シーバス初心者です。
最近、港の常夜灯まわりに結構
大きなシーバスが見えている
フィールドを発見しました。
ですが、まったく
バイトしてきません。
トゥイッチやジャークや
ストップ&ゴー、早巻きを
試しても2~3匹ほどチェイス
してくるだけで、絶対に
バイトしてきません。
なんか、遊ばれてるみたいで
悔しいです。
どうしたらいいですか?
よろしくお願いします。
と、言うのが今回の【Q&A】
私はよく、いろんなところから
いろんな相談や質問を頂きます。
よくある質問や
緊急性の高い質問など
当ブログの記事で
お答えしていきます。
あなたもお気軽に問い合わせて
頂けるとうれしいです。
よろしくお願いします。
ルアーは個性の塊
こんにちは、しんです。
なるほど・・・、
大丈夫です。
よくあるパターンですよ。
大事なところを押さえれば
バイトを引き出せると思います。
あなたはおそらく
シーバスについて相当
勉強されたんでしょう。
相談がほとんど専門用語で
埋まっています。
素晴らしいです。
シーバスの知識を
集めた証拠ですね。
初心者でこれだけの
専門用語を使える方は
あまり見かけないので。
シーバスフィッシングのキモは
シーバスという魚について
深く知ること、これはその通り。
ですが、それと同じくらい
知らなければならない事が
実はあります。
では、さっそく
解説させてください。
シーバスと同じくらい
知らなければならないというか、
知らないと釣果に影響するのが
”ルアーの事”です。
ほとんどの初心者の方が
ここを間違えてしまいます。
どういう事かというと、
シーバスについて、もの凄く
勉強した人が
「よっしゃ、俺はもう釣れるぜ!」
と言って釣り場に行き、
シーバスの居るレンジと
捕食しているベイトを完全に
読みきれたとします。
例えばフィールドは港湾部。
夜の釣りで、シーバスは
水深2~3メートルのレンジで
上の水深1メートルくらいにたくさん
泳いでいるイワシを狙っている。
と言うところまで
特定出来たとします。
ここまでは、シーバスの事を
勉強してフィールドを観察すれば
特定出来る事もあります。
ですが、問題なのはここで
どんなルアーをチョイスするかです。
こういう状況はまわりの
外灯や月明かりなどでフィールド
全体がほんのり明るめの時に
起こる事が多いです。
夜でベイトがいたるところに
居て、シーバスが活気づいて
いますが、同時に明るいために
警戒心も高いです。
こういった状況で間違った
ルアーを選択するとシーバスに
更に警戒心を与える事になります。
場合によってはあなたの周辺から
シーバスが居なくなるか、又は
捕食をやめてしまう事もあります。
さてここで、問題です。
あなたは釣れるルアーを
選択出来ますか?
・・・、
・・・。
そういう事です。
シーバスについて、どんなに
勉強したところでルアーについて
知らなければ、その状況に合った
ルアーを選べないんです。
ですから、まず最低でも
あなたが持っているルアーに
ついて、深く知ってください。
そのルアーの色がどんな
時に有効か?
このルアーの色はまわりの
景色や天候、水の濁り具合、
光の差し込み具合などで変わります。
なぜなら、シーバスは水中の
暗いところから明るいところを
バックにしてルアーを見ている
事が多いからです。
水の屈折率などで大気中で見る
カラーとは全く違って見えていて
それをどんなカラーで表現するか、
そういうところです。
そのルアーのレンジが
どのフィールドを攻める時に
どのくらいのレンジを実際に
泳いで来るのか?
ルアーのレンジはルアーを
買う時にパッケージに書いて
ありますが、あれはあくまで
基準です。
実はフィールドの塩分濃度や
あなたの釣り場の足場の高さなどで
かなり変わってきます。
ですから、昼間にフィールドに
出て実際にキャストして、あなたの
目で見て確かめてください。
そのルアーのアクションが
どんなベイトの時に有効か?
ルアーには個々に設定された
アクションがあります。
例えば、タイトロールは
イワシを表現するのに
かなり効果的です。
こういう事も勉強して
知ってくださいね。
このようにルアーというのは
個性の塊なんです。
これらを知らないと
シーバスの居場所が分かっても、
そこにナイスなルアーを
送り込む事が出来ないんです。
シーバスや状況を観察しよう
そして、もう一つ大事なのが
フィールドの状況とシーバスの
状態を観察する事です。
明るさは?
波の立ち加減は?
ベイトは居るのか?
水の流れは?
風向きは?
シーバスの頭の向きは?
シーバスのレンジは?
シーバスは捕食をしているのか?
などなど、焦る気持ちは
分かりますが、まずはじっくりと
観察してみるのも面白いですよ。
あなたのフィールドの場合で
言うと、まずシーバスが見えている。
という事はレンジはかなり
上のほうですね。
そして、あなたから見えると
いう事は、シーバスからも
もちろんあなたが見えています。
つまり、警戒心は非常に高い。
でもチェイスしてくるから
バイトさせられる可能性は
あります。
ですから、私ならまずは
ベイトやシーバスの頭の向きに
合わせてルアーがフィールドを
通るように立ち位置を変えます。
この時、ルアーの飛距離が
ポイントを通過出来るギリギリまで
遠くに立ち位置を取ります。
なぜなら、シーバスからも
見えているから。
そして、レンジが浅いので
ルアーの基本通り、トップ
ウォーターのルアーかまたは
それに近いルアーを選択します。
さらにベイトの種類が特定出来れば
それに対応出来るアクションも
取り入れます。
特定出来なければ、アピール力が
低いものから順番に試してみます。
そうやってシーバスの反応を
みながら、ルアーや釣り方の
どんな要素にシーバスが反応して
くるのかを観察します。
これらの要素は、カラーであったり、
アクションであったり、レンジ
であったり、ルアーの波動で
あったりします。
これらの要素を観察していると
どのルアーで釣れる可能性が
あるのかが、うまく絞られてきます。
見えてるシーバスは
このくらいやらないと
釣れません。(笑)
まとめますと、
トゥイッチや早巻きなど
あらゆる手を尽くしてもシーバスが
バイトしてこないという事は、
釣り方やルアーチェンジが
いい方向へ向かっていないという事。
と言う事は、
ルアーを使いこなしていない
可能性が高いので、まずは最低でも
あなたの持っているルアーたちに
ついて深く知る必要があるという事。
どのルアーがどんな特性を
持っていて、どんな時によく
使われるのか?
どのレンジをどのくらいの
スピードでキープ出来るのか?
実際にフィールドでどんな
レンジを通るのか?
昼間のフィールドに立ったり、
情報を集めたりして、手持ちの
ルアーたちを使いこなして
あげてください。
今、持ってるルアーが
釣れないから、釣れるで有名な
ルアーを買い漁るというのは
間違った方向へ行くので
気を付けてくださいね。
なぜなら、買ったところで
適切な使い方や使いどころが
分からないから。
昼間にあなたの目で見て
練習して使いこなせるようになった
ルアーたちを武器にもう一度
リベンジしてみるといいと思います。
そしていろいろと観察しながら
答えへと近づいていって、
シーバスをバイトさせましょう。
見えてるシーバスは知能戦です。
さて、いかがだったでしょうか。
今回、かなり厳しい事も
お伝えしました。
なぜなら、私はあなたに
釣って欲しいから。
当り障りのない適当な答えで
済ませるのは簡単ですが、
せっかく私に相談頂いたのに
なんのためにもならない答えでは
相談の意味も無いし、あなたに
とっても時間の無駄になります。
ですから、
もし気分を害されたのなら、
「このやろう!絶対に釣ってやる!」
と、あなたの力に変えて
頂けると嬉しいです。
あなたほど勉強熱心なら
必ず釣れるようになります。
頑張ってくださいね。
それでは、また。