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さあ、ロッド、ルアー、キャスト編です。

シーバスフィッシングを始める時に
ほぼ必ずと言っていいほど
壁になるライントラブル。

糸がらみの事です。
 
 

コレには非常に様々な原因があり、
ひとつずつ確実に解消して
いかないと快適な釣りが出来ません。

非常に難解なため、主要な原因
絞って解説させてください。
 
 
 

よろしくお願いします。
 
 
 
 
 

ロッドとキャストによるもの

こんにちは、しんです。
 

以前、

初めてのルアーキャスティング、
シーバスキャスト編。

と題しまして、これからシーバスを
始めるあなたがルアーをキャスト
する際の方法について
記事を書かせていただきました。
 
 
 

その時、ロッドの反発力を使って
ルアーを飛ばすと説明しました。
 

この時のロッドのスイング具合、

つまりロッドを前へ振り抜く時に
竿尻を持つ手を手前に鋭く
引き込んで反発力を生み出す
という一連の動作なんですが、

スイング具合、つまりロッドを
振る時の感覚ですね。

 

これは実はあなたが使う
ロッドによって全然変わります。
 
 
 
 

以前、ロッドの調子に関して
記事を書かせて頂いてますが、

”2:8の先調子”とかいうヤツですね。

このロッドの調子や弾性などに
よってキャスト時のロッドさばきの
感じが違ってきます。

 
 
 

この感覚をあなたに覚えて
頂くんですが、使うロッドによって
まったく違うので、やりながら
覚えて頂くしか方法がないんです。

ロッドによって、キャスト時に
絡みやすいものも有りますが、
コレは別にロッドが悪いわけでは
ないんです。

そのロッドによって扱い方が
違うだけの事。

 
 
 

ざっくりと説明すると
キャスト時の各スイングの
スピードで調整してください。

まずはバックスイングの
スピードを変えてみる。

基本的には早過ぎると
絡みやすいです。

 
 

そして前へ振り抜く時の
タイミングと指を離す時の
タイミングを微調整してください。

このとき、ルアーが竿先に
ぶつかってしまう事があり、
竿先が折れてしまう事があるので
徐々にスイングスピードを
上げながら試して下さい。

 
 
 

これらの細かいタイミングが
ライントラブルの原因である事も
ありますが、割合的には低いです。

ライントラブルというものは
いろんな要素が折り重なって
発生している場合が多いです。

いろんな可能性を考えて
改善していってくださいね。
 
 
 

ちなみにバックスイングが
原因の時はバックスイングを
使わなければ上手くいきます。

あらかじめロッドを後ろへ構えて
ルアーをぶら下げた状態から
キャストする方法です。

コレをやってみても変わらない
というのなら他にも原因が
あります。
 
 

そして、バックスイング無しだと
ロッドの反発力を生むために
かなりの瞬発力が必要になるので
キャスト時の疲れがひどくなりますね。

ですから、ロッドに合った
バランスの良いキャスト法は
覚えていく必要があるんです。

コツとしては竿先の方だけ
ではなく、ロッド全体の反発力を
使うように意識してルアーを
キャストする事。
 
 
 
 
 

実はルアーも原因のひとつ

ルアー自体が悪いという事は
ほぼ無いんですが、なかには
飛行が安定しないルアーがあります。

空中で回転したり、失速したり
カーブが掛かったりする
ルアーですね。
 
 
 

キャストに慣れるまでは
まっすぐ気持よく飛んで行く
ルアーで練習したほうが
いいかもしれませんね。
 
 
 

さらに、実はルアーの重量にも
関係しています。

コレも基本として
覚えておいてほしいんですが、

キャスト時のラインの”たらし”
というものがあります。

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この長さを適正に保つ事。

基本的には
重いルアーほど短くして、
軽いルアーほど長く
とったほうがいいですね。

 
 
 

鉄の塊みたいな奴は
5~10センチくらいで。

人差し指にラインを引っ掛けた
状態であまり指に重量を
感じないような軽いルアーは
80~100センチくらいです。

あくまで目安ですが。
 
 
 

そもそも指に重量を感じない
ようなルアーをシーバスタックルで
キャストするべきではないですね。
 
 
 

この”たらし”の感じも
実釣しながら掴んでいって
くださいね。

 
 
 

最後にこの”たらし”と
リーダーについてですが、

私はリーダーの結び目をガイドに
通すタイプ
なんですが、

リーダーの長さを短めにして
バックスイング無しのキャストを
使って、そもそも結び目自体が
キャストの邪魔をしないように
釣りをする方法もあります。

 
 
 

この場合はメインのPEラインを
1号以上にすると安心です。

なぜなら、リーダーをキャストに
干渉させないという事はキャスト時に
最も摩擦力の掛かるトップガイドに
PEラインを引っ掛けるという事。

ここまで私のブログを読んできた
あなたならPEラインの最大の弱点
よく知っているはず。
 
 
 

どちらのパターンで行くにしても
かなり高性能なガイドが必要だと
言う事はわかりますね?

結び目を通せば安いガイドなら
傷が付いて使えなくなる。

通さないならば滑りと熱伝導率に
優れた高いガイドでないと
キャスト時に発生するPEの摩擦と
摩擦熱でラインが切れます。

SiCガイドがおすすめです。
 
 
 

さらに、通さないなら毎キャスト
ごとにリーダーの付け根のPEライン、

キャスト時に圧力が掛かる場所です。

ここに根ズレみたいな
症状
が起きていないか確認した
ほうが得策です。

両方を試してみて
あなたに合ったほう
選んでくださいね。
 
 
 
 
 
 

今回はこのくらいで。

次はラインによるものの
解説をさせてください。
 
 
 
 
 

それでは、また。
 
 
 
 

前回、
糸がらみ、ラインシステム編
記事を書かせて頂きました。

下のリンクから飛んで
御覧くださいね。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
>>>スピニングリールキャスト時の
糸がらみの原因と対策、ラインシステム編。
シーバスを始めるあなたへ。