こんばんは。
シーバスを始めました。
でも全く釣れる気がしません。
そこでしんさんにアドバイスを
お願いしたいです。
先日、明るい時間帯に港湾部へ
釣りに行って来ました。
バイブレーション3種類くらいで
底まで沈めてから巻いてきて
その次は少し沈めてから巻いてくる、
という方法で10メートル置きくらいで
少しづつランガンしていくという
方法で釣りをしてみましたが、
さっぱりです。
よく潮目を狙えと言われますが、
僕にはその潮目というのが
よく分かりませんでした。
僕の目で見た限りではベイトも
居なかったように思います。
僕の攻め方が悪いと思うのですが、
なにかこう基本的な攻め方みたいな
ものが知りたいです。
よろしくお願いします。
と、言うのが今回の【Q&A】
私はよく、いろんなところから
いろんな相談や質問を頂きます。
よくある質問や
緊急性の高い質問など
当ブログの記事で
お答えしていきます。
あなたもお気軽に問い合わせて
頂けるとうれしいです。
よろしくお願いします。
シーバスが居なかった可能性が高い
こんにちは、しんです。
まずはお問い合わせ、
ありがとうございます。
始められたばかりなんですね。
そして、港湾のフィールドを
デイシーバスで狙ったという
感じでしょうか。
バイブレーションでローテーション
しながら探っていったというわけですね。
分かりました。
どうやら、とりあえず釣りに
行ってみたという感じで、少し
基本的な知識が足りないようなので
そのへんも解説させてください。
じゃ、さっそく。
潮目の見方に関してですが、
これは水中の流速差によって起こる
目に見える自然現象です。
そのため、流速の速さによって
やはりクッキリ出る時とぼんやり
出る時とがあって、その程度によっては
見にくくて発見しづらい事があります。
その上、風が強くガンガン風波が
水面に立ってる時も見にくくなります。
ただ、この潮目というのは
実はけっこう良く見えるもの。
目が悪い方でもぜんぜん問題なく
見える、大がかりな現象なんです。
そんなわけで、潮目があなただけに
見えなかったというのは
考えにくという事になります。
具体的にどういうものを言うかというと
例えば海面がさざ波立ってるような
フィールドがありますよね?
こういうところに一部だけ水面が
さざ波立ってない鏡面に近いような、
大きな帯状の模様みたいに
見える水面が現れます。
これはその水面下の水の流速差が
違う事によって起こっていて、
それが目に見える状態になったものが
潮目と呼ばれるものなんです。
つまり、あなたに潮目が分からなかった
という可能性はちょっと考えにくいので
その時は目立った潮目は出ていなかった
と考えた方が良さそうです。
シーバスフィッシングの状況としては
今一つイケてない感じで、その時は
シーバスが居なかった、又は口を使う
状況じゃなかったと言うわけです。
そして、ベイト。
ベイトが見当たらないという時は
表層にベイトがいないか、又はベイトが
散っていて集まっていない時。
もちろん、本当に居ない時もあります。
今回の状況は表層にベイトが見えず
目立った潮目もなかった事から
まとまったベイトは入って来て
いなかったと考えられます。
ですが、表層にベイトが居ない
=その辺にシーバスが居ない
という事にはなりません。
シーバスはエビやカニ、ゴカイなどの
魚系以外のものも補食するので、
シーバスのベイトで考えた場合は
岸壁に住んでいる生物も含まれます。
さらに、港湾部では岸壁沿いを通る
シーバスもけっこう居るので
見た目にぜんぜんベイトっけが
なくても釣れる事があります。
ですから、フィールドにベイトっけが
なくて良くない感じの時は岸壁を
探ってみるのもオススメです。
そして、表層にベイトが居ないだけか
又は表層に反応しないだけで
ボトムの方にはベイトが居る
場合もありますよね?
こういう時はまず中層からバイブ
レーションで一通り探った後、
ボトム付近を探ってみてください。
これがオススメの方法になります。
ただ、今回の場合は潮目が発見
出来なかったという事で、確かに
あまりいい状況ではなかったと
思います。
ですから、総合的にみても
その時は運悪くシーバスたちが
ほとんど居なかったくらいに
考えて頂いて大丈夫です。
基本的な考え方
シーバスフィッシングというか
ルアーフィッシングにおいて、
最も大きな基本的な考え方
というのがいくつかあります。
それらを解説させてください。
まずルアーフィッシングの大前提に
“魚の居るところにルアーを通す”
というのがあります。
シーバスフィッシングで言えば
シーバスが居るところですね。
これは、何故かというとルアーが
エサとは大きく違う点があるから。
何だと思いますか?
・・・、
そう、本物と偽物の違いです。
エサであれば本物なので、
ほかっておけば喰い付きます。
ですが、ルアーというのは偽物。
シーバスの方から寄ってくる事は
ありませんし、動かして本物のように
見せてあげなと喰い付きません。
そして、それが本物のベイトが
通りかからない所に通りかかっても
シーバスは違和感しか感じません。
ですから、最低限ベイトが通るところを
通す、もしくはベイトに紛れ込ませる
必要があると思って頂いていいです。
食べる気があるシーバスはあなたも
ご存知のように、ベイトが居る
ところに集まってきます。
そして、補食しやすいレンジの
ベイトから補食します。
ですから、ベイトが居るフィールドで
釣るだけではなく、シーバスが補食
しているベイトのレンジにルアーの
レンジを合わせる必要も出て来ます。
ここまでやるのは初心者では
難しいですが、そういうイメージで
釣りをして頂けるといい感じ。
そして、これが”魚の居るところに
ルアーを通す”という事で、ルアー
フィッシングの本質でもあります。
次の基本は、
“上から探る”
というものです。
これは、ルアーを動かす動力を
伝えているのがラインだから。
どういう事かというと、
ルアーでシーバスをバイトさせる時には
ほぼ間違いなくラインが出ている
竿先よりもルアーのほうが下にあります。
そのため、ルアーが泳いでいる
層より上の層には必ずラインが
通りかかります。
テンションのかかった水を
かきわけるラインが。
ですから、ルアーよりも上の層で
ラインが通る近くを泳いでいる魚には
そのフィールドで釣りをしている
という事が分かってしまいます。
もちろん、魚は釣りというシステムを
理解していないので、単純に警戒させて
ムダなプレッシャーを与えてしまいます。
例えば、いきなりバイブレーションで
ボトムを引いてきた場合、ボトム
レンジよりも上のすべての層に
ラインが通りかかります。
すると、水中を通すラインの気配を
感じた魚はすべて警戒してしまいます。
ですから、ムダにフィールドを
荒らさないためにもフィールドを
探る時には基本的に上の層から
ルアーを通すのがオススメです。
そして、徐々にレンジを下げて
探っていくのがいい感じですね。
次に基本になるのは、
“手前のポイントから探る”
というものです。
これはなんとなく分かりますよね?
先ほどのルアーのレンジのお話と
ほぼ同じ理由です。
遠くのポイントを先に探った場合、
その手前にあるポイントの上空や
水面にはラインやルアーが通る
という事になります。
水面のベイトに注意を払っている
シーバスの上空をキャストした
猛スピードのルアーが
ぶっ飛んでいきます。
そして、着水してリトリーブを
始めれば今度は上空、又は水面を
ラインがスルスルと通っていきます。
さらに奥のポイントでシーバスが
釣れたら暴れまわるシーバスが
手前のポイントの水中を通ってきます。
これでは、魚に警戒するなと
言ってもムリな話ですよね。
という訳で、フィールドに立ったら
手前のポイントから探っていきましょう。
極端なことを言うと、足下の
岸壁から探るという事になります。
まとめますと、
極端なことを言うと、潮目もベイトも
イマイチな場合は思い切って
フィールド事態を変えてしまうのも
有効な手段だという事。
そして、ルアーフィッシングの
基本的な事はいくつかありますが
大前提として魚の居るところに
ルアーを通す意識を持つという事。
さらに、そんなことより何よりシーバスに
ついて深く知る事でこれらの基本が
押さえられるようになるので、まずは
シーバスを知るのがいいという事ですね。
さて、いかがだったでしょうか?
今回、押さえておくべき基本的な
事をいくつかお話させて頂きました。
ですが、これら基本的な事を
実行するには、シーバスという魚に
ついてもっと深く知って頂く
必要が出て来ます。
そんなわけで、まずはシーバスという
魚がどんな魚なのかを勉強して頂くと、
いろんな事が一気に
分かってくると思います。
その上で、このアドバイスを
良かったら参考にしてみてくださいね。
それでは、グッドラック!