WS000303


こんにちは、お久しぶりです。

早速ですが、質問させていただきます。
今回は河川でのミノーについてです。
 

主に河川中流から河口で釣りを
していますが、今までのヒットルアーが
シンペンに偏っています。

スイッチヒッター、ニーサン、
フラペンなどを使っていました。
 

心機一転と思い、ミノー(T.D.ソルト
ペンシル、コスケ110F、サスケ95F、
セットアッパー125S)を購入、

同じフィールドで試しましたが、
釣果が上がりません。

表層から順番に攻めています。
 

コスケでスレ掛かりならありましたが、
まともに口を使ったアタリは一度も
確認できていません。

フォローにとシンペンを投げると、
アタリに繋がったり、釣れたりします。
 

フィールドは大河川で、水深は
浅いほうだと思います。

河川ではミノーは動きすぎて違和感を
与えると書いてありましたが、
やはりこのパターンに当てはまって
いるのでしょうか?
 

また、ミノーとシンペンでは攻める
ポイント、もしくはフィールドは
変えるべきでしょうか?

普段シンペンでアタリのある場所を
ミノーで攻めてるとあまりにも
反応がないので不安です。
 

この機会にしっかりと経験値を
上げたいので、よろしくお願いします。

 
 
 

と、言うのが今回の【Q&A】
 
 
 

私はよく、いろんなところから
いろんな相談や質問を頂きます。
 

よくある質問や
緊急性の高い質問など
当ブログの記事で
お答えしていきます。

 
 

あなたもお気軽に問い合わせて
頂けるとうれしいです。
 
 
 

よろしくお願いします。
 
 
 
 

これからはシンペンが主体

こんにちは、しんです。
 

お久しぶりです。

またまたお問い合わせ、
ありがとうございます。
 

ミノーを使いだして、かなり
苦戦しておられるようですね。
 

でも、まあ仕方ないですよ。

シンペンは釣れますから。
 

ミノーで探りを入れて、
シンペンで喰わせる。

河川のシーバスフィッシングでは
非常に合理的で有効な手段です。
 

ですが、シンペンで反応のある
ところにミノーを入れてもシンペンで
釣れる魚というのは基本スレてるので
どうしても反応が出にくいです。

 

少し詳しく見ていきましょう。
 
 

じゃ、さっそく。
 
 

結論から言うと、河川の流れの中では
ミノーは動きすぎてシーバスに
違和感を与えるという状況に
当てはまっています。

 

シンペンとミノーで比べたら
やはりどうしてもミノーの方が
波動が強いです。
 
 

シンペンがなぜシーバスに口を
使わせるのに向いているかというと、
本物のベイトが出す波動と水流に
似たものを出すからなんです。

 

ういう事かと言うと、

シンペンというのはルアーを潜らせる
ものが付いていませんよね
 

シンペンはその自重だけで潜行して
シーバスのバイトレンジを捉えます。
 
 

ですが、ミノーはどうでしょうか

ノーはリップというもので水流を
受けて抵抗を生み出し、その抵抗力を
潜行動力に変えてシーバスのバイト
レンジを捉えるルアーです。
 

特にフローティングミノーはそうですね。
 

ですが、シンキングミノーでも
潜行はある程度自重で行っていますが
レンジキープはフローティングと
同じくリップの抵抗でキープしてます。
 
 

これって何が起こっているかというと、
水中で斜め上から水流を受けて
レンジをキープしていて、しかも
それがアクションにも影響してるって事。
 

でも、ここで問題になってくるのが
この水流抵抗から出る
水の波動と水流です。

 

自然界のベイトにこんな波動と水流を
出すベイトが居るでしょうか?
 
 
 

一方シンペンはというと、
レンジキープすらルアーの自重で
行っています。
 

ルアーのレンジに作用するのは
リトリーブスピードや風や流れなど、
水中で変な波動と水流を出さない
ものばかりです。
 
 

どうです?

どちらがシーバスに違和感を
与えにくいと思いますか?

 

・・・、
 

・・・、
 

そうですね。
シンキングペンシルです。
 

こちらの方が本物のベイトに近い
波動と水流をまといます。
 
 

そして、この影響が強く出るか
弱く出るかはシーバスの
スレ具合に比例します。

 

つまり、シーバスの警戒心が
高いほど、活性が低いほど、
シンキングペンシルでなければ
反応を得にくいという事になります。
 
 
 

逆に水温が高く活性が上がっている
時は多少スレていてもバタバタ動く
ミノーに興味を示します。

 

これってルアーが出す波動と水流が
おかしすぎてパニック状態の
ベイトに見えてるんだと思います。
 

シーバスはフィッシュイーターなので
パニクって逃げていくものは
追いかけてしまうし、本物の
ベイトだと思ってしまいます。
 

警察が突然逃げ出した車を怪しんで
追いかけるのに似ていますね。
 

自分を見て突然逃げ出せば、警察は
黒だと思うし、シーバスは本物だと
思うんです。(笑)
 
 

高水温の夏にバイブレーションの
早巻きで釣れるのと似ています。
 

だけど、今はどんどん水温が
下がっていってるのでシンペンで
反応があるポイントにミノーを
入れてもシーバスの反応は鈍いです。

 

そして、シンペンで釣れる魚は
ポイントに定位してベイトを
待ち伏せている場合がほとんど。
 

基本、不意討ちでベイトを食べるので
パニックアクションのルアーは

「気づかれた!」

と思って、ムダな深追いはしません。
 
 

そのため、シンペンで釣れる魚や
ポイントに対してミノーを入れても
バイトしてくる確率は低いです。
 

どうしてもそのポイントでミノーで
反応を得たいなら、シンペンの波動に
近づける必要があります。

 

ミノーの方が波動が強いので
シンペンよりも相当ゆっくり
リトリーブしてポイントに流し込んで
あげれば喰わせられるでしょう。
 
 
 

これからは水温が下がってシーバスの
警戒心も高くなっていくので、
基本的にシンペンの時期になります。
 

では、ミノーはどこで使うのか?
 

あなたも感じているとおり、
ルアーには適材適所があります。

 

シーバスルアーの種類が多いのは
その時々のパターンでベイトの動きの
表現するのに特化した製品を色んな
凄腕たちが作ってきたからです。
 

つまり、ルアーというのは
私達人間ほどに個性的で様々な
面白いヤツらがいっぱい。
 

それらに活躍してもらうには
ルアーたちの個性をある程度
知る必要があります。
 
 

次はそのお話させて頂きますね。
 
 
 
 

まとめますと、

乱暴に言えば夏以外はシンペンに
バイトが偏るといっても
言い過ぎじゃないという事。

 
 

そして、シンペンで釣れるポイントに
ミノーを入れても釣れないのは
よくあるので、不安になる必要は
まったく無いという事。

 
 

さらに、ルアーを知って個性を
発揮させられれば、フィールドを
変えなくてもある程度は
対応出来るという事ですね。

 
 
 

さて、いかがだったでしょうか?
 

今回少しつかみにくい内容だったので
長くなってしまいました。
 

何度も読み返して感じや内容を
把握して頂けるとうれしいです。
 

一度、ここで切りますが
次はあなたのルアーの個性と
フィールドの関係について
お話させてください。
 
 
 
 
 

それでは、また。
 
 
 
 
 
 

後編はこちら。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
シーバス 秋の大河川 ミノーで
反応が得られない シンペンばかり
使ってきたのでミノーの経験値を
積みたい 後編【Q&A】