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シーバスをしています。

リーダーについて、しんさんに
アドバイス頂きたいです。

 

私の通うフィールドは立ち位置から
水面まで平均2メートルくらいで
足元にシーバスに突っ込まれそうな
テトラが沈んでいます。

ロッドは9フィート、ラインは
PE1号、現在リーダーはフロロ
カーボン5号を使用しています。

 

このタックルならリーダーの
長さはどのくらいがオススメですか?

また、他にも案があれば
聞かせてください。

 

よろしくお願い致します。
 
 
 

と、言うのが今回の【Q&A】
 
 
 

私はよく、いろんなところから
いろんな相談や質問を頂きます。
 

よくある質問や
緊急性の高い質問など
当ブログの記事で
お答えしていきます。

 
 

あなたもお気軽に問い合わせて
頂けるとうれしいです。
 
 
 

よろしくお願いします。
 
 
 
 

パターン1

こんにちは、しんです。
 

沈みテトラですか。

面白そうなフィールドですね。
 

いろんな魚やベイトが
テトラの中に住んでいそうです。

いいところですね。
 
 

いくつか、パターンを
解説させて頂きます。
 

あなたの参考になれば
うれしいです。
 
 

では、さっそく。
 
 

パターン1、まずはあなたの
パターンからです。
 

ラインがPE1号にリーダーが
フロロカーボンの5号。
 

私も適切な選択だと思います。
 
 

根ズレ対策を考えた少し太めの
フロロカーボンリーダーに
9フィートのロッド。
 

9フィートのロッドがあれば
シーバスがテトラの中に
突っ込むのをけっこうな確立で
回避出来ると思います。
 

PEも1号ですから、ある程度なら
シーバスの動きを力技で
封じ込める事ができます。
 
 

ですから、リーダーの長さは
標準的な1メートルくらいで
いいでしょう。

 

ロッドとラインシステムが
しっかりしたパワーのある
ものに仕上がっているので、
1メートルで十分です。
 
 
 
 

パターン2

次はこちら。

フロロカーボンリーダーの
3.5号で一ヒロくらいの長さを
取るパターンです。

 

レギュラーパターンで
釣りの基本的な考え
基づいたパターンですね。
 

どういう事かというと、

これはラインを作っている
メーカーや商品にも寄りますが、
シーバス用のPE1号の
標準的な強度は16ポンド。
 

そしてこの16ポンドという
強度はフロロカーボンラインで
言えば、4号と同じくらいです。
 

・・・、
 
 

そうです。

PE1号にフロロカーボンリーダー
5号というのはオーバーパワー
なってしまうんです。
 

簡単に言うと、メインラインよりも
リーダーの方が強いという事。
 
 

では、こうなると何が
起こるのか?
 

ラインシステムに強い力が
掛かった時にリーダーは切れずに
メインラインから先に切れます。
 
 

シーバスにかかわらず、
釣りにおいてはリーダーの
強度がメインラインの強度を
超えるのは本来ならNGです。
 

一般的な釣りで言えば、
ハリスが道糸よりも強いという
事を意味します。
 
 

その結果、メインラインの
変なところから高切れして
大量のラインを失う結果になるか、

下手をするとタックルにまで
ダメージがおよびます。
 

運が悪いとロッドが
折れてしまいます。
 
 

さらにラインブレイクすれば
本来なら必要最小限で済むはずの
水中のゴミが高切れしたPEライン分
多く水の中に取り残されます。
 

ですから、自然の中で
釣りを楽しませて頂くという
考えから見ても、出来る限り
ゴミを少なくするために、

私としては、こちらの
パターンを推奨します。
 
 

ですが、これも結局
状況次第です。

リーダーを細くした事によって
あまりにもルアーのロストが
多いとか言う場合には、

リーダーを太くして全体的な
バランスを取っていくべきだと
私も考えています。

 
 

パターン1と比べると、
根ズレ際での攻防戦にあまり
無茶はきかないので、

少し長めの一ヒロくらいの
長さを取るようにします。
 

これでも9フィートの
シーバスロッドなら十分に
シーバスを足元で
あしらえるはずです。
 
 
 
 

パターン3

さて、次は意外にも
根ズレに弱いナイロンを
使うという方法。
 

1メートルから一ヒロくらいの
ナイロンライン3.5号のリーダーを
使うパターンです。

 
 

こちらは伸びるので
シーバスを掛けた時の接近戦で
起こる、あらゆるショックを
軽減してくれます。
 

フロロカーボンに比べて
バラしやラインブレイクが
起こりにくく、接近戦で大胆に
グイグイとシーバスを引っ張れます。
 

だから、そもそも根に
入られにくい。
 
 

さらに伸びるので、

「あっ、根掛かりしたな!」

と思った時にはフロロカーボン
よりもフッキングが甘く、
なんとかルアーを回収出来る
事が多いです。
 
 

ただ、根ズレには弱いので
根に入られてしまった場合は
慎重に対応してくださいね。
 

そして、こちらも状況に応じて
ナイロンラインの号数を変えて、
あなたのフィールドに最適な
パターンを見つけましょう。

 
 
 
 

まとめますと、

あなたの9フィートのロッドに
PEライン1号、フロロカーボン
リーダー5号は私も適切な
設定だと思います。

 

そして、ラインシステムや
タックルに十分なパワーがあるので
リーダーの長さは1メートルほどで
問題ないという事。

 
 

他にもオススメのパターンがあり、
基本的にはメインラインよりも
リーダーが強くなるのは
避けたほうがいいという事。
 

でもそれも状況次第で
あなたのフィールドに合った
バランスでパターンを
決めていくべきだと思います。

 
 

もし良かったら、今回
ここに挙げたパターンも
参考にしてみてくださいね。
 
 
 
 
 

それでは、また。