初めまして☆
いつも楽しみに毎日拝見し
勉強させてもらってます☆
私は九州地方でちょこちょこ
釣りしてるものです。
早速質問なんですが、
サラリーマンである私は
釣りは休みか仕事帰りになります。
それで、仕事帰りによく行くのですが、
なかなかシーバスが朝ほど釣れません……
そこで、夕まずめの攻略法を
教えていただきたいんですが……
よろしくお願い致します。
と、言うのが今回の【Q&A】
私はよく、いろんなところから
いろんな相談や質問を頂きます。
よくある質問や
緊急性の高い質問など
当ブログの記事で
お答えしていきます。
あなたもお気軽に問い合わせて
頂けるとうれしいです。
よろしくお願いします。
季節で夕マズメが釣れない理由
こんにちは、しんです。
お問い合わせ、
ありがとうございます!
私のブログをいつもご活用して頂き
ありがとうございます。
うれしいです。
シーバスはぼちぼち
釣っておられるようですね。
しかも、豊かな自然が残る
素晴らしい地域で釣りをされてますね。
シーバスも大きな個体が多いでしょう。
私もいつか、遠征に行ってみたい
地域のひとつです。
さて、朝マズメと夕マズメは
どちらもゴールデンタイムなんですが、
どちらが釣れるか釣りやすいかは
実は季節によって変わってきます。
そして、ガッツリとシーバス
フィッシングを楽しもうというなら、
なぜその違いが生まれるのか?を
しっかりと知っておく必要があります。
ですから、季節ごとにザックリと
その違いを見ていきましょう。
では、さっそく。
今の時期、つまり夏ですが
あなたが実感されているとおり
朝マズメがよく釣れて、夕マズメは
あんまり釣れません。
この理由は実は水温にあります。
簡単にいうと、私たち人間と同じです。
朝はまだマシですが、
夕方はかなり熱いですよね?
私たちの居る空気中は簡単に
気温が変わるので、13時〜15時くらいが
いちばん熱い時間帯だと言われてます。
でも、水の中は空気中ほど
すぐに温度は変わりません。
これは風による水温低下の影響が
出るのが空気中に比べて
遥かに遅いからです。
ですから、水中では夕方までは
直射日光が差し込むために、
実は夕方がいちばん熱い時間帯なんです。
しかも真夏なんで熱くてやる気が
なくなってしまいます。
私たちもそう。
熱いと外に出るのもダルいです。
でもこれって、逆に考えると
直射日光が当たりだす直前の
朝マズメがいちばん涼しいという事。
このマズメ時に潮まわりなどの
要素がかさなって、朝マズメは
お祭り騒ぎになるわけです。
少なくとも、シーバスは。
これが夏が朝マズメの方が釣れる理由。
私たち人間は朝は眠いんで
ダメなんですけどね。(笑)
では、春は?
水の中で考えれば春は朝が寒くて
夕方が過ごしやすい水温になります。
そ・し・て、
ここにバチ抜けという
大きな要素が絡んできます。
バチ抜けとはイソメやゴカイ類が
大潮の満潮時の夕方に一斉に水面へ
浮上して行う産卵行動です。
つまり、シーバスを釣る上で
一二を争う大きな要素でもある
“ベイト”が夕マズメに絡んできます。
だから、春の場合は夕マズメの方が
圧倒的に釣りやすいです。
では、秋は?
朝マズメといえども、春と違って
基本的に水温が高く、春の朝ほど
寒くはなくシーバスからすれば
居心地のいい感じ。
そのため、活性も普通です。
ここに、秋特有のアジやイワシなどの
様々なベイトが絡んでくるので
シーバスはウハウハですね。
夕マズメもやはり夏と同じく
熱いですが、真夏よりはマシなんで
同じく多くの種類のベイトが絡んで
ウハウハな状態になります。
ですから、秋は朝マズメも夕マズメも
どっちも釣りやすいという
事になりますね。
では、冬は?
冬は朝が寒くて夕方も寒いです。
でも、一日の中で最も水温が高いのは
やっぱり夕方で、冬の場合は
夕マズメの方が圧倒的に有利です。
特にこの夕マズメに温排水口が
絡むフィールドは多くのシーバスが
集まってそこだけ釣れるみたいな
状態が出来上がります。
つまり、冬は夕マズメの方が
圧倒的に釣りやすいという事です。
このように、季節ごとのマズメ時には
シーバスが釣れる明確な理由があり、
これを細かく考えていくと
攻略法が見えてきます。
では、次は詳しく見ていきましょう。
夏の夕マズメの攻略法
さて、先ほど今の時期の夕マズメが
釣れない理由は熱いからだと
お話しました。
ですが、この釣れない理由を知って
対策を考える事で、攻略法が
見えてくる事があります。
熱いというのは要するに
水温が高いという事。
では、水温が高いと何故シーバスが
釣れないのか?
・・・、
・・・、
そうですね。
熱くて気分が乗らないのも
あるかもしれませんが、
原因は水中の酸素濃度ですね。
基本、水温が低ければ低いほど
水中の酸素含有量は多く、逆に水温が
高ければ高いほど酸素含有量は
低くなります。
実はシーバスは酸欠に弱い魚で
そういった場所に長く居ると
危険な状態になります。
そのため、酸欠にならない居心地の
いい場所を探して常に移動しています。
ですから大前提として、
なるべく酸素濃度が高い水域を
狙う事が重要になります。
それがどんな場所かと言うと、
具体的には流れがある場所です。
流れの変化、潮目やヨレなどには
酸素が多いです。
そして、全体的には流れが強く出る
傾向が強い下げ潮のタイミングを
夕マズメに合わせて釣行するのが
いい作戦です。
それが選べない時は、風の当たる
側とか、流れが当たる場所を
フィールドに選ぶのがいいでしょう。
特に沖からの潮が当たる岸壁、
岩礁、サーフやワンドなどは
一級ポイントになります。
そして、どこへ行っても基本的に
水温は高く、シーバスも暑いし
息苦しいので活性自体は低めです。
こういう時は向こうからルアーに
バイトしてくる事は少ないので
こちらから仕掛けていくタイプの
釣りが効果的です。
基本戦術としては、夕マズメの
明るい時間帯はバイブレーションなどで
少しレンジを入れて、波動とスピードで
リアクションバイトを誘います。
そして、
「暗くなってきたな。」
と思ったら、水面直下やトップ
ウォーターのルアーに変えて
タダ巻きではなくアクションで
シーバスをバイトさせてみてください。
トップはもともとそういうものですが、
水面直下のルアーの場合はトゥイッチや
ジャーク、ストップ&ゴー、加速減速、
シンキングペンシルならば、
リフト&フォールも使ってシーバスの
リアクションバイトを誘います。
捕捉としてルアーカラーは
夕マズメであれば、
チャートバック
白とオレンジでカラーリングされたもの
が有効になります。
チャートバックは少し暗くなり始めた
くらいからがいいですね。
オレ白は同じく暗くなった時に
フィールドに常夜灯などの灯りが
絡む時がいい感じです。
いずれも完全に暗くなっても使えます。
そして、ゴールド系のカラーも
時々有効な事があります。
ザックリとこんな感じですね。
良かったら参考にしてみてくださいね。
まとめますと、
朝マズメ、夕マズメ自体がシーバスを
釣る上で大きな複合要素ではあるけど
その中でも釣れる、釣れやすいには
必ず理由があるという事。
そして、その理由を知って対策を
考えると渋いなら渋いなりに有効な
攻略法が見えてくるという事。
さらに、夏の夕マズメは基本的に
シーバスの活性が低いので、
ルアーの特性やアクションを使って
リアクションバイトを狙っていくのが
基本戦術になるという事ですね。
さて、いかがだったでしょうか?
九州地方では私の知識がどこまで
通用するか分かりませんが、
良かったら参考にしてみてくださいね。
早番(朝マズメの釣り)の後に
普通勤務、そしてその後に
残業(夕マズメの釣り)なんて
日本の未来を背負って
立つ仕事ぶりです。(笑)
同じアングラーとして尊敬します。
でも、
熱中症と過労?には気をつけて
シーバスフィッシングを
楽しんでくださいね。
それでは、グッドラック!