基本的に荒れたサーフを狙うから。
 

砂が巻き上げられやすいし、
意図的にそういうタイミングを
狙いますよね?
 

そのため、サーフでは少し
太めの1.2号を使う方が
わりと多いです。
 
 
 

次は港湾部、河口、河川などの
フィールドで釣る場合。

これは1〜1.2号が一般的です。
 

港湾部はストラクチャーだらけの
フィールドでなければ根ズレも
あまり無いです。
 

おまけに水深もあるので
釣り人が高い立ち位置から
余裕の釣りでシーバスを
あしらえます。
 

エラ洗いには注意が必要ですが。
 
 
 

河口、河川は開けている
フィールドが多く流れがあるので、
水流によるラインのたるみを防ぐ
意味でも細いラインがオススメ。

 

ですが、これも状況次第です。

例えば、ボトムが凸凹で砂や
泥がほとんど無いカキ殻フィールド
だったりするなら必要に応じて
メインラインを太くしましょう。
 
 
 
 

まとめますと、

シーバスフィッシングという
目線から見た場合、たとえ4000番の
リールであってもPEライン2〜3号は
太すぎる選択だという事。

 
 

そして、2〜3号のPEを選んだと
いう事はそれなりの理由があると
思うので、シーバスの中でも太めな
1.5号がいいのでは? という事。

 
 

さらにメインラインの号数を
決めるには様々な要素があって、
それらを簡単にお話したので
参考にしてほしいという事です。

 
 
 

さて、いかがだったでしょうか。
 

いろいろとお話しましたが
0.8号の選択はないと思うので
おそらくは1号から1.5号で
決まってくると思います。
 
 

ですが、砂地の河川や河口などで

「俺はスリラーだ!」

と、おっしゃるなら0.8号も
スリリングで楽しめますよ。
 

その場合はロッドがかなり
柔らか目
じゃないと
厳しいですけどね。
 
 
 

それでは、メーター級の
釣果報告をお待ちしてます。
 

頑張ってくださいね。
 
 
 

い〜な〜。
うらやましい〜。
 

私もそのフィールドに
立ってみたい。(笑)
 
 
 
 
 

それでは、グッドラック!