「最近、河口でルアー釣りをしています。」
「そろそろルアーがまともに飛ぶように
なってきたド素人です。」
「そこではシーバスが
釣れているようです。」
「適当にルアーを買ってきて
投げていますが、底に引っかかって
しまったり、変な方へ飛んでったりと
なんだかよく分かりません。」
「店頭で買う時に種類が多すぎて
なにがなんだか・・・。」
「選び方なども教えてください。」
と、言うのが今回の【Q&A】
私はよく、いろんなところから
いろんな相談や質問を頂きます。
よくある質問や
緊急性の高い質問など
当ブログの記事で
お答えしていきます。
あなたもお気軽に問い合わせて
頂けるとうれしいです。
よろしくお願いします。
河口とは?
こんにちは、しんです。
今回の質問はこちら、
河口でルアーフィッシング。
やっと満足にルアーを
飛ばせるようになってきた。
シーバスが気になる。
適当にルアーを選んで
適当に投げている。
そして、根掛かりする。
種類が多すぎて店頭での
選び方もさっぱり分からない。
と、いう事です。
ではさっそくお答えさせて
ください。
まず、河口というフィールドに
ついて知って頂く必要があります。
河口というフィールドはそれはもう
いろんな特徴を持った釣り場が
たくさんあります。
細かいところを解説しても
意味がないので、とりあえず
大きな違いから。
その一番の違いを分けるのは
底の地質です。
この底の地質はたとえば、
砂であったり、泥であったり、
砂利であったり、岩や岩盤で
あったりします。
そして、基本的にですが
砂や泥である場合は全体的に
浅いフィールドが多いです。
なぜなら、砂やドロなどが
絶えず上流から流されてきて
常に少しづつ、いろんなところに
堆積していくから。
この流れに運ばれてくる
堆積物によって広範囲に浅い
フラットな地形が保たれています。
普通は何も流れて来なければ
水の浸食によって、どんどん底が
削られていくはずですから。
こういった地質のフィールドで
必要なルアーの種類は、
・フローティングミノー
・サスペンドミノー
・シンキングペンシル
・バイブレーション
というタイプのルアーです。
実はルアーにはそのルアーごとに
設定されたタイプがあります。
フローティングミノーは
全てではないですが、だいたい
水面下1メートルくらいまでを
探れます。
キャストして着水した時点では
水面に浮いていて、リールを
巻かないと潜行しません。
ですから、キャスト時にトラブっても
ルアーが沈んでいって根掛かりして
しまうのを防げます。
サスペンドミノーも同じく
浮きも沈みもしないので
ライントラブルによる根掛かりは
しにくいです。
こちらは着水した時点では
少し沈んでそこで止まっています。
そして、リールを巻くと
設定レンジまで潜行して
そのレンジをキープします。
シンキングペンシルは良く沈む
ものが多いです。
ですが、他のルアーに比べて
かなり浮き上がりやすいです。
どういう事かと言うと、
このタイプにはリップと呼ばれる
水の抵抗を上から受ける装置が
付いていません。
そのため、ボディ全体で
水流を受けてルアーアクションを
生み出しています。
上から押さえつけるダウンフォースが
無く、ボディがわざわざ水の抵抗を
受けるように造られているので
引けばすぐに浮き上がります。
どんどん浮いてきますね。
このルアーはルアー自体の重さで
レンジを調整しているんです。
重すぎるものは向いていませんが
軽いシンペンであれば、砂や泥の
河口では必需品です。
バイブレーションはこれらの
ルアーの中で一番重く、神速で
沈んで行きます。
こちらは頭とボディで水流を
受けてアクションしますが、
ほとんど重さでレンジを調節します。
シンペンもそうですが、
この重さでレンジを調整するタイプの
ルアーは自由度が高く、探れるレンジの
幅がかなり広いです。
これら4つのタイプのルアーで
いろいろと揃えて頂ければ
いいんですが、一つ注意点が。
それはあなたがキャストする時の
立ち位置が水面から見て高いか
低いかです。
あなたの立ち位置から水面まで
例えば5メートルとかあって
竿先を水面付近まで近づけられない
のであれば、シンキングミノーを
基準に考えたほうがいいです。
基本、ルアーというのは
自分に近づいて来れば来るほど
浮き上がりやすいです。
なぜなら、上に引っ張られる
力が強くなるから。
フローティングミノーは
高い立ち位置から引くと
そのレンジキープ力や性能を
十分に発揮できません。
これを頭の片隅に置いて置いて下さい。
次は底の地質が岩や岩盤の場合。
この手のフィールドは例えば
すぐ近くが山などで、川の上流部が
近い河川などでよく見られます。
河口に着くまでに石などが削られて
砂になるヒマが無く、そのまま
石ころの状態で河口部まで
流されてきます。
砂や泥と違って流されにくいので
移動して堆積するという状況が
起こりにくいんです。
その上、生成される砂も少ないので
水流に底の地形が削られるほうが
速く、先ほどとは違って深いです。
そして、フラットではなく
起伏に富んだ地形になってる
事が多いですね。
この手のフィールドでは、
先ほどの4つのタイプに加えて、
・シンキングミノー
・重いシンキングペンシル
が必要になります。
シンキングミノーとは、
キャストして着水すると
そのまま沈んでいくタイプの
リップが付いたルアーです。
ざっくりと言えば、
フローティングミノーと同じ
見かけで沈むヤツです。
フローティングミノーよりも
若干深いレンジを探るのが得意です。
基本的にフローティングミノーよりは
重量があり、レンジキープ能力に
優れているので、高い立ち位置からでも
より足元まで同じレンジで引いてこれます。
重いシンキングペンシルは
水深がある場所や流れの速い
フィールドで重宝します。
ルアーを投げる時の飛距離に
優れ、深いレンジを探ることが
出来るようになります。
特に岩や岩盤のフィールドでは
ポイントによっては、かなり強い
流れや複雑な流れを持つフィールドが
あるので、これらの比重の
あるルアーは役に立ちます。
さてさて、
あなたのホームフィールドは
一体どんな場所でしょうか?
いま、お話した内容はあくまで
「一般的にはそうですよ」
というお話です。
実は河口で砂泥底でも
深い場所はいくらでもあります。
河口と呼んでいいのかは
分かりませんが、浜名湖水道などが
それにあたりますね。
まずはあなたのホームフィールドを
じっくりと分析してみてください。
明日はこの記事の続きで
具体的なルアーの選び方と
ルアーフィッシングの基本的な
考え方についてお話していきます。
今日は長くなったので、この辺で。
それでは、また。